5期生ストーリー②

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

ここでは、5期生の一人ひとりにフォーカスして、我々から見た様子や印象に加えて、本人の談話に基づいて志望校合格までの話を書いていきます。今回が第2弾です。

※第1弾はこちらです。

 

今回紹介する女の子について

今回紹介する女の子は、一言でいうと「とても要領が良くて、負けず嫌いな子」という印象です。フォルテに入塾する前から学校の成績はオール5に近く、内申をとるコツについて聞いてみても「授業を真面目に聞いていれば、普通に理解できるので。」というような子です。そして入試で最も重要な中3の12月の内申では見事オール5(9教科で45)を獲得しました。

ただ、ある程度の要領の良さはあったにしろ、中学校の成績で技能科目も含めてすべて5を取るのは決して簡単なことではありません。そこには彼女なりの工夫や努力があったであろうし、その片鱗はフォルテでの様子を見ていても十分感じられました。

 

中3の春に入塾

彼女が入塾したのは中3の春でした。元々本人は塾に通うつもりはなかったようですが、保護者の方から「レベルの高い高校を目指すのであれば塾に入った方が良いのでは?」というアドバイスがあり、またフォルテに通っている同じ部活の親友(こちらで記事で紹介した子)が先取りの勉強をしている姿に少しを焦りを感じてもいました。

ただ、それでも当初の入塾意思はそれほど高くなく、事前面談の際にも入試対策講座や合宿などのオプション講座のみの参加にしようかと迷っている様子でした。そこでとりあえず体験に参加してもらい、そこでじっくり考えてもらうように伝えました。このようにフォルテでは、本人意思の低い子に対してこちらから入塾を強く勧めることはありません。というのも、特にフォルテに通う中学生はみんなメチャクチャ頑張る子たちばかりなので、そこにやる気の低い子が入ったところでついていけないと思うからです。そんなの本人が苦しいだけです。

そして、2週間の体験後に本人が入塾を希望したため、こちらも一緒に頑張ろうと伝え、歓迎しました。そして、先に紹介した親友の存在は彼女にとって大きく、実際に二人はお互いを尊敬しあっていて、まさに理想的なライバル関係といった感じでした。

 

志望校が決まるまでと受験生としての自覚

彼女が志望校を決める上で最も重視したことは「校風が自由であること」でした。神奈川県の公立高校は、偏差値が高い高校ほど案外校則が緩かったり、生徒主体で行事ごとを進めたりするので、校風が自由な場合が多いです。

その中で彼女が気に入ったのが希望ヶ丘高校でした。立地的には電車の乗り換えも必要で、決して通いやすい距離・場所ではありませんでしたが、中3の夏に行われた説明会に参加し、他に比べて自分が求める自由さがあることや自分の実力的にも十分合格が狙えるレベルの高校であることから決めました。

そして、この夏は彼女が受験生として、初めて本気度を感じたタイミングでした。というのも夏期講習中、フォルテでは中3生は午後1時から授業開始でしたが、彼女は毎日朝の9時から自習に来ていました。これによって理社の復習が大幅に進み、8月の全県模試ではその成果が顕著に表れていました

彼女自身、「もしかしたらこの夏が一番頑張った時期かもしれない」と言っていました。そして、その頑張りが成果として出たことが彼女にとって大きかったことでしょう。秋から冬にかけても精神的に追い込まれることはなかったと言います。ただ、疲れたときやちょっとキツイと思った時は大好きなスイーツを食べて息抜きしていたようです。

 

入塾後の急成長

入塾前から学校の成績が抜群だっただけあって、入塾直後に受けた全県模試でも英語と数学は偏差値60を優に超えていました。一方、中1・2の内容がメインの出題範囲である理社は偏差値50台と大きな課題で、5教科総合では偏差値61でした(全県模試のデータによると、2023年度入試で希望ヶ丘高校に合格した子の平均偏差値は65.2)。ちなみに彼女に限らず、中3まで塾に通っていない子で中1・2の理社内容がしっかり定着しているという子は私の経験上ほぼいません。

そこから持ち前の要領の良さとまっすぐな努力でメキメキと伸びていきいます。入試前最後の全県模試(1月号)では、苦手だった理社で社会は偏差値75(!)、理科は偏差値69まで上がりました。そして、5教科総合での偏差値も自己最高の69を記録しました

学校の成績からもわかる通り、入塾前から勉強に対する姿勢や知識の土台がある程度できていた彼女だからこそ短期間でここまで実力が伸びたのでしょう。実際に彼女も、フォルテに入塾してから「学力がめっちゃ上がった。勉強量が増え、その質も良くなった。」と言っていました。

そんな彼女が受験勉強で最もやっておいて良かったことは、社会の「歴史の年代暗記」でした。初めて受けた5月の全県模試から最後の1月の全県模試にかけて、社会の偏差値を20上げた彼女が言うのだから間違いないですね!

 

入試当日から発表日までの期間

このように学力的には万全の状態で2月14日、入試当日を迎えました。5時半に起床し、余裕を持って高校に向かいました。彼女が入試会場に持っていったのは、フォルテで配布している年代暗記シート、理科の授業用プリント(理系講師・佐々木のオリジナル)、理社の全国入試用のノート、御守りでした。

最初は緊張していませんでしたが、試験が始まるとふわふわした感覚であまり内容が頭に入ってきませんでした。最初の英語は、彼女にとって得意科目だったのですが、いつもの感覚とは明らかに違っていました。今考えると、今年の入試は英語の大きく難化した影響なのかなとも思いますが、そのあとの国語・数学・理科・社会もそこまで手ごたえを感じないまま終わってしまいました

家に帰りついた瞬間、あまりの出来なさに倒れ込んでしまい、その場で号泣してしまいました。家で娘の帰りを待っていたお母さんは、娘を気遣って「大丈夫だよ。もしダメでも私立に行けばいいじゃん。」と励ましてくれました。その背景には、彼女自身が併願の私立に関しても気に入っていたのもありました。

夕方になって、フォルテで自己採点をした際には、本人が思った以上に点数が取れていたようで、そこでは多少明るい表情が見えました。内申点のアドバンテージに加えて、学力検査でもある程度点数が取れていたことから、そこまで気負うことなく特色検査に臨むことができました。特色検査が終わった日は、保護者の方が本人のリクエストに応じて はま寿司 に連れて行ってくれました。

 

合格発表当日

特色検査が終わってからの約2週間はダラダラと過ごしていました。というのも、前述の通り本人は併願の私立も大変気に入っていたので、そこまで「公立に不合格だったらどうしよう。」という悲壮感はありませんでした。

それでも発表前日には合格発表のことを夢に見たようです。しかも夢の中では、合否を確認したところ、結果はなんと不合格でした。しかし、それは「見ているサイトが間違っていた」というオチでした。

そして、ついに合格発表当日を迎えます。いつもよりも遅めの8時に起きて、合格発表の9時に確認しようとしました。しかし、いくらサイトにアクセスしても合否の確認ができません。15分くらい経って、アクセスしていたサイトが間違えていたことに気づきます(奇しくも前日の夢と同じ展開に…笑)。そこで、正しいサイトで確認したところ、無事「合格」と出てきました。彼女の頑張りを間近で見ていたお母さんは思わず泣きながら抱き着いたとのことでした。

