令和7年度(2025年度)の神奈川県公立高校選考基準について

こんにちは、文系担当の上村です。

今回は、現中3生の公立高校の入試制度の変更に関する話です。

 

2024年度からの入試制度

現高1生の入試(2024年度入試)から、神奈川県の公立高校の入試制度は大きく変わりました。主な変更点は以下です。

①全校一律での面接廃止
→一部の高校のみ特色検査として面接を実施。
(近隣の高校では、舞岡高校上矢部高校横浜商業[国際]商工)のみ

②2次選考に調査書の「主体的に取り組む態度」を採用
→これにより、入試当日の学力検査の点数だけでは合格が難しくなりました。

③出願・受験料の入金・合格発表がウェブに移行
→初年度ということで様々なトラブルが発生しました。ただ、その反省を活かして2025年度は様々なシステム改善がされるでしょう。

※2024年度についてはこちらをご参考ください。

 

内申と学力(と特色検査)のそれぞれの比率【1次選考】

そして先日、神奈川県の教育員会から令和7年度入試における、各高校の選考基準が発表されました(正式な資料はこちら)。主な高校と近隣の高校の一覧は以下です。ほとんどの高校は2024年度の比率を継続する形になっています。

※各高校は、以下の基準で定員の9割を選考します(これを1次選考と言います)。

【内申3(300点分):学力7(700点分)】

横浜翠嵐【特色3(300点分)】
柏陽【特色2(200点分)】
横須賀【特色1(100点分)】
横浜サイエンスフロンティア【特色2(200点分)】
神奈川総合[個性]
市立金沢
市立桜丘
大船

→この場合、内申1ポイントは学力検査の1.59点分に相当します。

 

【内申4(400点分):学力6(600点分)】

湘南【特色2(200点分)】
横浜緑ケ丘【特色2(200点分)】
希望ヶ丘【特色1(100点分)】
神奈川総合[国際]【特色2(200点分)】
横浜国際【特色1(100点分)】

追浜
横須賀大津
横浜栄
横浜氷取沢
横浜清陵
市立南
七里ガ浜

→この場合、内申1ポイントは学力検査の2.47点分に相当します。

 

【内申5(500点分):学力5(500点分)】

光陵【特色1(100点分)】
横浜平沼【特色1(100点分)】
戸塚
港北
みなと総合
岸根
横浜商業[商業]
横浜商業[国際]【面接2(200点分)】
NEW!横浜商業[スポーツ]【特色5(500点分)】
舞岡【面接3(300点分)】
横浜立野
横浜南陵
横須賀総合
金沢総合
逗子葉山

→この場合、内申1ポイントは学力検査の3.7点分に相当します。

ここで注目なのは、同じくらいの偏差値帯の高校でも、選考基準の比率が大きく異なっていることです。例えば、横須賀高校と光陵高校はどちらも偏差値が65前後(伸学工房のデータより)でともに特色検査を実施している高校ですが、上記の通り横須賀高校は【内申3:学力7:特色1】で、光陵高校は【内申5:学力5:特色1】と比率が全く異なります。

受験生が自分の受ける高校を決めるポイントとしては、各高校を見学したときの印象や高校でやりたいこと(勉強や部活動などなど)や制服などが真っ先に思い浮かぶでしょう。しかし、実際の合否を考えると、今回ご紹介したような各高校の選考基準も無視できません。

上述の横須賀高校と光陵高校であれば、(高いレベルの中で)内申点にはそこまで自信がないけど入試の点数には自信があるようなタイプの子は横須賀高校、逆に内申点には自信があるけど入試の点数にはそこまで自信がないようなタイプの子は光陵高校をそれぞれ受けた方が、自分の長所を生かすことができるため、その分合格する確率が上がるでしょう。

また、2025年度から横浜商業(スポーツマネジメント科)の比率が変更になっています。2024年度は【内申4:学力6:特色3】だったのが、【内申5:学力5:特色5(!)】となっています。ここまで極端な比率になると、模試での合格判定は少し当てにならないかもしれません(特色の実技が合否に大きく影響するため)

このほか、細かい変更点で横浜氷取沢高校は2024年度までは内申の英語の数字を重点化して2倍でカウントしていましたが、それが2025年度からはなくなりました

このように各高校の選考基準は、受験校選びの1つとして参考にしてほしい大切な要素の1つなのです。

 

内申と学力(と特色検査)のそれぞれの比率【2次選考】

各高校は、まず1次選考の基準で受験生を順位付けして募集定員の9割分の人数を合格者として選びます。そのあと、残りの受験生を2次選考の基準で再度順位付けして募集定員の1割を合格者として選びます。ちなみに合格者には、自分の合格が1次選考での合格なのか、2次選考での合格なのかは知らされません。

以前までは、入試当日の学力検査の点数と当時行われていた面接の点数で2次選考が行われていました。それが前述のとおり、2024年度からは調査書の「主体的に学習に取り組む態度」も2次選考の対象になりました。

2025年度の入試の2次選考における比率で、最も多いのが【学力8(800点分):主体的2(200点分)】です。次いで、【学力7(700点分):主体的3(300点分)】の比率が高くなっています

こう見ると、学力検査でほとんど合否が決まるかのように思いますが、調査書の「主体的に取り組む態度」は中3の9教科のみが対象なので、1教科あたりの影響力は非常に大きいです。なので、意識として大切なのは「主体的に取り組む態度」は絶対にA〇またはAを取ることです。特に偏差値の高く競争率の高いは9教科の「主体的に取り組む態度」の中にA〇またはAの子ばかり受けるでしょうから、1つでもBなどの評価があればそれが大きなマイナスになってしまいます。日々の積み重ねを大切にしましょう!

今回は以上です。それではまた!

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