テストの問題用紙に思考のあとはあるか?

こんにちは、フォルテの文系講師の上村です。

ゴールデンウィークも終わり、フォルテでは今週からは全学年で通常授業がスタートしています。今回は、小中学生のテストを採点していて常々思うことについてです。

我々塾講師が子どもたちの理解や取り組む姿勢を判断するポイントの1つのテストがあります。これは点数自体はもちろんなのですが、実は点数以外の部分にもそれらを読み取るポイントがあります。

 

問題用紙への書き込み

そのポイントが問題用紙への書き込みです。例えば、国語のテストの場合。以下のような設問があったとします。

問1.線①「来美の足は言うことを聞かない」について、これは具体的 にどういうことか?文章中の言葉を使って説明しなさい。

このような場合、答えを作る上での条件は2つで、1つ目は「どういうことか?」と問われているので文末を「~こと。」にすること。2つ目は「具体的に」「文章中の言葉を使って」とあるので内容を文章中の言葉を使って具体的に書くことです。

ただ、この場合は内容を具体的に書こうと思ったら、自然と文章中の言葉を使うことにはなるでしょうから、条件の1つ目がより気を付けるポイントです。実際にこの手の問題を採点していると、こういった文末の答え方が合っていない子がたくさんいます。そして、内容面が合っていても、文末が合っていないことで、△や×となってしまい、本来もらえていたはずの点数から数点マイナスになってしまいます。

ですから、こういった場合は解いている時にどういうことか?」のように大事な部分に線を引いたり、〇をつけたりして意識化することが大切です。ちなみにこのような作業が自然とできている子は当然ながら、上記のようなマイナスをもらうことは少ないですし、国語に限らずどの教科でも成績が良いです。国語だけ大事なところに線を引いて、その他の教科では引かないなんて子はほぼいないですからね。

逆に、私の今までの経験上、このような書き込みを全くしない子で、成績が優秀だったという子は残念ながら一人もいません

 

アドバイスを実行できる子とできない子

一方、こういったアドバイスをしても、それをなかなか行動に移さない子も多いです。私の感覚としては、我々がこのように有効な勉強方法や取り組むべき内容をアドバイスしたときに、それを言われた通りやる子は全体の1~2割ほどです(もちろんアドバイスする側の影響力によって多少変わるとは思いますが)。さらに、それを継続させる子はその中の1~2割です。つまり、先生や講師からのアドバイスを継続させる子はアドバスを受けた子全体のたった数%なので、結果としてこういったことがコツコツと出来る子は成績が大きく伸びたり、高い成績がキープできたりするわけです。

中1であれば、フォルテでも学校を先取りして英語の学習を進めています。それがbe動詞の文であれ、一般動詞の文であれ、そこで日本文を英文にする上での基本として、主語と動詞にしっかり線が引けているかどうか。また、疑問文に対する代名詞(I / you / he / she / it など)を選ぶ問題では、疑問文の主語に線が引けているかどうか。こういった部分からその子の英語への理解度やテストで点数を取ることへの意欲を読み取ることができます。普段の授業中の様子や先日の模擬試験の結果(自己採点ベース)でも、早くもこの意識の違いから同じクラス内でも差が出始めています。

保護者の方にも、お子様のテストの点数や正答率だけでなく、このような書き込みにも注目していただきたいです。特になかなか演習で正解が出来なかったり、同じようなミスをくり返したりしている場合は、こういった書き込みが出来ていない、または自分自身がどういったミスをしやすいのかが自覚出ていない場合が多いです。

 

書き込みは見直しや解き直しにも役立つ

これまで紹介したように、問題用紙に書き込みを行いながら解くことで、ミスを減らすことはできます。さらに、選択問題で自分が選んだ選択肢の根拠や書き抜き問題での書き抜き箇所に書き込みをしておくことで、見直しや解き直しをするときにも役立ちます

同じ間違いでも、根拠としている箇所自体が違っていたのか、根拠としている箇所自体はあっていたのに答え方や別の次元のミスがったのかでは、解き直しのやり方や次回への意識の持っていき方を変わります。

ということで、今回は問題用紙への書き込みについてでした。これは普段やっていないのにテストの時だけやっても当然意味はないです。普段の演習問題を解くときから実践していきましょう。

今回は以上です。ではまた!