そして、高校に入学書類を取りにいき、門をくぐった後の坂を上っている最中に、「ああ、この坂を毎日登るんだな」と合格した実感が湧きました

 

最後に

彼女がフォルテに通ったのは1年弱でしたが、元々学校で仲が良かった友人がフォルテに数人いたこともあって、最後にはあたかも2~3年くらい通っているんじゃないかというくらい馴染んでいました。また、彼女が加入したことでフォルテ5期生の中での競争が一層激しくなりました。

また、保護者の方とも頻繁にLINEでやり取りをして、こちらからは「授業のときの彼女の様子」「模試の結果のフィードバック」「併願の私立のおすすめのランキング」「入試制度について」「入試問題の難易度について」などを適宜お伝えしました。一方、フォルテでは見せないちょっと弱気な様子も家では見せていたようで、それを共有してこちらから励ましの声をかけるようにしました。合格後のアンケートでは、そういったLINEでの言葉に母娘ともに励まされたと言っていただきました

合格後に改めて「受験勉強を通して何を一番学んだ?」と聞くと、「今まで飽き性で、何も続かなかったが、自分が努力できる人間だと気づいた。プライドが高いので、絶対に合格したいという思いで頑張った。」と話していました。私が彼女について最も感心したのは、自習中の態度でした。夏期講習や冬期講習の際に朝の9時くらいにやって来て、午前中はずっと自習をして、お昼ご飯を挟んで、午後から授業を夕方まで受けるというルーティーンでした。その午前中の自習の集中具合は5期生の中でもナンバーワンだったと思います。

また、高校で何を頑張りたい?」と聞くと、「勉強を頑張って良い成績を取りたい。部活はバスケ部か弓道部に入りたい。」とキラキラした表情で言っていました。彼女は、中3になってからは大きなケガをしてしまい、満足に部活に取り組むことができませんでした。そういった背景もあって、彼女には勉強はもちろんですが、部活動にも精一杯取り組んでほしいと思います。

 

最後に彼女の聞きました。

Q.「フォルテとはあなたにとってどんな場所?」

A.「集中できるし、良い友達も先生もいる最高の場所。」

改めて合格おめでとう!

 

今回は以上です。ではまた!

進学塾フォルテ|俺たちが井土ヶ谷・蒔田・弘明寺地域を熱くする!|各学年12名までの少人数制対話型集団授業

5期生ストーリー①

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

ここでは、5期生の一人ひとりにフォーカスして、我々から見た様子や印象に加えて、本人の談話に基づいて志望校合格までの話を書いていきます。

 

今回紹介する女の子について

今回紹介する女の子は、一言でいうと「何事にも前向きに全力で頑張る子」という印象です。宿題や課題などやるべきことは誰よりもきっちりとやってくる子で、こちらから基本的な勉強に対する姿勢や態度を注意したことは一度もありませんでした。こちらが課す長期課題に関しても、どこかのタイミングでがっと一気にやるのではなく、コツコツと進めることができる子で、こういった勉強の仕方ができるのは一つの素晴らしい才能・能力だと思います。そして受験勉強においてもモチベーションに大きな波がなく一定のリズムで淡々とやるべきことをこなしていき、着実に力を付けていった感じでした。

また彼女には遊び心がありました。解き直しのノートや宿題プリントの端っこなどに時折オリジナルキャラクターが描いてあって、ポイントがそのキャラクターのセリフになっていたりします。それを見て我々はいつも和んでいました。彼女に限らず、こういった遊び心のある子は勉強をする中でも楽しみや面白さを見つけるのが上手くて、受験期になっても精神的に追い込まれるというのが少ないように思えます。実際に合格発表当日に本人に話を聞いたところ、受験勉強で辛かったと思う時期は特になかったと言っていました。

 

小6の秋にフォルテに入塾

彼女がフォルテに入塾したのは小6の秋でした。彼女には3つ上に姉がいて、そこでの経験から保護者の方がそろそろ通塾させた方が良いかなと考え始めていたころでした。そこで、姉の友人がフォルテに通っていたこともあり、同じタイミングで塾を探していた友人と一緒に入塾しました。この二人は入塾時から実力的にも近く、結局最後まで模試の点数を競い合うライバルでもありました。

また、彼女は普段からよく笑う子で、彼女がいると自然と教室が明るくなりました。彼女自身が相手の性別や学校に関係なく誰とでも仲良くなれるタイプの子なので、フォルテのように和気あいあいとしながらも、仲間と切磋琢磨しながら成長できる塾は彼女にとても合っていたようです。

実は彼女が中学生に上がってから、保護者の方とのやり取りの中で「家では全然自分から話をしないので、フォルテで先生たちに色々と自分から話をしているのが信じられない」という旨を何度か聞きました。家庭ではいわゆる反抗期だったようですが、フォルテではそういった様子はなく我々に対して反抗的な態度をとったことは一度もありませんでした。

 

中1から中3かけて順調に伸びていく成績

中学生になると彼女はバスケ部に入ります。元々、小学校のときから地元のミニバスチームを入っており、そのころからの気の知れた友人(この子ものちにフォルテ生になります)と一緒に部活動に励みました。2年生のときには県大会にも出場しました。

その一方で、勉強面は持ち前の積極性で中1のころから高内申(9教科で40以上)を獲得することができました。ただし、最初に音楽で3がついてしまったのはショックだったようで、それからはテストも実技も全力で頑張ったら、その頑張る姿を評価されて学年末では5をとることができました。そして、中2学年末と中3の12月の内申は全教科オール5を獲得しました(中2と中3の両方でオール5はフォルテ生初の快挙)!

また最初に受けた模擬試験(中1の7月の育伸模試)では5教科総合で偏差値60でした。それから着実に力を付けていき、中3で受験した全県模試はすべて5教科総合で偏差値65~70でした。偏差値アップの単純な数字だけで見れば、彼女よりも伸びた子は多くいますが、彼女ほど5教科総合の偏差値が安定した子はいませんでした。こういった波の小ささは、普段の頑張りによって身についた確かな実力あってのものでしょう。

そんな彼女が受験勉強で最もやっておいて良かったことは、社会の「歴史の年代暗記」でした。「年代暗記をすることで解ける問題が増えて、歴史の問題を解くのが楽しくなる」と言っていました。

 

中3の夏から彼女の支えになったもの

既述の通り、中学に上がってからというのも家庭では反抗期でした。実際に保護者の方や姉は彼女の扱いに相当気を遣っていたと思います。そんな少しギクシャクした空気があった中、彼女のたっての希望で中3の夏から犬(トイ・プードル)を飼い始めます

「がんも」と名付けられたその子は、彼女や家族にとっての癒しをもたらす存在になっただけでなく、「がんも」を中心にして家族の仲がとても良くなったそうです。家庭内の雰囲気が良いというのは受験生にとって非常に良い環境です。

「がんも」を飼い始めたことによって彼女の中でフォルテと家での生活にメリハリができ、それが彼女にとって相当プラスに働いたようです。

また保護者の方のサポートもありました。お母さんはビタミンを多くとれるように工夫したり、彼女の好きなおかずをお弁当によく入れてくれました。また、フォルテから帰った後によくお茶漬けを作ってくれたのも嬉しかったと言っていました。

 

