勉強を計画的に行う重要性

こんにちは。フォルテの理系担当の佐々木です。今日は勉強を計画的に行う重要性について考えていきたいと思います。

テストで点数を取るためにはやみくもに勉強するのではなくて、しっかりと計画を立てることが重要だと思います。フォルテでも中学生一人一人にフォルテ帖という学習計画表を渡し、その計画に沿って勉強を進めています。フォルテ帖は当初は学習計画表という名前にしようと思ったのですが、名前がありきたりすぎてつまらなかったので、いくつか思い立ったものの中から決めました。フォルテと手帖を掛け合わせたナイスネーミングだと自負しています。まぁ、実は名前も内容も半分は慧真館の岸本先生から頂いたカンヅメ帖のパクリではありますが…(汗)。岸本先生、その節はありがとうございました。

このフォルテ帖をテストの一か月前に配布し、計画を立てて勉強して欲しいと思っていたのですが、現在のフォルテ生は今まで大手の集団塾や個別指導塾等で与えられたものを頑張ってこなしてきた生徒達が大半のため、自分で計画を立てることに慣れておらず、どのように書いていけば良いのかがわからない生徒が多数いました。そのため、中3であっても書き方から教えている生徒がいる段階なので、上手く機能するまでは時間がかかるというのが現状です。ですが、少しずつ自分で計画を立て、自分なりに試行錯誤しながらその計画を実行し、試験後にその結果について反省し、次のテストの時に生かして欲しいと思います。それではそろそろ本題の「勉強を計画的に行う重要性」についてです。

 

時間は有限。

学校の定期テスト、入試、検定試験、資格試験など、一般にテストと呼ばれるものには本番までの期日やテストの制限時間が決められています。その期日までに、いかに必要な点数を取れるだけの実力を付けられるか、その時間内でいかに実力を発揮できるか、それらが結果の良し悪しの分かれ目です。「あと1日勉強できれば、もっと点数が取れたのに…」とか「あと3分試験時間があれば、この問題も解き終えて5点上がったのに…」となってしまっては後の祭りです。そうならないために「この日のこの時間までに問題集の〇ページまで終わらせる」というような計画をしっかり立てることが大切です。

 時間の大切さを教えてくれることわざとしては、アメリカの政治家ベンジャミン・フランクリンの

Time is money.(時は金なり)』

が有名です。日本語としての意味は、時間は貴重で有効なものであるから、浪費してはならない。というような意味です。お金の無駄遣いに比べてあまり意識していない人が多いですが、時間の無駄遣いは結構厄介な問題です。ネットサーフィン(死語?)をしていたら30分以上経っていたとか、テレビやYouTubeをだらだら見ていたら何時間も経っていたなどの経験がある方は多いのではないでしょうか。しっかりと計画を立てることで、こういう無駄な時間を上手く削減することが出来ます。

 

学習計画を立てることのメリット

 無計画に勉強するよりも、学習計画を立てて勉強する方が格段に成果は上がります。その理由を3つ挙げます。

 まず1つ目は、計画を立てることにより、目標が明確になり、勉強に対するモチベーションが上がるからです。人間は誰しもどこかで怠けたいとか楽をしたいという気持ちを持っているため、明確な目標や期限が決まっていないと、頑張り続けることは非常に困難です。

 2つ目は、やるべきことが明確になっているため、勉強の効率が上がることです。やることが決まっていれば、余計なことを考えたり、わき道にそれたりすることが減り、勉強に集中して取り組むことが出来ます。

 3つ目は、テストの直前期に慌てることがなくなることです。行き当たりばったりの勉強をしていると、テストが直前に迫った時に「因数分解はキッチリ仕上がっているけど、平方根が全然理解出来ていない」とか「UNIT1は完璧だけど、UNIT2が全然覚えきれていない」などのことが起こったりします。これは無計画に勉強して失敗する典型的なパターンです。

 他にも、計画を立てずに行き当たりばったりで勉強すると、その時々の気分に流されやすくなるので、得意科目(好きな科目)ばかりやってしまい、ついつい苦手科目(嫌いな科目)を疎かにしてしまうことになってしまうため、苦手科目がますます苦手になってしまったり…と学習計画を立てるメリットは沢山あります。

