第13回OKB48総選挙について

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。今回は、久々に文房具に関する話です。

 

第13回OKB48総選挙

昨年の初めにこちらの記事(「お気に入りの文房具を持とう」)でも触れた、年に1度開催される文房具ユーザー(=ほぼ全国民)のお気に入りボールペンの人気投票企画であるOKB48総選挙が今年も開催されていて、投票締め切りが迫ってきています(Webでの投票は12月31日まで)。もちろん私もWebから投票しました。ちなみに今年でこのイベントは第13回です。

 

前回(第12回)の上位メンバーは?

ここで前回の結果を振り返ってみましょう。自分用やプレゼント用に買うボールペンに迷ったら、これらを買っておけば間違いないでしょう。前回(第12回)の結果(トップ5)は以下の通りです。

前々回(第11回)と比べると、3位のジュースアップ以外は同じ面子がベスト5に入っています。

1位は絶対王者・ジェットストリーム・スタンダード(三菱鉛筆)で、なんと12連覇を達成しました!クセになる、なめらかな書き味」がキャッチコピーで、低粘度インクと呼ばれる油性でありながら驚くほどなめらかな書き味はまさに業界内で革命を起こしました。個人的には、コンビニの店員さんや配達員の方が使われているのをよく目にします。また、文房具屋さんだけでなく、コンビニや百円均一のお店にもだいたい置いてあり、入手しやすいことも大きいと思います。

 

次に、私の推しペンでもあるユニボールワンF(三菱鉛筆)が2年連続で2位となりました。ボディ(軸)のくすんだ色のバリエーション(「茜空」「無垢」「花霞」「日向夏」などの和なネーミングも良い!)と、スタビライザー機構と呼ばれる低重心の機能を採用することで安定した書きやすさを実現した逸品。ちなみにこれはユニボールワン(第10回OKB総選挙で3位の実力者!)というペンが進化したものですが、ユニボールワンシリーズのデザイン自体が小中学生にメチャクチャ人気があります(少なくともうちの生徒には!)。ユニボールワンに比べて、口金と呼ばれるペン先付近の部品が金属感のある仕様になっています。ユニボールワン同様に、くっきりとした濃いゲルインク(通称“oneインク”)を採用しており、書いた内容を記憶しやすいため受験勉強のお供にもオススメです。ちなみに私は合計で30本以上買っています(笑)。

 

3位のジュースアップ(パイロット)は、パイロット社のジュースというシリーズの進化版で、ペン先にシナジーチップを搭載することで、細書きながら従来の細書きのボールペンにありがちだったガリガリ感がなく、非常になめらかな書き味のボールペンです。また、黒を基調としたボディのデザインも特徴的で、中高生に人気があります。ここ最近では、第9回4位→第10回8位→第11回6位→第12回3位といった具合で、ベスト5に返り咲きました。

 

4位のエナージェルインフリー(ぺんてる)は、なめらかな書き味と速乾性に加えて、インクのカラーバリエーションも豊富です。またボディ(軸)の部分が透明になっているシンプルさも特徴的だと思います。そもそもエナージェルインキ(インク)は、好きな人は本当に好きなので、「もうエナージェルしか使えない!」というエナージェル原理主義者も多くいると思うので、堅い票を持っているのでしょう。個人的には丸付けの時には、エナージェルインキが使いやすいです。第10回9位→第11回3位→第12回4位という推移です。

 

5位のブレン(ゼブラ)は、「ブレンシステム」という筆記の際のブレを極力減らし、ユーザーのストレスを最大限に軽減することに注力したボールペンです。なめらかなボディがスタイリッシュでカッコイイです。過去のOKB48総選挙では、第9回に初登場し、絶対王者・ジェットストリームに肉薄する2位という鮮烈デビューを飾りました。それ以降も、第10回2位 → 第11回5位 →第12回5位と常にベスト5入りしている安定の人気ぶりです。ちなみにフォルテのロゴ入り赤ペン第一弾は、このブレンを採用しています。インクについては少し薄めな感じがあるので、そこは好みが分かれる部分かもしれませんが、見た目のクールさは間違いないです。

 

第13回の展望は?大型新人は?

まず、1位はやはり絶対王者・ジェットストリームと連続2位のユニボールワンFが争うのではないかと私は思っています。前回投票で1000ポイント以上を獲得したのはこの2本のみでしたので、この2本が頭1つ抜け出ているので、もしかしたらユニボールワンFがジェットストリームの牙城を崩すかもしれません。

また、今大会にも新人(2022年9月以降に新発売されたボールペン)が多数エントリーしています。その中でも注目の2本を紹介します。

まず1本目はユニボールワンP(三菱鉛筆)です。

こちらはユニボールワンシリーズの新作で、ユニボールワンFと同じようにスタビライザー機構による低重心の軸ですが、その軸が短くと太くなっているのが特徴です。このへんは手の小さい女性向きなのかなと個人的には思っています。実際に文房具屋さんで手に取ってみたところ、私はあまりしっくりきませんでした(それでも生徒たちの感想を聞きたくて1本買いましたが…)。ただ、インク自体はすでに紹介しているユニボールワンやユニボールワンF同様にoneインクを採用しているので、そこの書き味や視認性の良さは間違いないです。なので、手に取ってみてしっくりくるかどうかだけを確かめた方が良いです。

 

もう1本が韓国の文具メーカー・ZERO G TEC社のZERO G BALL (ゼロジーボール)∠15です。

こちらは写真でわかる通り、ペン先が15度傾いていて、それによって紙面に対して垂直に力が入るので、軽い筆圧で書くことができます。かなりユニークなデザインだったので、私も1本買って試しに使ってみました。

慣れれば平気なのかもしませんが、個人的には違和感がすごかったです。また、インクが一昔前のボールペンのようで、逆に日本のメーカーの作るボールペンのインクのレベルの高さを感じました。

 

この他にも7種類の新人たちがエントリーしています。ちなみに昨年の記事で私が注目した昨年の新人Calme(ぺんてる)は第12回で14位で、新人としてはボールサインiDプラス(サクラクレパス)の10位が最高でした。今年の新人たちはどれくらい上位に食い込むのか、楽しみですね。

詳しくはこちらの公式サイトをご覧ください。

今回は以上です。ではまた!

