来年度(令和3年度)の公立高校入試における募集定員が発表されました。

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

現中3生が受検する令和3年度(2021年度)神奈川県公立高校入試の各高校の募集定員が発表されました。今回はそれに関する情報と、昨年度の傾向から見る倍率予想をしてみました。

 

近隣の高校の募集定員の増減

今回、近隣の高校で募集定員を増減しているところは非常に少なかったです。以下、募集定員数に変動があった近隣の高校一覧です。

◆神奈川総合 個性化 160→120(1クラス減)
※神奈川総合では新たに舞台芸術科を設置し、30名を募集予定。

◆横須賀大津 318→278(1クラス減)

◆保土ヶ谷 318→278(1クラス減)

◆逗子 逗葉高校との合併により募集停止

その他の高校については、以下のカナガクさんの記事をご覧ください。

全学校の募集定員一覧

募集定員の減る高校

 

倍率にはどう影響する?

こういった募集定員の増減(今年は主に減少)によって倍率にどのような影響が出るかが気になるところです。そこで、近隣の高校において、昨年度の入試で募集定員が減少した学校の倍率はどうだったのかを調べました。

以下が、昨年度の入試で定員を減らした高校の、一昨年度(2019年度)と昨年度(2020年度)の実質倍率(最終的な倍率)の比較です。

 

【2019年度倍率→2020年度倍率】

<1クラス減の高校>

◆横浜南陵 1.07→1.21

◆横浜立野 1.20→1.02

◆金井 1.10→1.10

◆港北 1.16→1.42 

◆上矢部 1.06→1.19

◆永谷 1.00→1.00

※逗子は募集を停止しているので、省いています。

 

<2クラス減の高校>

◆横浜サイエンスフロンティア 1.24→1.63

◆城郷 1.08→1.34

 

このように見ていくと、募集定員が減少したことで倍率が大きく上がっている学校とほぼ変わっていない学校に分かれていることがわかります。そこでさらに細かく調べていくと、倍率が大きく上がった高校には共通点がありました。

それは、2019年度(募集定員が減る1年前)の倍率自体が、2018年度に比べて下がっていたということです。神奈川県では、横浜翠嵐のような例外なく毎年倍率が高い高校を除いて、多くの公立高校では倍率が高い年と低い年が隔年で訪れるという高校も多いです。

ですので、上記にあげた高校の中で倍率が高く跳ね上がっている高校は単に募集定員が減ったということだけでなく、こういった隔年現象も影響していると思われます。逆に言うと、募集定員の減少はそこまで倍率に大きな影響はないのかもしれません。強いて言えば、上位の高校は影響しやすいのかもしれませんが。

 

今年の倍率予想

以上のことを加味して、今回定員が減少した高校について考えてみると、以下のような予想が立てられます。

◆神奈川総合 個性化
→去年(1.73)より上がる?
※元々の募集定員が少ないため、多少志願者が増えるだけで倍率は上がりやすい。

◆横須賀大津
→去年(1.21)と変化なし?多少上がる?

◆保土ヶ谷
→去年(1.00)と変化なし?

 

これらは、一般的な傾向からの予想です。各高校の倍率は、それこそ学校の地域での評判や周りの高校の志願状況などが複雑に絡み合うものなので、あくまで参考程度にしてくださいね。

 

それでは今回は以上です。中3生は高校入試において最も大事な後期内申(仮内申)の発表まで残りり約1か月半。入試に向けた勉強との両立で今まで以上に頑張る必要があると思いますが、やるべきことをしっかりやって悔いのない期間にしましょう。

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