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フォルテ生が英語に強い理由

こんにちは。フォルテの文系担当の上村です。

今回は、フォルテ生(中学生)の英語についてです。

 

フォルテ生は英語に強い!

まずはフォルテ生は安定して英語に強いです。実際に3月に受けた全県チャレンジ模試では、中2・中3ともに塾内の偏差値平均は57~58です。フォルテのように上位校合格専門ではなく、また入塾テストを実施していない塾では、入塾時の偏差値が30~40台の子もざらにいますし、実際に受験する高校も地域の公立トップ校を受ける子がいる一方で、偏差値50前後の中堅校を受ける子まで様々です。

ですので、これは入塾後にフォルテ生がかなり頑張って伸びていると言えます(例年、入塾後に模試偏差値は5教科総合でも10前後は伸びます)。特に適語選択(空欄に当てはまる語句を選ぶ問題)と語順整序(並びかえ問題)は以下のように受験者全体の正答率に比べて、フォルテ生の正答率は大きく上回っています。(2023年3月の全県チャレンジの結果より)

また、入試についても以下のようにフォルテ生は県全体と比べても合格者平均を大きく上回っています。この春の卒業生の中には、中1の夏に入塾した時にはthisとthatの違いも分かっていませんでしたが、入試本番では70点を超える点数を取った子もいました。

 

フォルテ生が英語に強い理由

では、なぜフォルテ生が英語に強いのか?その理由を3つご紹介します。

理由①毎日英語

フォルテでは、中学生への宿題として「毎日英語」というプリントを毎回課しています。ここでは、既習内容の文法をランダムに出題しています。私自身、前職の大手塾の時代は会社の定めるカリキュラムに沿った宿題を出していましたので、基本はその日の授業内容のみの演習問題でした。しかし、そういった宿題ばかりだとそれ以前の内容をどうしても子どもたちは忘れてしまいます。そこで前回内容の復習は必要最低限にして、前述のとおり既習内容を多く出題するようにしました。

また、宿題を集めてこちらで出来を確認し、間違えた問題に関しては類題を手書きで出題するようにもしています。このフィードバックに対して子どもたちは自分の間違いを意識しながらそれに取り組みます。

 

理由②授業時の小テスト

フォルテでは、英語の授業冒頭で小テストを行います。そこでも「毎日英語」同様に前回の復習問題だけでなく、それ以前の既習内容も多く出題しています。そして、設定した合格点に達しなかった生徒は、小テストの類題の追試を必ず受けます。「毎日英語」同様、作成にかなりの手間はかかりますが、その分効果も抜群です。

また、必ずリスニング問題も出題しています。リスニングに関しては、短期間で集中してやるよりも、普段からコツコツと進める方がずっと効果があると思っています。

 

理由③豊富な読解問題

神奈川県入試の英語では後半の長文読解は配点が高く、上位校を狙う子はいかにここで点数を取ることが出来るかがカギです。

そこでフォルテでは、複数の塾用教材や入試対策教材を用いて、普段の授業から多くの読解問題に触れています。中3の夏以降は他県の入試問題も数多く扱います。

 

まとめ

このようにフォルテ生は、宿題の「毎日英語」、手間をかけて作られた小テスト、様々な出典の読解問題によって確かな力をつけています。だからこそ、模擬試験や入試本番でもしっかり結果が出せるのです。

今回は以上です。ではまた!

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誕生日企画始まりました!