 

定期テストにおける学習計画の立て方

 まずは、ゴールを明確にしておくことです。例えば数学で90点以上取る、平均点プラス20点以上取る、などです。そのために、学校の数学のワークのP40までを全て出来るようにする、学校の理科のワークのテスト範囲の所を三回繰り返す、というように具体的にやることを決めましょう。

 各科目でやるべきことを決めたら、それをテストまでの日数に合わせて計算して一日の分量を考えていきます。一番重要なのは、時間ではなく勉強量をまず決めることです。ある程度の時間配分は必要ですが、やるべき量をしっかり決めることが大事です。「今から三時間勉強するぞ」よりも「今から問題集のP15~P30までを解くぞ」とした方がやるべきことが明確になっていて意欲も湧いてきます。

 そして、計画を立てる時に最もよくある失敗例が、やる気満々の勉強サイボーグのような緻密で完璧すぎる無謀な計画です。休みの日で、朝7時に起床し、30分で朝食を終えて7時半から12時半まで勉強し、昼食で30分の時間を取り、13時から19時まで勉強し、30分の夕食を取り、19時半から22時半まで勉強…このような理想的な勉強計画は必ず破綻します(テスト数日前の追い込まれた日で、その日限定なら出来るかもしれませんが…)。このような無茶苦茶な計画表を作ってしまう人は意外といますが、計画を立てているときは、やる気に満ち溢れていて何とかなると思っていますが、実際にやってみると、食事以外に何の休憩も入れずに、修行僧のごとくひたすら勉強に打ち込んで十数時間頑張り続けること、しかもそれをルーティーンとして行うことはまず無理でしょう。ですので、計画を立てる時にして欲しいことは、必ず休憩時間を確保することです。お勧めは、25分勉強し3~5分休みを4回繰り返し、4回繰り返すごとに20~30分の休憩を取るポモドーロテクニックです(こちらの記事で取り上げました!)。

そして、休憩だけではなく、予備日を設けることも重要です。出来れば1週間あったら1日は調整日にすると良いでしょう。体調不良や突発的な用事、その日のモチベーションなどにより予定通り進まないことはよくあることです。このような時に調整日を設定していないと、どんどん計画が遅れていき、やる気が下がり、その結果投げだしてしまうことになりかねません。もし調整日を入れても計画に狂いが生じたときは、計画を修正してやり切ることが出来る計画に変更しましょう。変更せずにどんどん予定から遅れていくとやる気も削がれていきます

 また、計画を立てる時に注意しなくてはいけないことが、「復習の時間をつくる」ことです。例えば、数学のワークを1週間で14ページ進めるとします。そうすると1日あたり2ページにしてちょうど7日間で終わらせたくなりますが、それでは間違えた問題を出来るようにはなりません。出来れば1日3ページ位にして、4~5日で終わらせ、残りの2日ほどは間違えた問題の解き直しをするようにしましょう。点数アップの一番の秘訣は「出来なかった問題を出来るようにする」ことです。当たり前ですが、1回解いて出来なかった問題を、復習もせずにテストの本番で出来るようにするのはまず無理だと思います。なので、復習の時間をしっかり取って、出来なかった問題を出来るようにしっかりと解き直しましょう。

 

終わりに

 計画をたてて勉強していくことは、大人になって社会に出たときにも使えます。勉強でも仕事でも計画を立てるのと立てないのでは雲泥の差を生じます。ただ、1つ気を付けて欲しいことは、計画を立てるのに時間をかけすぎないことです。限りある「時間」という資源を有効活用するために計画を立てるのであって、あまり時間をかけすぎてしまうと本末転倒になってしまいます。計画は立てるためにあるのではなく、やるべきことをスムーズに効率よく行うためのものなので、実行しなければ何の意味もありません。まずはゴールを明確にし、そこからやるべきことを決め、期日までの時間で逆算して計画を立てて実行に移し、必要があれば修正し、最終的に良い結果が得られるようにしていきましょう。

それではいつも通り名言で締めくくりたいと思います。

 『計画とは未来に関する現在の決定である』

(アメリカの経営学者:ピーター・F・ドラッカー)

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