志望校が決まるまで

彼女は本当にマイペースで、中3の夏までこれといって行きたい高校というのがありませんでした。ただ、中2のときの話では漠然と「頭のいい学校に行きたい」と言っていました(笑)。

そんな中、中3の夏から本格的に高校見学に行きます。その時点での自分の内申点や模試の偏差値から考えて、横浜緑ケ丘高校、光陵高校、希望ヶ丘高校、横須賀高校、市立金沢高校を見学しました。その中で、校舎の広さや学校の雰囲気的に自分に一番刺さったのが市立金沢高校でした。夏に初めて見学に行ってから9月にはもう志望校を市立金沢高校に決めていました。そこから一度もブレずに入試の日を迎えます。

 

入試当日から発表日までの期間

ついに2月14日、入試当日を迎えました。かつてフォルテの先輩が入試後のアドバイスで語っていたことを覚えていた彼女は、朝の寒い中で手先をホッカイロで温めておきました。

彼女にとって最初の英語は得意科目の1つ。しかし、極度の緊張からか長文の内容が全く頭に入ってこず力を出し切ることができませんでした(今年の英語が難化したことも当然あったでしょう)。それでも内申点のアドバンテージがあったため、下手にパニックになることなく次の国語のときには落ち着いていました。このように志望校に対して内申点に余裕がある子は、それ自体が本番での安心材料になります。ですから、フォルテ生に口酸っぱく内申の重要性を説いています。

彼女は当日、自分が今までの模試や全国入試の過去問で間違えた問題や知識などをまとめた理社ノートを持参しました。休み時間中はそのノートを見返して、最後まで1点でも高い点数が取れるように備えました。受験生ならずとも、こういったノートの作成はとても良い取り組みです。

入試後、夕方にフォルテで自己採点をしました。自己採点の段階で多くの子が思ったような点数が取れず不安になったり、落胆したりする中、彼女は5教科総合では自分が思った以上の点数が取れていました。市立金沢高校は特色検査の実施がないため、この日で彼女の入試は終わりました。

それから合格発表までは約2週間あります。入試翌日、中学校では入試問題の難化を受けて「ヤバイ!ヤバイ!」という声ばかりだったようです。彼女自身は自己採点の点数もあって、そこまでの不安や緊張はなかったようですが、それでも発表の3日くらい前からは少しずつ不安や緊張感が出てきました。そして発表日の前日には合格発表の夢も見たようです。

 

合格発表当日

ついに合格発表当日を迎えます。この日は7時半ごろに起きて、朝ご飯を食べたりしているうちに気が付けば8時半ごろ。発表の9時が近づくにつれて緊張が高まってきます。家族はみんな家にいて、9時になりお母さんのスマホで合否を確認します。

一緒に確認したお母さんは嬉しさのあまり泣いていたそうです。そのあと、彼女は誰よりも早くフォルテに来てくれて、我々とも喜びを分かち合いました。ちなみにその日の夕飯は、彼女のリクエストでお好み焼きとケーキだったそうです。

 

最後に

彼女はかれこれ3年以上フォルテに通ってくれました。彼女の何事にも前向きに頑張る姿を見ていると、こちらも自然と彼女のことを応援したくなりました。また彼女の勉強に対する姿勢や課題に取り組むマインドは後輩にとっても参考になることばかりでしたので、後輩たちに良い例として伝えていきたいと思います。

合格後に改めて「受験勉強を通して何を一番学んだ?」と聞くと、「市立金沢高校に行きたいと強く思ったので、最後まで頑張ることができた。目標のために頑張って、それを達成する経験ができた。」と話していました。確かに学校の成績にしろ、模試の成績にしろ、自分の頑張りが何かしらの形で成果として表れることはとても良い経験になったと思います。

また、高校で何を頑張りたい?」と聞くと、「勉強でトップを目指したい。部活動も新しいことに挑戦したい。」と力強く言っていました。高校生活は「今しかできないこと」ばかりです。特に市立金沢高校は、勉強も部活も学校行事もどれも全力で頑張る子が多い高校なので、彼女にはピッタリでしょう。彼女が素晴らしい高校生活を送ってくれることを心から願っています。

 

最後に彼女の聞きました。

Q.「フォルテとはあなたにとってどんな場所?」

A.「みんなと楽しみながら学べるところ。」

改めて合格おめでとう!

 

今回は以上です。ではまた!

進学塾フォルテ|俺たちが井土ヶ谷・蒔田・弘明寺地域を熱くする!|各学年12名までの少人数制対話型集団授業

初詣兼合格祈願に行ってきました!(2024年)

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

先日、個人的に毎年の恒例となっている、鎌倉は荏柄天神社への初詣兼合格祈願に行ってきました。

 

天満宮や天神社とは

全国各地にある「~天満宮」や「~天神社」は「学問の神様」として知られる菅原道真を祀っている神社です。

一般的に「北野天満宮(京都)」「防府天満宮(山口)」「太宰府天満宮(福岡)」の3つが日本三大天神と言われています。また、鎌倉の荏柄天神社は平安時代を起源とし、「北野天満宮(京都)」「太宰府天満宮(福岡)」と並んで三古天神社と言われます。

 

初詣兼合格祈願

例年は1月2週目に参詣していました。その際はバイクまたは車で直接現地(またはすぐ近くの駐車場)行けていたのですが、今年は1月3日に参詣したため近くの道路が通行止めだったのでちょっと遠くの駐車場に止めてそこから15分くらい歩いて荏柄天神社に到着しました。

正月3が日の最終日ということで、流石に例年以上に混雑していました。

数分並んだのち、二礼二拍手一礼で中3生の合格とフォルテ生全員の志望校合格と学力伸長を祈願します。

参拝後は今年も絵馬を書きました。

また、こちらも毎年恒例ですが、中3生一人ひとりに御守りを買いました。

公立入試(2月14日)までおよそ5週間。ここからは周りも必死に頑張るので、相対的に偏差値をのばすのは簡単ではありませんが、入試当日まで実力は伸びます。中3のフォルテ生みんなが無事に入試の日を迎えられるように我々も全力でサポートしていきます!

今回は以上です。ではまた!

 

進学塾フォルテ|俺たちが井土ヶ谷・蒔田・弘明寺地域を熱くする!|各学年12名までの少人数制対話型集団授業

第13回OKB48総選挙について

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。今回は、久々に文房具に関する話です。

 

第13回OKB48総選挙

昨年の初めにこちらの記事(「お気に入りの文房具を持とう」)でも触れた、年に1度開催される文房具ユーザー(=ほぼ全国民)のお気に入りボールペンの人気投票企画であるOKB48総選挙が今年も開催されていて、投票締め切りが迫ってきています(Webでの投票は12月31日まで)。もちろん私もWebから投票しました。ちなみに今年でこのイベントは第13回です。

 

前回(第12回)の上位メンバーは?

