卒業生との再会と縁

こんばんは、フォルテの文系講師の上村です。

今日、近隣の中学校では軒並み卒業式が行われました。私も昼間に、一輪の花を手に持った卒業式帰りと思しき何人もの子たちとすれ違いました。

この度、卒業された皆さん・保護者様、ご卒業おめでとうございます。

また昨日は多くの塾で卒塾パーティーが行われたようで、Twitterのタイムラインでもそれ関連の写真が非常に多く、自分は全く関係ない塾でも笑顔の卒塾パーティーの写真を見ると、「良い塾だなぁ。」と思うし、子どもたちから先生方に贈られた色紙やプレゼントの写真を見ると思わず熱くなります。これ塾講師あるあるだと思います。

 

卒業生との食事会

さて、私はというと、昨日(3月10日)は大手塾時代の卒業生(この春に高校卒業)の子たち3人と久しぶりに会って食事をしてきました。きっかけは、3人の中の一人がわざわざ私に進路決定の報告をしてくれて、そこから「じゃあ、お祝いしようか。」という流れで、同じく進路の決まった子たちも集まってくれました。

私自身、彼女たちと会うのは中学卒業以来なので約3年ぶりでしたが3人とも良い意味で当時と変わらない様子があって、どこか安心しました(ただ、中学時代にジャージのイメージしかなかった部活少女だった子が女の子女の子した格好をしているのには時の流れを感じました)。

その3人はそれぞれ別の公立高校に進学した子たちなので、それぞれの学校生活についてや自分の学校自慢とかを笑顔で話している姿を見ているのが個人的にはとても幸せでした。もちろん各校とも、今後も自分の教え子が進学するであろう学校ではあるので、パンフレットやホームページだけでは得られない生きた情報が得られたのも嬉しかったです。

 

卒業生たちの進路

3人の進路はそれぞれ四年制の共学の大学、四年制の女子大、作業療法士の専門学校に進むとのこと。

ある子は「高2の夏に保育園に職業体験に行ったときに、保育士の仕事にビビッと来た(笑)」と言っていて、大学では保育士の資格と小学校の先生の教職免許を取るつもりなんだとか。確かに昔から5つ離れた妹とも仲良さそうだったし、中学の時も部活の後輩に対して何かと面倒見がよさそうな子ではあったので、今思えば大いに向いていると思います。

何にせよ、ただ漠然と「とりあえず大学へ行く」のではなく、自分自身の将来についてしっかりと考えた上で、目的意識を持って進路を決めたことは本当に素晴らしいことです。素直に尊敬します。

 

高3だった私の進路の決め方

かく言う私はどうだったかと思い返すと、通っていたのが中高一貫の(一応)進学校ということで、環境的に四年制の大学進学が自然の流れという雰囲気でした。そのため恥ずかしいことに、友人と話を合わせるように当時の私たちが考える「ある程度のレベル」の大学に行くことを前提に大学に目星をつけて、その上で私は漠然と「学校の先生になりたい」という将来の展望を描いていたため、「自分が希望する教科の教職免許の取れる」学部をそこから選んでいました。本当にそれだけです。いくつかの大学に足を運んで実際のキャンパス見学もしましたが、「入試当日にいきなりだと迷うだろうから、一応下見がてら行っておくか。」くらいの感覚でした。また、大学生の時間割の組み方についても全く無知の状態でした。

そんな風に安易に志望校を決めてしまい、運良く合格できて入学こそしたものの、入学後にはかなり苦労しました。恐らく多くの大学生は卒業に必要な単位のほとんどを1~3年生までの間に取っておいて、4年生では就職活動の絡みもあるため、単位については余裕をもった状態で迎え、ゼミの卒業論文さえ書ければ卒業できる、という感じでしょう。

しかし、私の場合はそのような定石を知らなかったため(2つ上の兄もそういうことを教えてくれなかった…)、卒業に必要な単位数を単純に4で割る形で1年生時の時間割を組んでしまい、2年生以降に軌道修正したものの、その影響が4年生まで響いてくるのでした。また、実は高校の1学年上の部活の先輩(しかも私と同じ教職志望!)が同じ大学の同じ学部に進学していたため、教職免許の取得についてはその先輩の話を鵜呑みにして自分自身では特に調べなかったのが完全に裏目に出て、私の学部では教職課程の授業の単位は卒業単位にはほとんど含まれないことを2年生になってから知りました。しかも、その先輩は実は教職課程を取っていなかったという衝撃の事実も後々わかりました(笑)。そのため、単純に卒業単位だけを取る同じ学部の同級生と比べ、より多くの授業を履修しなければなりませんでした。

その結果、4年生になっても週6で大学に通い、なおかつ土曜日は2つのキャンパスをはしごして授業を受けるという状況でした。幸いだったのは、私の学部は卒業論文というものがなかったため、しっかりと授業を受けて単位さえ取れれば卒業できるということでした。

そんな大学生活を送った私から進路の決まった高3生へのアドバイスは、「能動的に授業や単位についての情報を調べておこう!」ということです。これ、本当にちゃんとやった方がいいです。

 

卒業生との再会、進路報告、そして・・・

「縁」というのは不思議なもので、今回食事をした子たちと同じ学年の卒業生たちに最近本当によく会うのです。しかもここ1週間で何人もです。他にも進路の決定を今回の食事の子と同じようにわざわざ報告してくれると同時に改めて「高校受験の時には本当にお世話になりました。」と言ってくれる卒業生や保護者様もいて、本当に嬉しい限りです。

さらにその1学年上の卒業生からも連絡がありました。まさか留学先のセブ島から連絡が来るとは思いませんでした(笑)。

個人的にこの2つの学年は特に思い出深くて、自分が大手塾で教室長になって3年目と4年目に中3だった学年です。この2つの学年の子たちとの日々を通して、自分が理想とする塾のあり方や塾講師としてのスタンスが自分の中で確立していったと自覚していますし、そういう意味では完全に自分にとって転機となる2学年です。その子たちと自分が独立したタイミングで偶然、再会するというのはまさに「縁」なのでしょう。

また手前味噌ながら「高校受験のときに自分がこの子らのために本気になっていたのがちゃんと伝わっていたんだなぁ。」と感慨深くなっている今日この頃です。

そして、今年は自分にとって大きな挑戦。さらに実績もまだない小さな小さな塾にもかかわらず、すでに多くのお問い合わせ、お申し込みをいただいています。正直なところ、大手塾時代に比べて1件のお問い合わせやお申し込みに対する喜びは何十倍、何百倍もあります。そして、自分たちを信じて通ってくれる子どもたち・保護者様のために「やってやるぜ!」という思いでいっぱいです。

 

井土ヶ谷・蒔田地域を熱くする塾「進学塾フォルテ」2019年3月26日に開校します。

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