 

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テストの問題用紙に思考のあとはあるか?

こんにちは、フォルテの文系講師の上村です。

ゴールデンウィークも終わり、フォルテでは今週からは全学年で通常授業がスタートしています。今回は、小中学生のテストを採点していて常々思うことについてです。

我々塾講師が子どもたちの理解や取り組む姿勢を判断するポイントの1つのテストがあります。これは点数自体はもちろんなのですが、実は点数以外の部分にもそれらを読み取るポイントがあります。

 

問題用紙への書き込み

そのポイントが問題用紙への書き込みです。例えば、国語のテストの場合。以下のような設問があったとします。

問1.線①「来美の足は言うことを聞かない」について、これは具体的 にどういうことか?文章中の言葉を使って説明しなさい。

このような場合、答えを作る上での条件は2つで、1つ目は「どういうことか?」と問われているので文末を「~こと。」にすること。2つ目は「具体的に」「文章中の言葉を使って」とあるので内容を文章中の言葉を使って具体的に書くことです。

ただ、この場合は内容を具体的に書こうと思ったら、自然と文章中の言葉を使うことにはなるでしょうから、条件の1つ目がより気を付けるポイントです。実際にこの手の問題を採点していると、こういった文末の答え方が合っていない子がたくさんいます。そして、内容面が合っていても、文末が合っていないことで、△や×となってしまい、本来もらえていたはずの点数から数点マイナスになってしまいます。

ですから、こういった場合は解いている時にどういうことか?」のように大事な部分に線を引いたり、〇をつけたりして意識化することが大切です。ちなみにこのような作業が自然とできている子は当然ながら、上記のようなマイナスをもらうことは少ないですし、国語に限らずどの教科でも成績が良いです。国語だけ大事なところに線を引いて、その他の教科では引かないなんて子はほぼいないですからね。

逆に、私の今までの経験上、このような書き込みを全くしない子で、成績が優秀だったという子は残念ながら一人もいません

 

アドバイスを実行できる子とできない子

一方、こういったアドバイスをしても、それをなかなか行動に移さない子も多いです。私の感覚としては、我々がこのように有効な勉強方法や取り組むべき内容をアドバイスしたときに、それを言われた通りやる子は全体の1~2割ほどです(もちろんアドバイスする側の影響力によって多少変わるとは思いますが)。さらに、それを継続させる子はその中の1~2割です。つまり、先生や講師からのアドバイスを継続させる子はアドバスを受けた子全体のたった数%なので、結果としてこういったことがコツコツと出来る子は成績が大きく伸びたり、高い成績がキープできたりするわけです。

中1であれば、フォルテでも学校を先取りして英語の学習を進めています。それがbe動詞の文であれ、一般動詞の文であれ、そこで日本文を英文にする上での基本として、主語と動詞にしっかり線が引けているかどうか。また、疑問文に対する代名詞(I / you / he / she / it など)を選ぶ問題では、疑問文の主語に線が引けているかどうか。こういった部分からその子の英語への理解度やテストで点数を取ることへの意欲を読み取ることができます。普段の授業中の様子や先日の模擬試験の結果(自己採点ベース)でも、早くもこの意識の違いから同じクラス内でも差が出始めています。

保護者の方にも、お子様のテストの点数や正答率だけでなく、このような書き込みにも注目していただきたいです。特になかなか演習で正解が出来なかったり、同じようなミスをくり返したりしている場合は、こういった書き込みが出来ていない、または自分自身がどういったミスをしやすいのかが自覚出ていない場合が多いです。

 

書き込みは見直しや解き直しにも役立つ

これまで紹介したように、問題用紙に書き込みを行いながら解くことで、ミスを減らすことはできます。さらに、選択問題で自分が選んだ選択肢の根拠や書き抜き問題での書き抜き箇所に書き込みをしておくことで、見直しや解き直しをするときにも役立ちます

同じ間違いでも、根拠としている箇所自体が違っていたのか、根拠としている箇所自体はあっていたのに答え方や別の次元のミスがったのかでは、解き直しのやり方や次回への意識の持っていき方を変わります。

ということで、今回は問題用紙への書き込みについてでした。これは普段やっていないのにテストの時だけやっても当然意味はないです。普段の演習問題を解くときから実践していきましょう。

今回は以上です。ではまた!

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誕生日企画始まりました!

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

今回は、今年度から始まったフォルテ生の誕生日企画についてです。

企画のきっかけ

まずこの企画のきっかけとしては、私自身の経験からです。それは、私は4月生まれなのですが、学生の頃に学年やクラスが新しくなって、友人ができたころにはすでに私の誕生日が過ぎていて、家族や数年来の友人以外からはあまり祝われないということが度々ありました(4月生まれあるあるです)。そこで、そういった4月生まれの子をお祝いする機会を作りたいと思ったのと、この企画を機に子どもたちがお互いの誕生日を知り、仲良くなってくれると良いなと思いました。

 

企画概要

企画の内容はシンプルで、各生徒が誕生日当日または次の通塾日に くじ を引いて、いるフォルテオリジナルグッズがその場で当たるというものです。

オリジナルグッズの例としては、オリジナル赤ボールペン(ブレン)、オリジナルシャーペン(2種類)、オリジナルクリアファイル(第3弾)、オリジナル缶バッジ、オリジナルコインケース、オリジナルボールペン(ユニボールワンF)、オリジナルキーホルダー(数種類)などなどです。実はこの企画でしか手に入らないグッズばかりです。

 

くじの様子

くじ にはアディダスのくつ箱をカスタマイズした手製のBOXを使います。

この中に くじ が入っています。

1つ引いて開くと、こうなります。

すると、その中身に応じてグッズがもらえます。

 

実際の結果

今日(4月12日)時点で、さっそく2名がくじを引いたところ、二人ともクリアファイルでした!フォルテ生の皆さんは自分の誕生日が来るのを楽しみにしていてくださいね。

今回は以上です。ではまた!