ここで前回の結果を振り返ってみましょう。自分用やプレゼント用に買うボールペンに迷ったら、これらを買っておけば間違いないでしょう。前回(第12回)の結果(トップ5)は以下の通りです。

前々回(第11回)と比べると、3位のジュースアップ以外は同じ面子がベスト5に入っています。

1位は絶対王者・ジェットストリーム・スタンダード(三菱鉛筆)で、なんと12連覇を達成しました!クセになる、なめらかな書き味」がキャッチコピーで、低粘度インクと呼ばれる油性でありながら驚くほどなめらかな書き味はまさに業界内で革命を起こしました。個人的には、コンビニの店員さんや配達員の方が使われているのをよく目にします。また、文房具屋さんだけでなく、コンビニや百円均一のお店にもだいたい置いてあり、入手しやすいことも大きいと思います。

 

次に、私の推しペンでもあるユニボールワンF(三菱鉛筆)が2年連続で2位となりました。ボディ(軸)のくすんだ色のバリエーション(「茜空」「無垢」「花霞」「日向夏」などの和なネーミングも良い!)と、スタビライザー機構と呼ばれる低重心の機能を採用することで安定した書きやすさを実現した逸品。ちなみにこれはユニボールワン(第10回OKB総選挙で3位の実力者!)というペンが進化したものですが、ユニボールワンシリーズのデザイン自体が小中学生にメチャクチャ人気があります(少なくともうちの生徒には!)。ユニボールワンに比べて、口金と呼ばれるペン先付近の部品が金属感のある仕様になっています。ユニボールワン同様に、くっきりとした濃いゲルインク(通称“oneインク”)を採用しており、書いた内容を記憶しやすいため受験勉強のお供にもオススメです。ちなみに私は合計で30本以上買っています(笑)。

 

3位のジュースアップ(パイロット)は、パイロット社のジュースというシリーズの進化版で、ペン先にシナジーチップを搭載することで、細書きながら従来の細書きのボールペンにありがちだったガリガリ感がなく、非常になめらかな書き味のボールペンです。また、黒を基調としたボディのデザインも特徴的で、中高生に人気があります。ここ最近では、第9回4位→第10回8位→第11回6位→第12回3位といった具合で、ベスト5に返り咲きました。

 

4位のエナージェルインフリー(ぺんてる)は、なめらかな書き味と速乾性に加えて、インクのカラーバリエーションも豊富です。またボディ(軸)の部分が透明になっているシンプルさも特徴的だと思います。そもそもエナージェルインキ(インク)は、好きな人は本当に好きなので、「もうエナージェルしか使えない!」というエナージェル原理主義者も多くいると思うので、堅い票を持っているのでしょう。個人的には丸付けの時には、エナージェルインキが使いやすいです。第10回9位→第11回3位→第12回4位という推移です。

 

5位のブレン(ゼブラ)は、「ブレンシステム」という筆記の際のブレを極力減らし、ユーザーのストレスを最大限に軽減することに注力したボールペンです。なめらかなボディがスタイリッシュでカッコイイです。過去のOKB48総選挙では、第9回に初登場し、絶対王者・ジェットストリームに肉薄する2位という鮮烈デビューを飾りました。それ以降も、第10回2位 → 第11回5位 →第12回5位と常にベスト5入りしている安定の人気ぶりです。ちなみにフォルテのロゴ入り赤ペン第一弾は、このブレンを採用しています。インクについては少し薄めな感じがあるので、そこは好みが分かれる部分かもしれませんが、見た目のクールさは間違いないです。

 

第13回の展望は?大型新人は?

まず、1位はやはり絶対王者・ジェットストリームと連続2位のユニボールワンFが争うのではないかと私は思っています。前回投票で1000ポイント以上を獲得したのはこの2本のみでしたので、この2本が頭1つ抜け出ているので、もしかしたらユニボールワンFがジェットストリームの牙城を崩すかもしれません。

また、今大会にも新人(2022年9月以降に新発売されたボールペン)が多数エントリーしています。その中でも注目の2本を紹介します。

まず1本目はユニボールワンP(三菱鉛筆)です。

こちらはユニボールワンシリーズの新作で、ユニボールワンFと同じようにスタビライザー機構による低重心の軸ですが、その軸が短くと太くなっているのが特徴です。このへんは手の小さい女性向きなのかなと個人的には思っています。実際に文房具屋さんで手に取ってみたところ、私はあまりしっくりきませんでした(それでも生徒たちの感想を聞きたくて1本買いましたが…)。ただ、インク自体はすでに紹介しているユニボールワンやユニボールワンF同様にoneインクを採用しているので、そこの書き味や視認性の良さは間違いないです。なので、手に取ってみてしっくりくるかどうかだけを確かめた方が良いです。

 

もう1本が韓国の文具メーカー・ZERO G TEC社のZERO G BALL (ゼロジーボール)∠15です。

こちらは写真でわかる通り、ペン先が15度傾いていて、それによって紙面に対して垂直に力が入るので、軽い筆圧で書くことができます。かなりユニークなデザインだったので、私も1本買って試しに使ってみました。

慣れれば平気なのかもしませんが、個人的には違和感がすごかったです。また、インクが一昔前のボールペンのようで、逆に日本のメーカーの作るボールペンのインクのレベルの高さを感じました。

 

この他にも7種類の新人たちがエントリーしています。ちなみに昨年の記事で私が注目した昨年の新人Calme(ぺんてる)は第12回で14位で、新人としてはボールサインiDプラス(サクラクレパス)の10位が最高でした。今年の新人たちはどれくらい上位に食い込むのか、楽しみですね。

詳しくはこちらの公式サイトをご覧ください。

今回は以上です。ではまた!

 

進学塾フォルテ|俺たちが井土ヶ谷・蒔田・弘明寺地域を熱くする!|各学年12名までの少人数制対話型集団授業

誕生日企画始まりました!

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

今回は、今年度から始まったフォルテ生の誕生日企画についてです。

企画のきっかけ

まずこの企画のきっかけとしては、私自身の経験からです。それは、私は4月生まれなのですが、学生の頃に学年やクラスが新しくなって、友人ができたころにはすでに私の誕生日が過ぎていて、家族や数年来の友人以外からはあまり祝われないということが度々ありました(4月生まれあるあるです)。そこで、そういった4月生まれの子をお祝いする機会を作りたいと思ったのと、この企画を機に子どもたちがお互いの誕生日を知り、仲良くなってくれると良いなと思いました。

 

企画概要

企画の内容はシンプルで、各生徒が誕生日当日または次の通塾日に くじ を引いて、いるフォルテオリジナルグッズがその場で当たるというものです。

オリジナルグッズの例としては、オリジナル赤ボールペン(ブレン)、オリジナルシャーペン(2種類)、オリジナルクリアファイル(第3弾)、オリジナル缶バッジ、オリジナルコインケース、オリジナルボールペン(ユニボールワンF)、オリジナルキーホルダー(数種類)などなどです。実はこの企画でしか手に入らないグッズばかりです。

 

くじの様子

くじ にはアディダスのくつ箱をカスタマイズした手製のBOXを使います。

この中に くじ が入っています。

1つ引いて開くと、こうなります。

すると、その中身に応じてグッズがもらえます。

 

実際の結果

今日(4月12日)時点で、さっそく2名がくじを引いたところ、二人ともクリアファイルでした!フォルテ生の皆さんは自分の誕生日が来るのを楽しみにしていてくださいね。

今回は以上です。ではまた!

