こんばんは、フォルテの文系校の上村です。今回の内容は、LINEやメールのレス(返信)の速さの重要性についてです。
※こちらは塾生・保護者向けののお便り『フォルテレポート3月号』に掲載したコラムに加筆・訂正を行ったものです。
まず近況について
新型コロナウィルスの感染拡大に伴って、横浜市の小中学校が3月3日(火)から休校期間に入り、すでに2週間が経ちました。これからも十分な予防に努めていただくのは大前提として、それでも心配なのは子どもたちの学習活動と生活習慣です。実際に様子をうかがっていると、やはり取り組み方や意識に大きな個人差があることを感じます。
フォルテでは引き続き、十分な感染予防を行いながら、通常営業に加えて自習室の開放、課題の管理、娯楽の提供などを行っていきます。そして学校の休校期間に入ってからも幸い、家の用事での欠席を除くと、ほぼ欠席はなく、みんな元気に通ってきてくれています。
入試を終えた中3生インタビュー
さて先日、入試を終えた中3生(4名)が、中1・2の後輩たちのためにインタビュー形式でアドバイスをしに来てくれました。これ、前職の大手塾時代から同じような取り組みはしていて、中1・2の子どもたちにとって有益な情報をリアル感あふれる形で得られるのでとても良い企画だと思っています。
今回、約1時間にわたって、「志望校を決定した時期や理由」「見学した高校の数」「今のうちにしておくべきこと」「内申・定期テストへの心得」などについて聞いてみました。中1・2の子どもたちもたくさんのメモを取りながら熱心に耳を傾けていました。彼らにとって非常に有意義な時間になったと思います。
また、中3生にとっても、今回の入試に向けて自分たちがやってきたことと改めて向き合うことになったので、大学進学を考える彼らが自分の今後の勉強への取り組み方について考える良い機会になったのではないかと思います。
レス(返信)の速さ=相手への誠実さ
今回来てくれた4名の中3生について、その日の夜中に個人的に思いを巡らせていると、ある共通点があったことに気づきました。それは4名とも「私たちのLINEへのレス(返信)が速い」ということです。中3生は通塾回数が他学年よりも多いため、公式LINEから子どもたちに直接のメッセージや伝達事項を送ることが多いのですが、それに対する彼らのレス(返信)はいつも速かったという印象があります。
こういうレス(返信)が速いことはとても大切で、そもそもこれは能力ではなく意識の問題です。このような意識があると、社会に出たときに非常に役立ちます。というのも、レス(返信)の速さは同僚や上司や取引相手先からの信頼につながるからです。私も前職の大手塾に勤めているときには、こういった部分の大切さを強く感じました。私は教室長でしたので、部下の社員やバイトの学生講師たちに対してメールやLINEで指示を出したり、相談事をしたりすることが多々ありました。その時に、優秀な講師・信頼できる講師は総じて返信が速かったです。
さらに、大手塾を退職してからは、同じ個人塾経営者の方やその他の業者の方と連絡を取り合うことが多いのですが、私が尊敬する方や信頼できる方はやはり例外なくレス(返信)が速いものです。
これは何も仕事に限った話ではなく、何事においても“レスの速さ”というのは“相手に対する誠実さ”の表れだと思います。相手が取引先であれ、知り合いであれ同じです。なので、そういう誠実さのある人に対しては、「信頼できる」「力になってあげたい」「できるだけ評価してあげたい」と思うのが人情というものでしょう。逆にこう言った部分が遅い人(=誠実さに欠ける人)に対しては、こちらからの評価や優先順位を下げざるを得ませんし、信頼できません。
そして子どもたちには、このように自分たちが周りからどう評価されるかという視点(このような視点のことをよく”メタ認知”と言いますね。)を常に持ってほしいと思います。
4名の成績向上について
今回来てくれた4名の子たちは、フォルテ入塾後の成績の向上率も非常に高いです。昨年春から入試直前にかけての4名の模擬試験(全県模試)の5教科総合の偏差値は平均で7も上がっています(中3全体の平均では5上がっています)。これは単にLINEの返信が速いというだけでなく、それが学習意欲にも相関性があるからだと思います。これはこちらの記事の「初動の速さと成績の相関性」にも通じると思います。
例えば、模擬試験の解き直し一つをとってみても意識の差は大きく感じられます。文系科目では、子どもたちから提出された解き直しノートにコメントとともに簡単な課題を書き込んで返却することが多々あるのですが、それに対して「これ、合っていますか?」という風にすぐに持ってくるのが彼らでした。一方、意識の低い子だと次の解き直しの提出時にすら、その課題をやっていない状態で提出することもありました。つまり、このような子は私や佐々木からのコメントに目すら通していませんので、当然ながらその実力はあまり伸びません(結果として、これは合否への相関性もありました)。
これは、私たちからしても「うーん。この子は本気で実力を伸ばそうと思っていないのかな?」と思ってしまいますし、個別に何か対応するときには、やる気のある子をより伸ばしてあげたいので、こういう子に対する優先順位は残念ながら下がってしまいます。さらに自分がそういう風に見られている(評価されている)ことに気づいていないのもかなり痛いです。
当日のインタビューでも、このような解き直しの話は中3生の口から何度も出ていました。その中で「先生たち(私と佐々木)が私たちのために他の塾では考えられないくらい的確なコメントをたくさん書いてくれて嬉しかったし、参考になった。」というような言葉が聞けて、個人的に胸が熱くなりました。そういえば、今年の中3生の多くは地域の他塾から移ってきた子たちなので、入塾直後からフォルテの授業や提供するサービスの質の高さにみんな驚いていました。
最後に、中2(新中3)の子たちにはここからは「自分たちは受験生なんだ」という自覚を持ってより一層頑張ってほしいです。マジで期待しているよ!
今回はここまでです。ではまた!
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