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第12回OKB48総選挙について

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。今回は、久々に文房具に関する話です。

 

第12回OKB48総選挙

今年の初めにこちらの記事(「お気に入りの文房具を持とう」)でも触れた、年に1度開催される文房具ユーザー(=ほぼ全国民)のお気に入りボールペンの人気投票企画であるOKB48総選挙が今年も開催されていて、投票締め切りが迫ってきています(Webでの投票は12月31日まで)。私も投票しました。ちなみに今年でこのイベントは第12回です。

 

前回(第11回)の上位メンバーは?

ここで前回の結果を振り返ってみましょう。自分用やプレゼント用に買うボールペンに迷ったら、これらを買っておけば間違いないでしょう。前回(第11回)の結果(トップ5)は以下の通りです。

1位は絶対王者・ジェットストリーム・スタンダード(三菱鉛筆)で、なんと11連覇を達成しました!クセになる、なめらかな書き味」がキャッチコピーで、低粘度インクと呼ばれる油性でありながら驚くほどなめらかな書き味はまさに業界内で革命を起こしました。個人的には、コンビニの店員さんや配達員の方が使われているのをよく目にします。

次に、私の推しペンでもあるユニボールワンF(三菱鉛筆)が新人ながら2位に食い込みました。ボディ(軸)のくすんだ色のバリエーション(「茜空」「無垢」「花霞」「日向夏」などの和なネーミングも良い!)と、スタビライザー機構と呼ばれる低重心の機能を採用することで安定した書きやすさを実現した逸品。ちなみにこれはユニボールワンというペンが進化したものですが、ユニボールワンのデザイン自体に小中学生(特に女子)にもメチャクチャ人気があります。

3位のエナージェルインフリー(ぺんてる)は、なめらかな書き味と速乾性に加えて、インクのカラーバリエーションも豊富です。またボディ(軸)の部分が透明になっているシンプルさも特徴的だと思います。そもそもエナージェルインキは、好きな人は本当に好きなので、「もうエナージェルしか使えない!」というエナージェル原理主義者も多くいると思うので、堅い票を持っているのでしょう。個人的には丸付けの時には、エナージェルインキが使いやすいです。

4位は、ジェットストリームエッジ(三菱鉛筆)で、1位のジェットストリームの新しいシリーズで名前の通り、世界最細の0.28mmの芯を始めとして「鋭さ」「細さ」がペン先だけでなく、ペン全体のデザインで表現されているクセの強いボールペンです。また、単色で1,000円なので、上位のペンの中では最も高い価格帯です。

5位のブレン(ゼブラ)は、「ブレンシステム」という筆記の際のブレを極力減らし、ユーザーのストレスを最大限に軽減することに注力したボールペンです。過去のOKB48総選挙では、第9回に初登場し、絶対王者・ジェットストリームに肉薄する2位という鮮烈デビューを飾りました。それ以降も、第10回2位 → 第11回5位 と安定の人気ぶりです。ちなみにフォルテのロゴ入り赤ペンは、このブレンを採用しています。

 

第12回の展望は?大型新人は?

まず、1位は絶対王者・ジェットストリームと前回初登場2位のユニボールワンFが争うのではないかと私は思っています。ユニボールワンFは、昨年は発売されたばかりだったので、売り場での展開がまだ十分ではない状態でした。そのため、前回の時点では一般の知名度は他の既存のメンバー(=ボールペン)に比べると低いと言わざるを得ませんでした。しかし、あれから1年経ってずいぶん色々な文房具屋さんの売り場で展開されているのを目にするようにもなりましたので、もしかしたら王者奪取も有り得るかもしれません。

また、今回も大型新人がいます。それがcalme(ぺんてる)です。カルムと読みます。このペンの名前は、大学受験などでよく出る英単語の calm「静かな、穏やかな」から来ていて、その名の通りノックする際の「カチッ!」という音を大幅に軽減しているのが大きな特徴です。またデザイン的にもグリップが皮っぽくなっていたり、ボディ(軸)のカラーも落ち着いた感じのバリエーションで、非常に大人受けしそうなペンです。去年の11月末に発売し、発売当初から割と文房具屋では推されていた感もありましたので知名度はそこそこありそうです。そんな中、発売から1年経った今回満を持してOKBに初エントリーということで、上位に食い込む可能性も十分ありそうです。

 

最近の普及活動

フォルテでは、「普及活動」という名目で、上村が厳選した文房具を景品にしたり、オリジナルグッズの作成をしています。

まずは推しペンのユニボールワンF(三菱鉛筆)。

そして、エアーフィットライトS(ゼブラ)です。こちらにはフォルテオリジナル版でゴールドのロゴ入りです。

また、ペンからは離れますが、ハロウィンの時期に全生徒に配布したクリアファイルは大好評でした。みんな使ってくれています!

今までの教え子たちを思い返すと、文房具にこだわる子は高確率で成績も高い気がします。自分のお気に入りの文房具を持つことで、「勉強をする」ということが少なからず苦でなくなるのかもしれません。

今回は以上です。ではまた!