進学塾フォルテ|俺たちが井土ヶ谷・蒔田・弘明寺地域を熱くする!|各学年12名までの少人数制対話型集団授業

4期生ストーリー②

こんにちは。フォルテの理系講師の佐々木です。

今回は4期生の一人ひとりにフォーカスして、主に我々目線からの志望校合格までの話を書いていく第2弾となります。第1弾をまだ見ていないという方は是非、第1弾もご覧ください。

※4期生全体についてはコチラ

※第1弾はコチラ

 

遅めの入塾だけど努力量はピカイチ

今回紹介する女の子は、4期生としては入塾時期が一番遅く、中2の冬からの入塾でした(現在は中学部は全学年満席のため、小学生からじゃないと入塾できない状況です)。フォルテに入塾した理由は友達に誘われてという最も多いパターンですた。

入塾後、初めての受けた2月の模試では、5科目総合での偏差値が40台後半で、苦手の数学は偏差値30台でした。この当時の私の心境としては「面談時に数学が苦手と言っていたけど、相当頑張らないと厳しいな」という状況でした。ただ、勉強に対して前向きに取り組む姿勢がとても印象的で、努力量は4期生の中でもピカイチでした。特に、宿題の間違えた問題は全問解き直していたり、指定した範囲よりも多めに宿題をやってきたりしていたため、メキメキ力をつけていきました。

例えば、数学の宿題のやり方一つとっても、伸びる生徒となかなか伸びない生徒はすぐに分かります。宿題が期日に終わらないのは論外として、やったとしても塾に来てから慌てて丸付けをしたり、丸付けをしていても間違えた問題は正しい答えを書いて終了する生徒はあまり成績が伸びません。それに対し、出来ていなかったところを再度解いて、出てきた問題を全て解けるようにしている生徒は、小テストをしてもしっかりととれ、成績もどんどん上がっていきます。

 

長期課題に対するアプローチ

繰り返しになりますが、彼女の努力は4期生の中でもトップクラスでした。一例をあげると、中2の3月上旬ごろに長期課題として100ページ近い理科の課題を出しました。内容は中1・2の理科の総復習で、期日はGW明けまでという課題でした。早い生徒で、GW前に数人は提出できるかな?と予想していたところ、彼女は4月の上旬にはすべて終えて1番乗りで提出しに来てくれました。

このような長期課題を出すと、各生徒の勉強に対する熱量の差が顕著に表れます。早期に提出する生徒は、少し早めに塾に来て進めたり、休み時間等のちょっとしたすき間時間でも有効活用し地道に少しづつやっていきます。それに対し、ギリギリ又は期限に遅れて提出する生徒は、ほとんどが期限が近づくまでほとんど放置し、期限が迫ってくると慌てて一気にやろうとします。ギリギリに提出する生徒でもコツコツ計画を立ててやってあれば良いですが、期限が迫ってから大量にやると学習効果は薄くなります。

その理由は、課題を終える事しか頭にないからです。このような復習課題は弱点や出来ていない穴を埋めていき、その箇所を出来るようにしていくことで力がついていきます。それを短時間で大量にやろうとすると、時間に余裕がないため、間違えた箇所を解き直す時間が無かったり、下手すると数十ページに渡って丸付けをせずに最後にまとめて丸付けをするような子もいます。まとめて丸付けをすると、最初の方で間違えた問題に対してなぜそのような解答に至ったのかを忘れてしまいます。当然じっくり解き直している余裕はないので、正しい答えを写して終わりにするのが関の山です。その結果、同じことをやっていても効果は全然違ってきます。

 

志望校に対するぶれない信念

彼女が志望校を本格的に意識したのは中3の夏頃でした。入塾当初から模試の際には志望校をみなと総合高校と書いていましたが、中3の7月の模試では偏差値が60に到達し、その際に志望校に関して話をしました。「模試の結果と今までの頑張りを考えると、もう少し志望校を上げてもいいと思うよ」という話をすると「勉強以外にも様々なことが学べるからみなと総合高校がいいです。」との答えでした。目標のレベルに自分が到達すると、慢心からか、勉強に対する意欲が下がる生徒もいます。ですが、彼女はそのようなタイプではなかったので、以降は特に志望校に関しての話はしませんでした。

 

驚異の偏差値アップ

中3の冬になり、内申が決まり、12月模試の結果が戻ってきて、さすがにびっくりしました。5科目総合偏差値は過去最高を大幅に更新して68となりました。そして苦手だった数学の偏差値も69と入塾時から30以上アップしました。当然ながら入塾時3だった数学の内申も5となり、内申、偏差値ともに盤石の状態でした。また、志望校をはるかに凌駕する成績をとっていても全く浮かれる様子はなく、常に努力を怠らない姿勢は本当に素晴らしいと思いました。

そして、ある時彼女にどのように苦手の数学を克服していったかを聞きました。すると、とてもシンプルな答えが返ってきました。「苦手なところよりも分かるところや出来るところからやっていき、後に苦手なところやきついところをやっていった」とのことでした。たしかに苦手科目である数学で、いきなり空間図形などの難しい単元をやろうとしたら、挫折する可能性が高いと思います。まずは基礎の計算力をしっかりと固めてから徐々に出来るところを増やしていく方が賢明だと思います。

 

入試本番でも400点超えの高得点

入試直前の模試タイプの問題でもしっかりと点数がとれていて、面接の練習でもハキハキと受け答えが出来、多少の体調不良で本番で力が発揮できなくても合格は固いと思うくらい仕上がっていました。実際に入試当日も普段通りの力を発揮し、本番での入試では5科目で400点を超える点数でした。のちの各調査でわかりましたが、得点力としてはいわゆるトップ校と言われる高校にも合格できるくらいのレベルでした。彼女は入塾してから卒業するまで、順調すぎるくらい成績が伸び続けました。そして志望校合格におおよそ必要なレベルまで到達した後も、おごらず、油断したり手を抜いたりすることもなく、一途に志望校合格に向けてひたすら努力を継続していきました。今振り返ってみても、私の約20年の塾講師人生の中でもトップレベルの努力量と成績の伸び率でした。やはり何事も継続することが大切だと改めて感じさせられました。

 

最後に

毎年受験生を送り出していて思うことですが、日々コツコツと努力してきたことは決して裏切らないということです。もちろん、一時的な努力ではなく、努力を継続して習慣化していかなければ意味はありません。習慣化するには最低でも3週間はかかると言われています。よく、勉強のやる気が起きないという人がいますが、待っていてもやる気が起きることはありません。毎日少しずつでもやってみることが重要です。やる気があるから勉強するのではなく、勉強していくことで、分かることが増えていき、やる気が出てきます。

それでは最後にアルゼンチン代表のサッカー選手、リオネル・メッシ選手の名言で終わりたいと思います。

「努力すれば報われる?そうじゃないだろ。報われるまで努力するんだ」

今回は以上です。

進学塾フォルテ|俺たちが井土ヶ谷・蒔田・弘明寺地域を熱くする!|各学年12名までの少人数制対話型集団授業

4期生ストーリー①

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

ここでは、4期生の一人ひとりにフォーカスして、我々から見た様子や印象に加えて、本人の談話に基づいて志望校合格までの話を書いていきます。

※4期生全体についてはコチラ

 

今回紹介する女の子について

今回紹介する女の子は、一言でいうと「負けず嫌いな子」という印象です。授業中の演習や小テストに関しては周りの子に負けないようにと頑張っていましたし、模試ごとに貼られる塾内の上位ランキングにも毎回ビビッドな反応を見せていました。