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

今回は、今年度から始まったフォルテ生の誕生日企画についてです。

企画のきっかけ

まずこの企画のきっかけとしては、私自身の経験からです。それは、私は4月生まれなのですが、学生の頃に学年やクラスが新しくなって、友人ができたころにはすでに私の誕生日が過ぎていて、家族や数年来の友人以外からはあまり祝われないということが度々ありました(4月生まれあるあるです)。そこで、そういった4月生まれの子をお祝いする機会を作りたいと思ったのと、この企画を機に子どもたちがお互いの誕生日を知り、仲良くなってくれると良いなと思いました。

 

企画概要

企画の内容はシンプルで、各生徒が誕生日当日または次の通塾日に くじ を引いて、いるフォルテオリジナルグッズがその場で当たるというものです。

オリジナルグッズの例としては、オリジナル赤ボールペン(ブレン)、オリジナルシャーペン(2種類)、オリジナルクリアファイル(第3弾)、オリジナル缶バッジ、オリジナルコインケース、オリジナルボールペン(ユニボールワンF)、オリジナルキーホルダー(数種類)などなどです。実はこの企画でしか手に入らないグッズばかりです。

 

くじの様子

くじ にはアディダスのくつ箱をカスタマイズした手製のBOXを使います。

この中に くじ が入っています。

1つ引いて開くと、こうなります。

すると、その中身に応じてグッズがもらえます。

 

実際の結果

今日(4月12日)時点で、さっそく2名がくじを引いたところ、二人ともクリアファイルでした!フォルテ生の皆さんは自分の誕生日が来るのを楽しみにしていてくださいね。

今回は以上です。ではまた!

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4期生ストーリー①

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

ここでは、4期生の一人ひとりにフォーカスして、我々から見た様子や印象に加えて、本人の談話に基づいて志望校合格までの話を書いていきます。

※4期生全体についてはコチラ

 

今回紹介する女の子について

今回紹介する女の子は、一言でいうと「負けず嫌いな子」という印象です。授業中の演習や小テストに関しては周りの子に負けないようにと頑張っていましたし、模試ごとに貼られる塾内の上位ランキングにも毎回ビビッドな反応を見せていました。

ただ一方で、彼女にはちょっと気分に浮き沈みがあるところがありました。気分が乗っているときは勉強でも物凄い勢いや集中力を見せますが、気分が乗っていないときは勉強になかなか身が入らないといった状況でした。高校受験は何よりコツコツと積み重ねる子が最も強い受験ですので、こういったムラは入試を迎える上で一つの不安材料でもありました。実際にそういった精神的な部分が原因での欠席もちょこちょこあったので、我々もそうでしたが、保護者の方も焦りや心配が尽きなかったのではないかと思います。

 

中2の夏にフォルテに入塾

彼女は中2の夏期講習の時期にフォルテを体験→入塾しました。当時中3で彼女と同じ中学校の子で、なおかつ家が非常に近い先輩が通っていたため、紹介という形でフォルテを知ったようでした。ちなみに4期生の学年では、彼女と同じ中学校の子は他にはいませんでした。なので、学校の定期テスト前には彼女にだけテスト範囲の授業をしたり、他の中学校の子たちとは別の課題をしてもらったりしました。

入塾当初の印象としては、当時の学校の内申に比べて彼女の持っている実力やポテンシャルは全然高そうだなと思いました。つまり、この子には伸びしろはかなりあるだろうと感じていました

彼女は入塾当初から英語は抜群にできていて、学校の定期テストではコンスタントに90点以上が取れるくらいの実力がありました。これは、小1から英会話教室に通っていて、英語に対して前向きに学習する態度があったという部分が大きかったと思います。ただし、勘違いしていただきたくないのは、このように低学年から英会話教室に通っている子で、実際に中学校の英文法や語彙に対して明確なアドバンテージをしっかり持てている子はそこまで多くありません。英検取得者に関しても同様です。例えば小学生で英検3級を持っているという子が時々にいますが、そういった子も語彙力自体はある程度持っていますが、英文法を体系的に理解して英作文をする十分な能力があるかというと、かなり怪しいです。

 

内申はボロボロな状態で中3に

前述のとおり、英語の実力は十分ありました。そして英語以外の教科に関しては、学校の定期テストの点数的には大体70点前後を取る実力だったかと思います。それが入塾後、9月→11月→2月とテストを経るごとに、英語以外の教科でもに関しても8割以上が多くとれるようになりました。