 

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「小学生日記」という取り組みについて

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。今回は小学5年生で始めた「小学生日記」という取り組みについてです。

 

小学生日記とは

フォルテでは、小学5年生の人数が他学年に比べて非常に少ないです(よって大募集中です!)。その中で、国語の授業や算数の文章問題の際に、彼らの文章読解力や語彙の少なさが前々から気になっていました。これまでは授業内でのいろいろと工夫して対応してきたのですが、ここは思い切って何か彼らによってプラスになる取り組みを新たに始めようと思い立ちました。

そこで、週に1回提出する形で日記を書いてもらうことにしました。日記を書く頻度は生徒によって違いますが、最低週に1日~としました。

また、配布したノートには以下のような例と注意点を記しています。

 

小学生日記の狙い①

小学生日記による狙いは、まず前述の通りで文章読解力や語彙力の向上です。文章読解力や語彙力の向上と言うと、まずは読書や演習量を増やすなどの方法が真っ先に浮かびます。それらも悪くないでしょう。ただし、やみくもに数をこなしても、学習者の意識が低いとあまり効果があるとはいいがたいと思います。また、現体制では上記の方法で大きな効果をもたらすための管理体制の仕組み作りが難しいです。

また、言葉は自分で使ってみて初めて「自分のもの」となるので、そういった意味では日記は有効な手段だと思います。

 

小学生日記の狙い②

次にアウトプウトを前提とすることで、インプットの質を高めることを期待しています。何かしらを日記で書くというのが前提にあると、まずは書く内容のネタ探しを自分からするようになります。また、同じイベントに対してもそのときの出来事をより詳しく覚えていようと思いますし、自分がその時にどう感じたか、どういう気持ちになったかを意識的に自分の中で考えるようになります。このような癖をつけることで、今まではぼんやりと考えていたことが、言語化する過程で明確になります。

実際に私自身も最近、毎週何かしらブログの記事を上げることを目標にしているので、ブログのネタになることを積極的に探すようにしていますし、「これをブログで書くとしたら、どういう切り口で書こうかな?」といった具合に思考を巡らせます。

 

中学生日記への応用

近いうちに中学生でも日記の課題を始めようと思います。ただ、中学生の場合は小学生のようにただ日記を書くだけでなく、テーマを決めて書いてもらおうかと思います。例えば、「嬉しかったこと」「疑問に思ったこと」「怒りを感じたこと」など。

こういったテーマ設定をすることによって、やはり主体的にテーマに合ったネタを探したり、自分自身の気持ちに向き合うようになると思います。

 

最後に

ということで、今回は「小学生日記」という取り組みについてでした。私個人的には、この取り組みを通して、フォルテに通う子供たちそれぞれが「日々、何をして何を感じているのか」を知ることも楽しみです。

今回は以上です。ではまた!

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言霊(ことだま)は本当にあるのか?

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。 今回は、言霊(ことだま)についてです。

 

言霊(ことだま)とは?

言霊とは、古代から信じられている言葉に宿るとされる神秘的な力のことです。そのため、声に出した言葉が現実の事象に影響を及ぼすと信じられています。

簡単に言うと、前向きな言葉を声に出せばそれが良い結果につながり、後ろ向きな言葉を声に出せばそれが悪い結果につながるということです。例えば、結婚式の時や受験の直前には不吉なことを連想させる言葉を控えるような慣習がありますよね。それも言霊の一種なのかもしれません。

余談ですが、私が言霊という言葉を初めて知ったのは、サザンオールスターズの「愛の言霊」という曲名でした。確か、元スマップの香取慎吾主演のドラマのタイアップ曲だったと思います。

 

言霊(ことだま)は科学的なことなのか?

この言霊は、ただの慣習や言い伝えなのかというと、実はそうでもないようです。以前、このような話を聞いたことがあります。

ある研究によると、人間は後ろ向きな言葉を聞くと、脳のスイッチがオフになってしまうというのです。こういった研究に関連して、ある救急医療の現場では「仕方がない」「無理だ」といった後ろ向きな言葉を発することを禁止しているようです。

救急医療の現場は、いついかなる時に急患が運ばれてくるかわからないので、常に緊張感があり、なおかつ睡眠時間もあまり取れず精神的にも体力的にもキツイことが多いです。それでも、運ばれてくる急患を助けるために、多少無理をしてでも全力を尽くさなければならない環境です。そんな中で、誰かが「仕方がない」「無理だ」などの言葉を発すると、その現場のスタッフの脳のスイッチがオフになってしまい、キツイ状況でのもうひと踏ん張りができなくなってしまい、救える命も救えなくなってしまうとのことです。

 

集団内での言葉の影響力

このような、ざっくりと言うと、良い言葉は周りに良い影響を与え、悪い言葉は周りに悪い影響を与えるというのは、何も救急医療の現場に限った話ではないでしょう。特に集団生活の中では、その集団内の士気や雰囲気にかかわる重要な話だと思います。

例えば、スポーツの場合。サッカーの試合で1点差で負けていて、後半も残り時間わずか。そんな状況で誰かが、「ラストワンプレーで絶対に追いつこうよ!」と言えばチームの士気は高まり勢いも出ますが、「もう無理だよ。追いつけないよ。」と言えばチームの士気が下がって雰囲気が悪くなるでしょう。

例えば、塾の場合。みんなが入試や学校の定期試験に向けて必死に頑張っています。そんな状況で誰かが、「次の模試では絶対1位を取る!」と言えばそれを聞いたクラスメイトも負けじと頑張り切磋琢磨し合うでしょうが、「テストの点数なんてどうでもいいよ。」と言えばその場の凛とした空気が壊れてしまい雰囲気が悪くなるでしょう。