ただ一方で、彼女にはちょっと気分に浮き沈みがあるところがありました。気分が乗っているときは勉強でも物凄い勢いや集中力を見せますが、気分が乗っていないときは勉強になかなか身が入らないといった状況でした。高校受験は何よりコツコツと積み重ねる子が最も強い受験ですので、こういったムラは入試を迎える上で一つの不安材料でもありました。実際にそういった精神的な部分が原因での欠席もちょこちょこあったので、我々もそうでしたが、保護者の方も焦りや心配が尽きなかったのではないかと思います。

 

中2の夏にフォルテに入塾

彼女は中2の夏期講習の時期にフォルテを体験→入塾しました。当時中3で彼女と同じ中学校の子で、なおかつ家が非常に近い先輩が通っていたため、紹介という形でフォルテを知ったようでした。ちなみに4期生の学年では、彼女と同じ中学校の子は他にはいませんでした。なので、学校の定期テスト前には彼女にだけテスト範囲の授業をしたり、他の中学校の子たちとは別の課題をしてもらったりしました。

入塾当初の印象としては、当時の学校の内申に比べて彼女の持っている実力やポテンシャルは全然高そうだなと思いました。つまり、この子には伸びしろはかなりあるだろうと感じていました

彼女は入塾当初から英語は抜群にできていて、学校の定期テストではコンスタントに90点以上が取れるくらいの実力がありました。これは、小1から英会話教室に通っていて、英語に対して前向きに学習する態度があったという部分が大きかったと思います。ただし、勘違いしていただきたくないのは、このように低学年から英会話教室に通っている子で、実際に中学校の英文法や語彙に対して明確なアドバンテージをしっかり持てている子はそこまで多くありません。英検取得者に関しても同様です。例えば小学生で英検3級を持っているという子が時々にいますが、そういった子も語彙力自体はある程度持っていますが、英文法を体系的に理解して英作文をする十分な能力があるかというと、かなり怪しいです。

 

内申はボロボロな状態で中3に

前述のとおり、英語の実力は十分ありました。そして英語以外の教科に関しては、学校の定期テストの点数的には大体70点前後を取る実力だったかと思います。それが入塾後、9月→11月→2月とテストを経るごとに、英語以外の教科でもに関しても8割以上が多くとれるようになりました。

しかし、残念ながらそれは内申アップにはあまりつながりませんでした。というのも彼女はフォルテに入塾するまで、レポートなどの提出物に対する意識がとても低かったのです。それが少しずつ意識が変わって、提出物の評価も上がってはきていましたが、それでもまだまだ改善の余地がある状態でした。フォルテでの様子や学校の定期テストの点数から想定された数値と比べると、彼女の中2学年末の内申は5~7くらい低かったです。

この結果には彼女も保護者の方もかなり落ち込んでいました。ただ、観点別にみればあと1つ評価が上がれば…という教科が多かったので中3からの巻き返しを誓うのでした。

 

志望校が決まるまで

彼女には中1の頃から行きたい高校がありました。それは彼女の2学年上に先輩が進学した追浜高校でした。彼女は先輩のインスタグラムに載っている楽しそうな写真の数々にすっかり魅了されました。「この高校で3年間を過ごしたい。」そんな憧れを抱きました。

ただし、前述の通り中2学年末の内申は、過去の追浜高校の合格者の平均と比べるとまったく足りていない状況でした。また、模試の偏差値に関しても入塾後から順調に伸びてはいましたが、やはり目標とする偏差値にはまだまだでした。こういった状況だったので、彼女自身も追浜高校への挑戦を半ば諦めて、それよりも1ランクまたは2ランクしたの高校をひとまずの志望校にしていました。ただ、それでも内申を大幅に上げていかなければいけない状況でした。

そして彼女は中3になり、今までとは比べ物にならないくらい提出物に力を入れ始めました。すると、中2の学年末から中3の12月にかけて学校の内申は8もアップしました。ここは彼女にとって少し自信になったのではないかなと思います。しかし、勉強時間こそ増えたものの、入試に向けての勉強の熱はどうにも上がり切っていないように感じました。保護者の方も、そんな姿を見て歯がゆさを感じていました。時にはあまり勉強面に口を出さないお父さんからも「このままで大丈夫なの?後悔しないの?」と発破をかけられることもありました。

そんな中、彼女自身は受ける気はほとんどなかったですが、自分が最初に憧れた追浜高校を最後にもう一度見ておきたいということで、12月に追浜高校の説明会に参加しました。すると、在校生の様子や校舎の様子を間近で見たことで、追浜高校に行きたいという気持ちが彼女の中で再燃します。その気持ちを保護者の方に素直に伝えたところ、”本当行きたい高校なのであれば今の成績が足りてないとしても応援する。ただし、受けたいならばそれに見合う頑張りをすること”と背中を押してくれたとのことです。このように頭ごなしに「無理」と言われなかったことが彼女の中でとても嬉しかったし、自分でも今まで以上に頑張ろうと強く思えたようです。実際に、保護者の方から見てもこの日から彼女が目の色を変えて頑張り始めました

 

ラスト2か月の追い込み

彼女は入塾時の模擬試験の偏差値は5教科総合で50を少し超えるくらいでした。それが中3春に50台後半になり、中3夏には60に到達しました。8月の全県模試では英語で満点も取りました。このように文系教科は順調に伸びてきていましたが、苦手教科の数学と理科は少し伸び悩んでいました。ただ、追浜高校くらいのレベル(全県模試で偏差値60くらい)までの高校であれば、得意教科で9割近く取れれば、苦手教科で多少コケたとしても十分合格圏内に点数は取れると思っていました。

そして、志望校が固まった12月。ちょうどそのころ受けた全県模試ではなんと過去最低の偏差値を記録してしまいました。そんなタイミングでの志望校の上方修正だったので、「これから入試まで、本人に相当の覚悟とそれに伴う行動がないと厳しいと思うが、本気でやる気があるなら我々は応援する」と彼女と保護者の方に伝えました。

実際にそれからの彼女の頑張りには目を見張るものがありました。授業がない日もほぼ毎日自習に来ていました。時には保護者の方から「今日は自習を休んだら?」と声をかけたこともあったようですが、それに対して「今日やらない事を、あとで後悔したくない。」と言って自習に向かいました。

そして、入試前の最後の全県模試では過去最高の偏差値62を記録しました。それでもこれはあくまで通過点。彼女の内申を考えると十分だとは言えない状況でした。彼女もそれを十分わかっていたので、残り1か月も必死に頑張りました。特に社会は神奈川の入試過去問以外にも他県の入試問題を多く解いていき、そのほとんどで9割以上が取れるようになっていました。

入試の直前期、勉強をしていて辛く感じたときは追浜高校のパンフレットを見て、合格した後の自分を姿を想像してモチベーションを上げていたとのことでした。また、フォルテでの授業が終わり、疲れた状態で帰宅したときに、お母さんが家で作っておいてくれた焼きおにぎりも彼女の大きな支えになっていました。

 

入試当日から発表日までの期間

ついに2月14日、入試当日を迎えました。その日は試験が始まる約3時間前の6時20分に起床しました。その日の朝ごはんには彼女の好物の豚汁をお母さんが作ってくれました。ただ、彼女は朝からものすごく緊張していたようで、高校の最寄り駅まで一緒に来てほしいとお母さんにお願いしたほどでした。

