現役高校生たちに聞いた、中学生にオススメの電子辞書!

こんにちは、文系担当の上村です。

つい先日、フォルテレポート(塾内報)で中学生の英語の学習について電子辞書を使うことをオススメしました。そこで何人かの保護者の方からオススメの機種について質問を受けたので、今回は中学生にオススメの電子辞書について具体的に紹介します。

かく言う私自身は中学校時代は学校指定の紙の辞書を使い、高校時代には電子辞書を使っていました。そして、大学受験後に塾講師のアルバイトをやっている時もこの電子辞書をずっと愛用していました。今の電子辞書ほど収録されているコンテンツは多くなかったですが、それでもかなり重宝しました。

ただ、それも15~20年も前の話。今や時代は令和です。スマホ所持率も中学生で80%以上、高校生でほぼ100%の時代です。そうなると、「そもそも電子辞書は必要なのか?」「スマホ一台あれば十分なのでは?」と思うかもしれません。しかし、以下の3つの理由から学習時にはスマホではなく電子辞書を使うことを私はオススメします。

 

スマホではなく、電子辞書を勧める理由

理由1.授業中にいつでも使うことができるから。

フォルテの授業でもそうですが、基本的に中学校ではスマホは授業中に使えません(ほとんどの中学校で持っていくこと自体を禁止しています)。しかし、電子辞書であれば、授業中に使用することをとがめられることはあまりないでしょう(ここは担当の先生の方針にもよると思いますが)。

 

理由2.スマホを使って必要な知識や例文にたどり着くのはハードルが高いから。

例えば、respect という意味の単語がわからなかったとき、ヤフーやグーグルで以下のように検索するでしょう。

すると、次のような画面になります。

これだけを見ると、respectの意味は「尊敬」という名詞のみだと思ってしまいます。ただし、実際には動詞の「尊敬する、尊重する」という意味もあります。

このように同じスペルでも複数の品詞や意味を持つ英単語の場合、自分が本来調べるべき意味や用法にたどり着けない場合もあります。

同じようにグーグルやヤフーで検索した場合に上位のページに来るWeblioなどの辞典サイトであれば、単純に意味を知るという点では使えると思いますが、それでも載っている例文が中学生・高校生向けでない場合が多いです。

 

理由3.スマホは何かと誘惑がある。

スマホには何より誘惑が多いです!例えば、意味の分からない英単語を調べようとして、スマホを開いたときにインスタやX(旧Twitter)やLINEなどのSNSの新着通知があったら、思わず開いちゃいますよね。そして、そっちに夢中になっているうちに「あれ?そもそもなんでスマホを開いたんだっけ?」となってしまいます。

こうなると、勉強としては非常に効率が悪くなってしまいます。

 

卒業生(現役高校生)に実態を調査

今回、フォルテの卒業生である現役高校生たち(約20名)に自身や周りの生徒の電子辞書の使用状況を聞いてみました。

すると、偏差値が高い高校ほど電子辞書を使っている子が多く、偏差値が低い高校ほどスマホで済ませている子が多いということが傾向としてはっきりわかりました(当然と言えば当然?)。

また、同じスマホを使うでも、偏差値が高い高校の子ほど、有料のアプリを使っていました。確かに無料のアプリだと、質に問題があったり、使用するたびに広告が出てきてストレスが溜まるものが多いです。

他にもアプリではなく、Google翻訳を使っているという子も多くいるようです。Google翻訳自体は確かに便利ですが、訳し方がイマイチなことも多いです。

そのイマイチな訳し方に対して、「ん?」という違和感を持てるようなリテラシーのある人ならば、ある程度使いこなせるのかもしれませんが、そうでない場合はあまりオススメはできません(文の大意をつかむこと自体は出来ますが)。

 

オススメの電子辞書

ということで本題です。中学生にオススメの電子辞書を紹介します。まずメーカーによっては「中学生モデル」「高校生モデル」などのカテゴリーで販売していますが、先を見据えて中学生の時点であえて高校生モデルを買うというのが良いと思います。その場合、収録されているコンテンツ自体がとても多く、その分中学生のうちは使わないコンテンツも多くあるので、どれを使うかの取捨選択を早い段階で行うのが良いでしょう。