私の経験上、こういった集団内での士気や雰囲気はものすごく重要で、それは結果にも大きく影響します。というのも、そういった環境に引っ張られず高いパフォーマンスを発揮できるような強靭なメンタルを持った人というのは、全体の中でもごくごく少数だからです。ほとんどの人は多かれ少なかれその場の雰囲気に流されるものです。ですから、フォルテ内でも悪気の有無にかかわらず、マイナス発言をする生徒に対しては、その子自身を思ってもそうですが、その場の士気や雰囲気にも悪い影響があるので必ず注意をするようにしています。

今まではこういうのは単に感覚的なものかと思っていましたが、この記事内で紹介した研究結果や医療現場での話を聞いて、妙に腑に落ちました。

 

自分の言葉の影響を考えよう

人間誰しも辛くなってしまったり、ネガティブな考えに陥ってしまうことはどうしてもあります。そういう時は、自分なりの気晴らしを見つけたり、ごく身近な人(家族・友人・塾の先生など)に愚痴をこぼしたり、相談したりするのも良いでしょう。

ただし、もうひと踏ん張りしなきゃいけない時や、集団内にいるときには自分の言葉が自分自身および周りに対して良くも悪くも影響を与えるということを自覚しましょう。ですから、そういった状況ではたとえキツイ状況だとしても、前向きな言葉を意識的に声に出し、後ろ向きな言葉は胸の内にしまっておきましょう

今回は以上です。ではまた。

 

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お気に入りの文房具を持とう

こんにちは、文系担当の上村です。

今回は、勉強に不可欠なアイテム「文房具」についてです。

 

OKB48総選挙と絶対王者

いきなりですが、皆さんはOKB48総選挙をご存知でしょうか(※AKBではありません。OKBです!)。これは2021年で11回目(!)を迎えた、主催者が選抜した48種類のボールペンの中から、全国の好事家たちがそれぞれのお気に入りボールペン(=OKB)を投票するという毎年恒例のイベントです。今回の第11回は昨年10月~12月まで投票期間が設けられ、今月中にも結果が発表される予定です。

私は以前から愛聴しているあるラジオ番組を通じてこの催しをかなり前に知りまして、それから文房具に対する熱が一層高まりました!

ちなみに第1回~第10回まではジェットストリーム(三菱鉛筆)が10連覇を成し遂げており、まさに絶対王者といった感じです。ジェットストリームは、低粘度インクと呼ばれる、油性にもかかわらずなめらかな書き味を実現したインクを採用しており、その実力は誰もが認めるところ。まさに日本のボールペン業界に革命を起こした一品と言えるでしょう(ただし、個人的には単色バージョンのジェットストリームに関してはデザイン性に多少難があるように前々から思っているのですが…)。

もし、ジェットストリームを一度も使ったことがないという方は、どの文房具屋さんにも確実に並んでいるので、是非一度試し書きをしてみてください。「たかがボールペンでしょ?」と思われるかもしれませんが、ドン・キホーテなんかで30円くらいでたたき売りされているような謎のボールペンなどとは書き味がの次元が全く違います

 

文房具にこだわるメリット

子どもたちには、こういった文房具にちょっとしたこだわりや興味を持ってほしいと思っています。そしてできれば自分が使いやすい文房具をお気に入り文房具として日々使ってほしいです。というのも理由は2つあります。

1つ目は、しっかりとした文房具を使用することで、勉強する時に無駄なストレスを感じなくて済むからです。毎日使うものだからこそ、シャー芯がすぐ折れてしまったり、ボールペンのインクが引っかかったりかすれたりすることは、何気に大きなストレスになります。こういったストレスを軽減することは、勉強の集中力を保つ上で重要です

2つ目は、自分のお気に入りの文房具が持つことで、自然とそれをたくさん使いたくなります。すると当然ながら勉強時間が増えます。勉強時間が増えれば、学力向上や成績UPにもつながりやすくなります

ちなみに私の最近のお気に入りのペンたちは↓です。

(上からブレン、ジェットストリーム、ユニボールワンの各色、ユニボールワンF )

また、お気に入りの文房具についてですが、最初の取っ掛かりとしては何も使い勝手が良いとか機能性が高いということでなく、単純にデザインが好き(見た目が「かわいい」とか「かっこいい」とか「おしゃれ」)であるとか、好きなキャラクターやプロスポーツチームのロゴが描かれているなどでも良いと思います

思い返すと私自身も小学生の頃には、今考えるとメチャクチャ使いにくいドラえもんやディズニーのキャラクターグッズの文房具を気に入って使っていました。ただ昔と違うのは、最近ではそういったキャラクターグッズやプロスポーツチームのロゴ入りグッズでもしっかりとしたシャーペンやボールペンのボディが採用されていることが多いことです。その分多少割高であるとしても、非常に使いやすいものが多くなっているのをみると、つくづく良い時代になったなと思います。

 

地道な普及活動

フォルテ生にお気に入りの文房具に出会ってもらうために、こちらも微力ながらそういった機会を作ろうとしています。

フォルテでは小学生については授業や小テストの点数に応じてポイントを貯めていき、それが貯まったら文房具などと交換できるシステムがあります。そこで今回、冒頭で紹介したOKB48において去年上位にランクインしたメンバー(=ボールペン)たちをたくさん景品として加えました!

早速、何人かの小学生が交換してガンガン使ってくれています。

さらにリーズナブルでなおかつ評判の良いシャーペン「フレフレオプト(PILOT)」にフォルテのオリジナルロゴを入れた特注品を制作し、上記の赤ボールペンと同じように小学生の交換用の景品や中学生の模試上位者表彰用の景品にしました。手前味噌ですが、これはシンプルにカッコイイ

そして、入荷初日から何人もの小学生が嬉しそうにGETしてくれました。そういえば、私自身も何かのきっかけで小学生当時に通っていた塾名とロゴの入ったシャーペンをもらって、それがすごく嬉しかったのを覚えています(今にして思えば、そのときのシャーペンのボディは超安っぽかったですがそれでも嬉しかったです)。

中学生もかなり欲しがっていたので、これが次の模擬試験(2月の初旬)へ向けた良いモチベーションになってくれれば幸いです。

ということで、「お気に入りの文房具を持つことで、勉強に今まで以上に前向きに取り組めるようになるかもしれませんね!」という話でした。

ではまた!