そして、8時20分ごろに学校に到着します。教室に着くとすでに半分くらいの生徒が着席していました。そこから入試の本番を迎えるのですが、緊張のあまり最初の教科である英語の記憶がほとんどないと言っていました。

その日の夕方、フォルテで自己採点を行いました。まずは得意教科の文系教科から。すると、英語・国語・社会で合計270点を超え、間違いなく過去最高得点でした。次に苦手教科の数学と理科。こちらは問題が難化したこともあり、かなり厳しい点数でした。しかし、5教科の合計点ではやはり過去最高点でしたので、ここまでの彼女の頑張りは一定の成果に結びつきました。昨年の合格者平均などと比べても、まったく遜色のない点数だったので、私自身は多少ホッとしていました。彼女の面接は翌々日だったため、この日は自己採点をしてそのまま帰宅してもらいました。

翌日(2月15日)、面接の練習を1時間ほど行いました。追浜高校は面接の点数で差がつくタイプの高校ではないので、そこまで気負わずに望むようにアドバイスしました。そして次の面接終了後の感想では、彼女自身が言いたかったことはしっかり言えたようでよかったです。これで彼女の公立高校入試は終了しました。

そこから合格発表までの約2週間は学校での卒業遠足を筆頭に楽しいことがたくさんありました。ただ、彼女の周りで同じ追浜高校を受けた子たちは彼女よりも自己採点の時点で高い点数を取っていたこともあって、彼女自身は合格発表当日まで頭には常に不安が付きまとう状態でした

 

合格発表当日

今年も合格発表はWeb上で行われました。この日はお父さんも仕事に行く時間を遅らせて、一緒に結果を確認することにしました。しかし、発表の9時にはアクセスが集中してしまい、結果が見られない状態でした。Web上で実際にスムーズに見られるようになったのは9時15分過ぎくらいからでした。

そこで彼女からLINEが届きました。

彼女は「合格」の2文字を見た瞬間、あまりの嬉しさに涙がこぼれ、それを見た保護者の方も一緒に喜びを分かち合い、そしてたくさんの褒めてあげたとのことです。その後、高校に入学手続きの書類を取りに行くのが午後指定だったため、午前中に来てもらい我々も喜びを分かち合いました。そこでの彼女の本当に嬉しそうな、そしてホッとしたような表情がとても印象的でした。

 

最後に

これは後々わかったことなのですが、実は開示された彼女の点数は自己採点よりも20点くらい低く(!)、今回の合格はかなりギリギリだったのかもしれません。ただギリギリだったとしても合格は合格。それは間違いなく彼女の志望校に対する思いが手繰り寄せたものでしょう

また、本日お母さんと一緒に最後のあいさつに来てくれて、そこでもいろいろな話を聞かせてくれました。普段勉強に口を出さないお父さんが実は娘の模試の結果を隅から隅まで見て、弱点を把握しており、時たまアドバイスをしてくれていたこと。そんなお父さんの入試当日の態度がいつも通りすぎて「頑張れの一言もないの?」と彼女はひそかに怒っていたこと。他にも興味深い話がたくさんありました。

最後に彼女の聞きました。

Q.フォルテとはあなたにとってどんな場所?

A.「安心できてがんばれる場所。」

改めて合格おめでとう!憧れの高校で実りの多い高校生活を送ってくださいね!

今回は以上です。ではまた!

進学塾フォルテ|俺たちが井土ヶ谷・蒔田・弘明寺地域を熱くする!|各学年12名までの少人数制対話型集団授業

初詣兼合格祈願に行ってきました!(2023年)

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

先日、個人的に毎年の恒例となっている、鎌倉は荏柄天神社への初詣兼合格祈願に行ってきました。

 

天満宮や天神社とは

全国各地にある「~天満宮」や「~天神社」は「学問の神様」として知られる菅原道真を祀っている神社です。

一般的に「北野天満宮(京都)」「防府天満宮(山口)」「太宰府天満宮(福岡)」の3つが日本三大天神と言われています。また、鎌倉の荏柄天神社は平安時代を起源とし、「北野天満宮(京都)」「太宰府天満宮(福岡)」と並んで三古天神社と言われます。

 

初詣兼合格祈願

さて、鳥居をくぐった後に数十m歩いて、数十段の階段を登ります。

二礼二拍手一礼で中3生の合格とフォルテ生全員の学力伸長を祈願します。

同じ内容を絵馬にも書きました。

こちらも毎年恒例ですが、中3生に御守りを買いました。

ついに公立入試まで1か月を切りました。ここからは周りも必死に頑張るので、相対的に偏差値をのばすのは難しいかもしれませんが、入試当日まで実力は伸びます。中3のフォルテ生みんなが無事に入試の日を迎えられるように我々も全力でサポートしていきます!

今回は以上です。ではまた!

 

進学塾フォルテ|俺たちが井土ヶ谷・蒔田・弘明寺地域を熱くする!|各学年12名までの少人数制対話型集団授業

第12回OKB48総選挙

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。今回は、久々に文房具に関する話です。

 

第12回OKB48総選挙

今年の初めにこちらの記事(「お気に入りの文房具を持とう」)でも触れた、年に1度開催される文房具ユーザー(=ほぼ全国民)のお気に入りボールペンの人気投票企画であるOKB48総選挙が今年も開催されていて、投票締め切りが迫ってきています(Webでの投票は12月31日まで)。私も投票しました。ちなみに今年でこのイベントは第12回です。

 

前回(第11回)の上位メンバーは?

ここで前回の結果を振り返ってみましょう。自分用やプレゼント用に買うボールペンに迷ったら、これらを買っておけば間違いないでしょう。前回(第11回)の結果(トップ5)は以下の通りです。

1位は絶対王者・ジェットストリーム・スタンダード(三菱鉛筆)で、なんと11連覇を達成しました!クセになる、なめらかな書き味」がキャッチコピーで、低粘度インクと呼ばれる油性でありながら驚くほどなめらかな書き味はまさに業界内で革命を起こしました。個人的には、コンビニの店員さんや配達員の方が使われているのをよく目にします。

次に、私の推しペンでもあるユニボールワンF(三菱鉛筆)が新人ながら2位に食い込みました。ボディ(軸)のくすんだ色のバリエーション(「茜空」「無垢」「花霞」「日向夏」などの和なネーミングも良い!)と、スタビライザー機構と呼ばれる低重心の機能を採用することで安定した書きやすさを実現した逸品。ちなみにこれはユニボールワンというペンが進化したものですが、ユニボールワンのデザイン自体に小中学生(特に女子)にもメチャクチャ人気があります。

3位のエナージェルインフリー(ぺんてる)は、なめらかな書き味と速乾性に加えて、インクのカラーバリエーションも豊富です。またボディ(軸)の部分が透明になっているシンプルさも特徴的だと思います。そもそもエナージェルインキは、好きな人は本当に好きなので、「もうエナージェルしか使えない!」というエナージェル原理主義者も多くいると思うので、堅い票を持っているのでしょう。個人的には丸付けの時には、エナージェルインキが使いやすいです。

4位は、ジェットストリームエッジ(三菱鉛筆)で、1位のジェットストリームの新しいシリーズで名前の通り、世界最細の0.28mmの芯を始めとして「鋭さ」「細さ」がペン先だけでなく、ペン全体のデザインで表現されているクセの強いボールペンです。また、単色で1,000円なので、上位のペンの中では最も高い価格帯です。

5位のブレン(ゼブラ)は、「ブレンシステム」という筆記の際のブレを極力減らし、ユーザーのストレスを最大限に軽減することに注力したボールペンです。過去のOKB48総選挙では、第9回に初登場し、絶対王者・ジェットストリームに肉薄する2位という鮮烈デビューを飾りました。それ以降も、第10回2位 → 第11回5位 と安定の人気ぶりです。ちなみにフォルテのロゴ入り赤ペンは、このブレンを採用しています。

 

第12回の展望は?大型新人は?