しかし、残念ながらそれは内申アップにはあまりつながりませんでした。というのも彼女はフォルテに入塾するまで、レポートなどの提出物に対する意識がとても低かったのです。それが少しずつ意識が変わって、提出物の評価も上がってはきていましたが、それでもまだまだ改善の余地がある状態でした。フォルテでの様子や学校の定期テストの点数から想定された数値と比べると、彼女の中2学年末の内申は5~7くらい低かったです。

この結果には彼女も保護者の方もかなり落ち込んでいました。ただ、観点別にみればあと1つ評価が上がれば…という教科が多かったので中3からの巻き返しを誓うのでした。

 

志望校が決まるまで

彼女には中1の頃から行きたい高校がありました。それは彼女の2学年上に先輩が進学した追浜高校でした。彼女は先輩のインスタグラムに載っている楽しそうな写真の数々にすっかり魅了されました。「この高校で3年間を過ごしたい。」そんな憧れを抱きました。

ただし、前述の通り中2学年末の内申は、過去の追浜高校の合格者の平均と比べるとまったく足りていない状況でした。また、模試の偏差値に関しても入塾後から順調に伸びてはいましたが、やはり目標とする偏差値にはまだまだでした。こういった状況だったので、彼女自身も追浜高校への挑戦を半ば諦めて、それよりも1ランクまたは2ランクしたの高校をひとまずの志望校にしていました。ただ、それでも内申を大幅に上げていかなければいけない状況でした。

そして彼女は中3になり、今までとは比べ物にならないくらい提出物に力を入れ始めました。すると、中2の学年末から中3の12月にかけて学校の内申は8もアップしました。ここは彼女にとって少し自信になったのではないかなと思います。しかし、勉強時間こそ増えたものの、入試に向けての勉強の熱はどうにも上がり切っていないように感じました。保護者の方も、そんな姿を見て歯がゆさを感じていました。時にはあまり勉強面に口を出さないお父さんからも「このままで大丈夫なの?後悔しないの?」と発破をかけられることもありました。

そんな中、彼女自身は受ける気はほとんどなかったですが、自分が最初に憧れた追浜高校を最後にもう一度見ておきたいということで、12月に追浜高校の説明会に参加しました。すると、在校生の様子や校舎の様子を間近で見たことで、追浜高校に行きたいという気持ちが彼女の中で再燃します。その気持ちを保護者の方に素直に伝えたところ、”本当行きたい高校なのであれば今の成績が足りてないとしても応援する。ただし、受けたいならばそれに見合う頑張りをすること”と背中を押してくれたとのことです。このように頭ごなしに「無理」と言われなかったことが彼女の中でとても嬉しかったし、自分でも今まで以上に頑張ろうと強く思えたようです。実際に、保護者の方から見てもこの日から彼女が目の色を変えて頑張り始めました

 

ラスト2か月の追い込み

彼女は入塾時の模擬試験の偏差値は5教科総合で50を少し超えるくらいでした。それが中3春に50台後半になり、中3夏には60に到達しました。8月の全県模試では英語で満点も取りました。このように文系教科は順調に伸びてきていましたが、苦手教科の数学と理科は少し伸び悩んでいました。ただ、追浜高校くらいのレベル(全県模試で偏差値60くらい)までの高校であれば、得意教科で9割近く取れれば、苦手教科で多少コケたとしても十分合格圏内に点数は取れると思っていました。

そして、志望校が固まった12月。ちょうどそのころ受けた全県模試ではなんと過去最低の偏差値を記録してしまいました。そんなタイミングでの志望校の上方修正だったので、「これから入試まで、本人に相当の覚悟とそれに伴う行動がないと厳しいと思うが、本気でやる気があるなら我々は応援する」と彼女と保護者の方に伝えました。

実際にそれからの彼女の頑張りには目を見張るものがありました。授業がない日もほぼ毎日自習に来ていました。時には保護者の方から「今日は自習を休んだら?」と声をかけたこともあったようですが、それに対して「今日やらない事を、あとで後悔したくない。」と言って自習に向かいました。