 

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ちょっとした遊び心と気遣い

こんにちは、フォルテの上村です。

今回は、5年前の旅行に関連した「ちょっとした遊び心や気遣い」について書きました。

まず今回の話の前提として私・上村が野球好きであることをお知らせしておきます。小学生のころから千葉ロッテマリーンズファンで、ここ数年は野球熱の再燃により、年間20試合以上見に行っていました(去年・一昨年はコロナの関係で全然でしたが・・・)。

 

当時の教室スタッフとの仙台旅行

5年前の夏のお盆休み、前職の大手塾で教室長を務めていた私は、自分の教室スタッフと一緒に男3人で仙台へ旅行に行ってきました。今にして思えば、教室スタッフで休みの日にわざわざ旅行に行くってメチャクチャ仲良いですよね。とはいえ、一人はバイクで仙台に向かい、私ともう一人は一緒に新幹線で行くつもりがそのスタッフが寝坊して新幹線に乗り遅れてしまい(こんなことが現実にあるのか!)、結局3人バラバラで仙台で合流するという謎の展開になりました(笑)

旅行の日程が1泊2日と短く、あまり多くの場所を回ることができなかったのですが、仙台市街以外では石巻まで足を伸ばし、本当に一部ですが、東北で東日本大震災からの復興の一端を垣間見ることができました

 

楽天生命パーク宮城での野球観戦

3人とも野球好き(それぞれマリーンズ・ライオンズ・ジャイアンツのファン)ということで、今回の旅行のメインイベントの1つが、3人とも初参戦となる、東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地・楽天生命パーク宮城(当時は、❝Koboパーク宮城❞という名前でしたが。)でのナイター観戦でした。プロ野球の各球団の本拠地になっている球場って、それぞれ個性があって面白いんですよね(これは、他球団との差別化を図る球団の企業力の賜物でしょう)。特に野外の球場は個人的に3割増しでワクワクします。

この楽天生命パーク宮城ですが、御多分に漏れずとても個性的な球場なんです。何せ外野に観覧車がありますからね!(笑

また、外野席の形や座種もかなり変わっています。その時は、我々は芝生に座れる外野席で観戦したのですが、当日が晴れだったこともあって非常に心地良かったです。首都圏だと、埼玉にある埼玉西武ライオンズの本拠地・メットライフドームにも芝生の席が以前あったのですが、そこはドームということで、屋外のスタジアムのような開放感はなかなかありません(余談ですが、メットライフの方は席自体が斜めになっているため、単純に立ち上がっての応援がしづらかったです)。

 

売り子のお姉さんのちょっとした遊び心と気遣い

これだけでも個人的には良い野球体験だったのですが、そこでさらに印象に残ることがありました。観戦中にビールを買ったのですが、売り子のお姉さんがさっとポケットからマジックを取り出してコップに何かを書いていました。それがこの写真です。

これまで様々なプロ野球の球場で試合を観戦して来ましたが、後にも先にもこういうことを書いてくれた売り子さんはこのお姉さんしかしません。本当に小さいことかもしれませんが、こういうちょっとした遊び心や気遣いって嬉しいですよね。まぁ、私が手書きのものが好きというのもあるかもしれませんが。

 

数年前の二俣川での出来事

細かい気遣いと言えば、以前に二俣川の自動車教習所に免許の更新に行ったときに、二俣川駅で二俣川看護福祉高校のJRC部というボランティア活動などを行っている部活の子たちが熊本で起きた大地震の募金活動をやっていたんです(こちらの記事にそのときのことが載っています)。

そこで私は手持ちの小銭をすべて募金したんですが、その時にも「募金にご協力いただきありがとうございます!」と書かれた手書きの小さなカードをもらいました(↓が実物です)。

個人的には赤や青の羽根をもらうより断然こっちの方が嬉しかったですね(羽根もらっても正直使い道がわからず持て余してしまうし・・・)。

 

今回の話に関連したフォルテの取り組みの紹介

実はフォルテでもこういうちょっとした遊び心や気遣いを心掛けています。是非、小学生の保護者の方は宿題のノートを、中学生の保護者の方は模試の解き直しのノートをご覧いただければと思います。

毎回、宿題チェックや模試の解き直しチェックの際に各担当講師からその子のためだけにコメントを書いております。また、最近では小学5年生のノートにはオリジナルキャラクターのイラストを書くときもあるのですが、まだなかなか上手くかけないので、練習中です(笑)。

そして、今年も去年に引き続き塾生全員に私が年賀状を作成して送ったのですが、その際も一人ひとりにあった印刷面や手書きのコメントを添えて送りました。

当然、これらをやるには時間や労力は相当かかるのですが、ここは我々の小さなこだわりです。子どもたちにとって「自分のためだけにやってもらった」という特別感を大切にしています。ちょっとでも、お子様や保護者様に我々の気持ちが心に響いてくれれば幸いです。また、年賀状については返事をくれた子やLINEでお礼を言ってくださった保護者の方も多くいらっしゃいまして、とても嬉しかったです。

最後に、こういった遊び心をいれるのは、やってもらう人だけでなく、実はやる人にとってもプラスです。こういう遊び心を入れる余裕があった方が、大変な勉強や仕事でも上手くいくことが多いです。

今回はここまでです。では、また!