まず、1位は絶対王者・ジェットストリームと前回初登場2位のユニボールワンFが争うのではないかと私は思っています。ユニボールワンFは、昨年は発売されたばかりだったので、売り場での展開がまだ十分ではない状態でした。そのため、前回の時点では一般の知名度は他の既存のメンバー(=ボールペン)に比べると低いと言わざるを得ませんでした。しかし、あれから1年経ってずいぶん色々な文房具屋さんの売り場で展開されているのを目にするようにもなりましたので、もしかしたら王者奪取も有り得るかもしれません。

また、今回も大型新人がいます。それがcalme(ぺんてる)です。カルムと読みます。このペンの名前は、大学受験などでよく出る英単語の calm「静かな、穏やかな」から来ていて、その名の通りノックする際の「カチッ!」という音を大幅に軽減しているのが大きな特徴です。またデザイン的にもグリップが皮っぽくなっていたり、ボディ(軸)のカラーも落ち着いた感じのバリエーションで、非常に大人受けしそうなペンです。去年の11月末に発売し、発売当初から割と文房具屋では推されていた感もありましたので知名度はそこそこありそうです。そんな中、発売から1年経った今回満を持してOKBに初エントリーということで、上位に食い込む可能性も十分ありそうです。

 

最近の普及活動

フォルテでは、「普及活動」という名目で、上村が厳選した文房具を景品にしたり、オリジナルグッズの作成をしています。

まずは推しペンのユニボールワンF(三菱鉛筆)。

そして、エアーフィットライトS(ゼブラ)です。こちらにはフォルテオリジナル版でゴールドのロゴ入りです。

また、ペンからは離れますが、ハロウィンの時期に全生徒に配布したクリアファイルは大好評でした。みんな使ってくれています!

今までの教え子たちを思い返すと、文房具にこだわる子は高確率で成績も高い気がします。自分のお気に入りの文房具を持つことで、「勉強をする」ということが少なからず苦でなくなるのかもしれません。

今回は以上です。ではまた!

 

進学塾フォルテ|俺たちが井土ヶ谷・蒔田・弘明寺地域を熱くする!|各学年12名までの少人数制対話型集団授業

言霊(ことだま)は本当にあるのか?

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。 今回は、言霊(ことだま)についてです。

 

言霊(ことだま)とは?

言霊とは、古代から信じられている言葉に宿るとされる神秘的な力のことです。そのため、声に出した言葉が現実の事象に影響を及ぼすと信じられています。

簡単に言うと、前向きな言葉を声に出せばそれが良い結果につながり、後ろ向きな言葉を声に出せばそれが悪い結果につながるということです。例えば、結婚式の時や受験の直前には不吉なことを連想させる言葉を控えるような慣習がありますよね。それも言霊の一種なのかもしれません。

余談ですが、私が言霊という言葉を初めて知ったのは、サザンオールスターズの「愛の言霊」という曲名でした。確か、元スマップの香取慎吾主演のドラマのタイアップ曲だったと思います。

 

言霊(ことだま)は科学的なことなのか?

この言霊は、ただの慣習や言い伝えなのかというと、実はそうでもないようです。以前、このような話を聞いたことがあります。

ある研究によると、人間は後ろ向きな言葉を聞くと、脳のスイッチがオフになってしまうというのです。こういった研究に関連して、ある救急医療の現場では「仕方がない」「無理だ」といった後ろ向きな言葉を発することを禁止しているようです。

救急医療の現場は、いついかなる時に急患が運ばれてくるかわからないので、常に緊張感があり、なおかつ睡眠時間もあまり取れず精神的にも体力的にもキツイことが多いです。それでも、運ばれてくる急患を助けるために、多少無理をしてでも全力を尽くさなければならない環境です。そんな中で、誰かが「仕方がない」「無理だ」などの言葉を発すると、その現場のスタッフの脳のスイッチがオフになってしまい、キツイ状況でのもうひと踏ん張りができなくなってしまい、救える命も救えなくなってしまうとのことです。

 

集団内での言葉の影響力

このような、ざっくりと言うと、良い言葉は周りに良い影響を与え、悪い言葉は周りに悪い影響を与えるというのは、何も救急医療の現場に限った話ではないでしょう。特に集団生活の中では、その集団内の士気や雰囲気にかかわる重要な話だと思います。

例えば、スポーツの場合。サッカーの試合で1点差で負けていて、後半も残り時間わずか。そんな状況で誰かが、「ラストワンプレーで絶対に追いつこうよ!」と言えばチームの士気は高まり勢いも出ますが、「もう無理だよ。追いつけないよ。」と言えばチームの士気が下がって雰囲気が悪くなるでしょう。

例えば、塾の場合。みんなが入試や学校の定期試験に向けて必死に頑張っています。そんな状況で誰かが、「次の模試では絶対1位を取る!」と言えばそれを聞いたクラスメイトも負けじと頑張り切磋琢磨し合うでしょうが、「テストの点数なんてどうでもいいよ。」と言えばその場の凛とした空気が壊れてしまい雰囲気が悪くなるでしょう。

私の経験上、こういった集団内での士気や雰囲気はものすごく重要で、それは結果にも大きく影響します。というのも、そういった環境に引っ張られず高いパフォーマンスを発揮できるような強靭なメンタルを持った人というのは、全体の中でもごくごく少数だからです。ほとんどの人は多かれ少なかれその場の雰囲気に流されるものです。ですから、フォルテ内でも悪気の有無にかかわらず、マイナス発言をする生徒に対しては、その子自身を思ってもそうですが、その場の士気や雰囲気にも悪い影響があるので必ず注意をするようにしています。

今まではこういうのは単に感覚的なものかと思っていましたが、この記事内で紹介した研究結果や医療現場での話を聞いて、妙に腑に落ちました。

 

自分の言葉の影響を考えよう

人間誰しも辛くなってしまったり、ネガティブな考えに陥ってしまうことはどうしてもあります。そういう時は、自分なりの気晴らしを見つけたり、ごく身近な人(家族・友人・塾の先生など)に愚痴をこぼしたり、相談したりするのも良いでしょう。

ただし、もうひと踏ん張りしなきゃいけない時や、集団内にいるときには自分の言葉が自分自身および周りに対して良くも悪くも影響を与えるということを自覚しましょう。ですから、そういった状況ではたとえキツイ状況だとしても、前向きな言葉を意識的に声に出し、後ろ向きな言葉は胸の内にしまっておきましょう

今回は以上です。ではまた。

 

進学塾フォルテ|俺たちが井土ヶ谷・蒔田・弘明寺地域を熱くする!|各学年12名までの少人数制対話型集団授業