また、中学生モデルと高校生モデルの大きな違いについてですが、高校モデルには高校で実際に使用されているような各教科の参考書や用語集が多く収録されています。そして、その分価格も高くなります。

ちなみに、一部の電子辞書では必要に応じてコンテンツをダウンロードして加えれば収録内容(辞書種類など)を増やせて、中学生で使っていた電子辞書本体を買い替えることなく大学受験まで使い続けることができるというタイプもあるようです

そして、実際にフォルテの卒業生たちに話を聞いたところ、名前が挙がった電子辞書は主に2つでした。

 

オススメの電子辞書1.EX-word

1つ目は、カシオ(CASIO)のEX-word(エクスワード)というシリーズです。こちらはメーカーの公式ホームページや店頭のポップによると、「最も売れている電子辞書」のようです。

このシリーズ、小学生向けのものから一般向けのものまで様々な型があります。また、最新機種に関してはかなり高額(高校生モデルで定価50,000円前後)ですが、正直少し型が古いもの(数年前のもの)でも使用する上で全く問題ないと思います。

ですので、今回は中学生モデル・高校生モデルの型落ち(?)の販売ページのリンク(アマゾン)を参考に貼っておきます。

価格帯としては、2020年の中学生モデルが大体22,000円~26,000円、2022年モデルの高校生モデルが30,000円~35,000円くらいで買えるようです。また、辞書関連や英検関連のコンテンツに加えて、高校生モデルには英文法参考書のVintage(ヴィンテージ)やEvergreen(エバーグリーン)などが収録されていて、これらは多くの進学校で使われている参考書なのでかなり良いコンテンツです。電子辞書としてEX-wordを買う場合、数千円多く出して高校内容までカバーできるのであれば、高校生モデルを買う方が良いかもしれません。

「中学生モデル」EX-wordの販売ページ(コチラをクリック)

「高校生モデル」EX-wordの販売ぺージ(コチラをクリック)

特にオススメのモデル「XD-SX4900」(コチラをクリック)

ちなみに、このEX-wordのアプリ版ともいえる、カシオが提供している学習アプリ「Class Pad.net」というものがあり、フォルテの卒業生が通う高校(公立トップ校)では学校としてこれに入っていて、生徒たちが利用しているようです。これはこれで良質なアプリだと思います。

 

オススメの電子辞書2.Brain

2つ目は、シャープ(SHARP)のBrain(ブレイン)というというシリーズです。こちらは先のEX-wordに比べると、比較的安価です。また画面を回転させて縦型にして使えるモデルも多いのが特徴です。価格帯としては、2019年モデルは大体15,000円~20,000円くらいで買えるようです。こちらはEX-wordに比べて、辞書関連や英検関連のコンテンツについても大差ないと思いますが、一部のモデルは高校の参考書の面で多少見劣りはするかもしれません(先の紹介したヴィンテージやエバーグリーンが収録されているモデルもあるので要確認です!)。ただ、その参考書内容を電子辞書に求めないのであれば、全く問題はありません。

「中学生モデル」Brain販売ページ(コチラをクリック)

「高校生モデル」Brainの販売ページ(コチラをクリック)

特におすすめのモデル「PW-H1」(コチラをクリック)

 

これらの2シリーズに関しては、高校生モデルで比べると必要最小限のコンテンツはどちらも入っているように思います。またご購入を検討される場合は、ヨドバシカメラやヤマダ電機などで実物を見てみると良いと思います。キーボードや画面の感じはメーカーごとに微妙に異なっていて、そこらへんは意外と好みが分かれます。ただし、店頭にそこまでたくさんのモデルはないと思いますし、価格で見ればネットで買った方が安いと思うので、店頭でメーカーごとの違いを目で確認した上でネットで買うというのがいいかもしれません。

ちなみに私が学生時代に使っていたのはセイコー(SEIKO)製でしたが、今はほとんど売っていないみたいです。非常に残念です。

今回は以上です。ではまた!

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