 

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来年度から使われる英語の新しい教科書について

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

先週、南図書館で来年度からの新教科書の展示会がやっているということで、早速実物をチェックしてきました。今回は、各方面で話題になっている英語の教科書について書きます。

 

学習単元増により、内容が難化

今まで高校での学習内容であった、「現在完了進行形」や「仮定法(基礎内容)」や「原形不定詞」が中学での必修単元となりました。そのため、従来までの学習単元が前の学年に下りてきたり、学年はそのままでも扱うタイミングが早くなったりしている部分が多くみられました。

特に中1ではそれが顕著で、今回改定された新教科書では初っ端から「be動詞」「一般動詞」「助動詞のcan」が登場します。現行の教科書では、「助動詞のcan」が登場するのは中1の後半(横浜市で現在使われている『COLUMBUS21』だとUNIT8)ですから、かなり大きな改訂と言えます。

そして、これは私のこれまでの経験と実感値から言うことですが、現在の中2また中3の子で「英語の成績が5段階中の2(または2に近い3)」という場合、そのほぼ全員は、「be動詞」と「一般動詞」をしっかりと使い分けることができません

例えば、「私は昨日英語を勉強した。」というのを英文でつくろうとしたとき、平気で【 I was study English yesterday. 】と書くのです(正解は【 I studied English yesterday. 】)。

今ですら、こういった現状ですから、「be動詞」と「一般動詞」をほぼ同時にやることで、それぞれのルールを区別することができない上記のような子たちがさらに増えてしまうのではないかと危惧しています

また、ちょっと話は反れますが、現在の中学校の各教科の成績は5段階で付けられていますが、そのうちの3というのは決して平均的な成績ではありません。その証拠に、偏差値50(いわゆる平均)前後の公立高校に合格している子どもたちの平均の成績は9科目で31~32ほどです。これは、1科目あたりだとおよそ3.5なので、やはり3では足りません。つまり、5段階評価での3は明らかに平均以下なのです。

 

難しい単語・表現の登場

今回の学習指導要領の改訂によって、小学校で学習した語に加えて、中学では1600~1800語を学習するという方針が出ています。これは現行の1200語の約1.5倍にあたり、その分今までは教科書で扱われていなかった難しい単語も中1から多く登場します。例えば、以下のような単語です。

creative
gabage
graduation
neighbor
dirty

これを見て、中2・3のほとんどの生徒は意味が分からないでしょう。ちなみに上記の単語の意味は

「創造的な」
「ごみ」
「卒業」
「近所の人、隣の人」
「汚い」

です。①に至っては、日本語の意味すら中1の子にとっては難しいでしょう(笑)。

こういった単語は、入試問題の他、英検では多く出題されます。なので、今まで以上に教科書内容をしっかり勉強することが英検の勉強にはつながるとは思います。特に英検の3級は、かなりの部分が単語や熟語の語彙力勝負と言えるので、そういった部分は今回の改訂がプラスに働く部分かもしれません。ただし、上記のようなレベルの高い単語を覚えるためには、その下地となる英語の力がある程度必要です。

 

デジタル対応で学習の幅が広がる

いまや、塾用教材や市販の参考書では当たり前になってきているQRコードを読み取ることによって、音声が流れたり、補足の内容を閲覧できたりするサービス(QRコンテンツ)がついに教科書にも導入されます。

すでに各教科書会社のホームページは案内が掲載されています。↓は横浜市が現在採用している『COLUMBUS21』を発行している光村図書のホームページです。

光村図書『Here We Go!』のデジタルコンテンツ(ココをクリック)

今まではこういったプラスαのものは、別途冊子やCDの購入が必要でしたが(そして、値も結構張る!)、それがデフォルトのサービスとしてついてくるのはとても良い試みでしょう。

 

内容がアップデートされている

当然ながら、時代に合わせて教科書の内容や表現もアップデートされています。例えば、多くの教科書に小中学生が誰でも知っているような若いスポーツ選手が載っていたり、トピックも「ドローン」や「AI」などが採用されていたりします。

さらに、教科書によっては子どもたちの服装や人種などが以前にも増して多様性に富んでいます。中にはヒップホップダンス好きの先生が登場する教科書もありました。

こういった時代に合わせた内容のアップデートはとても大切ですね。

また、これは余談ですが、現行の横浜市採用の『COLUMBUS21』ですが、来年度からは教科書の名前自体が『Here We Go!』という名前に変わるようです。光村図書のホームページを見る限り、変更の理由は書いていないのですが、これももしかしたら近年のコロンブスという人物(一般的には新大陸を発見したことで有名な人)に対する評価の見直し(主にネガティブ方向に…)などが関連しているのでは?と邪推してしまいます(あくまで個人的な意見です)。

 

小学生のうちにやっておくべきことは?

(色々と便利になった部分はあるにしろ、)こういった大きく難化した教科書を使用して授業が行われるということは、今よりも「英語ができる子」と「英語ができない子」の差が大きく広がることにつながるでしょう。そのときに「英語ができる子」でいるためには、小学生のうちから手を打っておく方が断然良いです。

具体的には、以下の4点をオススメします。

アルファベットの大文字・小文字を完璧にする!
小学校の授業で触れた単語をできる限り覚えておく!
(塾や習い事で)be動詞と一般動詞のルールを区別できるようにしておく!
ローマ字(できれば、中学で習うヘボン式ローマ字)に慣れておく。

フォルテでも、現小6の英語の授業のカリキュラムを変更し、彼ら・彼女らが万全の状態で中学に進学できるように全力でサポートしていきます!

今日はここまでです。では、また。

 

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教材.jpのススメ

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

今回は、小中学生やその保護者の方必見のWebサイトとそこに寄稿した私の記事をご紹介します。

 

まずはこの記事を読んでください!

今回、小中学生の社会の学習に必ずや役立つであろう教材を紹介しました。是非、ご覧ください。

私が執筆した記事(こちらをクリック)

この記事が掲載されているWebサイトや記事完成までの経緯をご紹介します。

 

教材.jpとは

ご紹介した私の記事が掲載されているのは、現場のプロたちが責任を持ってオススメできる教材のみを紹介するWebサイト「教材.jp」です。こちら、11月26日にオープンしたばかりなのですが、既にとんでもない熱量の記事が多数掲載されています。どの記事も各執筆者の方々のそれぞれの教材に対する愛に溢れています

個人的に特にお気に入りはこちらの記事です。最後の「先生よりアドバイス・メッセージ」は共感度100%。フォルテでは、中1から5教科を必修としています。私の前職を含めて神奈川県内の大手塾では中1までは3教科必修(+オプションで理社)とし、中2から5教科必修とするところが多いです。これは、中1の段階から理社の勉強に力を入れてほしいからです。「理社は暗記科目だから、最後に頑張ればどうにかなる」という古来からの固定観念により、理社はどうしても後回しになりがちです。しかし私の経験上では、「確かにどうにかなる子はいるが、大半はどうにかならない。」が正直な感覚です。英数ほどではないにしろ、理社においても積み重ねや計画的な学習が教科内容の定着において重要なのは言うまでもありません。さらに・・・、あっ、話がこのまま脱線しそうなので、戻します。

このサイトの仕掛け人は、ご自身も横浜は元町でイルム元町スクールというスゴい塾を主宰されているカイ先生。そして、ジュクサガスというイケてる塾ポータルサイトを主宰するタグチさん。「教材.jp」からは二人の強い思いが嫌でも伝わってきます。

 

記事完成までの経緯

今回、サイトオープンの大体2週間前くらいにお声掛けいただきました。少し前にカイ先生にはフォルテとしてお世話になったということもありますし、このような世の子どもたちや保護者の方にとって有益な情報を発信する取り組みには是非協力したいという思いがあったので快く引き受けました。それから記事が公開されたのが本日なので、約1か月くらいの時間を要しました。その経緯を簡単に書きます。

まずは何について書くかで結構迷いました。というのも、小中学生を対象とする塾の多くは、市販の教材よりも塾用教材(塾を通してしか買えない教材)を使用していることが圧倒的に多く、フォルテも例外ではありません。個人的な自己研鑽のために市販の教材は買いますが、実際に授業で使っている市販の教材はこちらの記事で紹介されている語彙の本と、こちらの記事で紹介されている全国入試の過去問くらいです。

なので、前職の大手塾時代(というか昨年)に同僚や子どもたちに個人的に薦めていた本を紹介しようと決めました。フォルテ生にも薦めるいい機会になるかなとも思いました。

ただ、お声掛けいただいた時期的に南中と蒔田中のテストがあったので、それがひと段落した11月末に第一案を入稿し、何度かのやりとりを経て脱稿(原稿が完成)しました。こんな感じのやりとりでした。

 

本当に対応が速くて、非常に気持ちの良いやりとりでした。第一案では、教材への99%の愛と1%のアイロニー(皮肉)を込めて書いたのですが、当然の如く後者は編集段階でボツになり、結果として愛のみに溢れた記事になりました(編集ポリシーとしては当然の判断です)。

また、上記のやりとりから実際の掲載まで1週間以上かかったわけですが、それは記事内に挿入されている本の中身の画像の許諾申請を出版社にとってもらったからなのです。これにより、この本の魅力が何割か増しで伝わることになったと思います。とてもありがたいことです。ちなみに、こんな感じのやりとりでした。

ということで、完成したのが冒頭の記事でした。

自分で言うのもなんですが、相当な熱量で書きました。もし気に入ったら、是非ご購入ください。あ、念のため言っておきますが、私が紹介したこの本がどんなに売れようが、私の懐には出版元である学研さんから一銭たりとも入ってきませんので、安心してください。あとは、私が紹介せずともこの本は結構売れていると思うので、例えるならミスチルの曲を「いいよ!」って薦めているようなものです。こういう利害関係がないからこそ「教材.jp」の執筆陣は、本当に良い教材しか紹介しません。

 

利用の際の注意点

「教材.jp」を利用する際の注意です。このWebサイト、前述のとおり、各執筆陣の熱量が半端ないので書かれている教材全てが素晴らしく思えます。現場のプロである我々が見ても(というか我々だからこそ?)、他の執筆陣が書いた教材が欲しくなるほどです(笑)。ですが、結局は好みや相性の問題もあるので、もし購入を考えるのであれば、実際に本屋さんで現物を手に取ってちょっと見てみましょう。私が紹介している教材はフォルテに置いてあるので、フォルテ生は好きに見てみてくださいね。

そして私の記事でも触れたとおり、教材自体がどんなに素晴らしいものだったとしても、それを対象とする学年や学力層と自分が合っていなければ、残念ながら無用の長物となっていしまいます。また同様に、既に今取り掛かっている問題集や参考書があるという場合も注意が必要です。それが明らかに自分に合っていないのであれば新しいものに切り替えてもらって問題ないのですが、そうでないのに新しいものに手を出すと二兎を追う者は一兎をも得ずの結果になってしまいます。もし、今塾に通っているのであれば、そこの先生に相談してみるのも良いでしょう。

つまり、以下の3点が注意点です。

①気になる教材は手に取って見てみましょう。

②中途半端に手を出すのは避けましょう。

③迷ったら相談をしましょう。

 

最後に

ということで、今回は教材.jpとそこに掲載されている私の記事の紹介でした。紹介した教材が売れるのも嬉しいし、私の記事のアクセス数が増えるのも嬉しいので、良いと思ったら拡散を何卒お願いします。

今回はこんな感じです。ではまた。

 

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