そして、入試前の最後の全県模試では過去最高の偏差値62を記録しました。それでもこれはあくまで通過点。彼女の内申を考えると十分だとは言えない状況でした。彼女もそれを十分わかっていたので、残り1か月も必死に頑張りました。特に社会は神奈川の入試過去問以外にも他県の入試問題を多く解いていき、そのほとんどで9割以上が取れるようになっていました。

入試の直前期、勉強をしていて辛く感じたときは追浜高校のパンフレットを見て、合格した後の自分を姿を想像してモチベーションを上げていたとのことでした。また、フォルテでの授業が終わり、疲れた状態で帰宅したときに、お母さんが家で作っておいてくれた焼きおにぎりも彼女の大きな支えになっていました。

 

入試当日から発表日までの期間

ついに2月14日、入試当日を迎えました。その日は試験が始まる約3時間前の6時20分に起床しました。その日の朝ごはんには彼女の好物の豚汁をお母さんが作ってくれました。ただ、彼女は朝からものすごく緊張していたようで、高校の最寄り駅まで一緒に来てほしいとお母さんにお願いしたほどでした。

そして、8時20分ごろに学校に到着します。教室に着くとすでに半分くらいの生徒が着席していました。そこから入試の本番を迎えるのですが、緊張のあまり最初の教科である英語の記憶がほとんどないと言っていました。

その日の夕方、フォルテで自己採点を行いました。まずは得意教科の文系教科から。すると、英語・国語・社会で合計270点を超え、間違いなく過去最高得点でした。次に苦手教科の数学と理科。こちらは問題が難化したこともあり、かなり厳しい点数でした。しかし、5教科の合計点ではやはり過去最高点でしたので、ここまでの彼女の頑張りは一定の成果に結びつきました。昨年の合格者平均などと比べても、まったく遜色のない点数だったので、私自身は多少ホッとしていました。彼女の面接は翌々日だったため、この日は自己採点をしてそのまま帰宅してもらいました。

翌日(2月15日)、面接の練習を1時間ほど行いました。追浜高校は面接の点数で差がつくタイプの高校ではないので、そこまで気負わずに望むようにアドバイスしました。そして次の面接終了後の感想では、彼女自身が言いたかったことはしっかり言えたようでよかったです。これで彼女の公立高校入試は終了しました。

そこから合格発表までの約2週間は学校での卒業遠足を筆頭に楽しいことがたくさんありました。ただ、彼女の周りで同じ追浜高校を受けた子たちは彼女よりも自己採点の時点で高い点数を取っていたこともあって、彼女自身は合格発表当日まで頭には常に不安が付きまとう状態でした

 

合格発表当日

今年も合格発表はWeb上で行われました。この日はお父さんも仕事に行く時間を遅らせて、一緒に結果を確認することにしました。しかし、発表の9時にはアクセスが集中してしまい、結果が見られない状態でした。Web上で実際にスムーズに見られるようになったのは9時15分過ぎくらいからでした。

そこで彼女からLINEが届きました。

彼女は「合格」の2文字を見た瞬間、あまりの嬉しさに涙がこぼれ、それを見た保護者の方も一緒に喜びを分かち合い、そしてたくさんの褒めてあげたとのことです。その後、高校に入学手続きの書類を取りに行くのが午後指定だったため、午前中に来てもらい我々も喜びを分かち合いました。そこでの彼女の本当に嬉しそうな、そしてホッとしたような表情がとても印象的でした。

 

最後に

これは後々わかったことなのですが、実は開示された彼女の点数は自己採点よりも20点くらい低く(!)、今回の合格はかなりギリギリだったのかもしれません。ただギリギリだったとしても合格は合格。それは間違いなく彼女の志望校に対する思いが手繰り寄せたものでしょう

また、本日お母さんと一緒に最後のあいさつに来てくれて、そこでもいろいろな話を聞かせてくれました。普段勉強に口を出さないお父さんが実は娘の模試の結果を隅から隅まで見て、弱点を把握しており、時たまアドバイスをしてくれていたこと。そんなお父さんの入試当日の態度がいつも通りすぎて「頑張れの一言もないの?」と彼女はひそかに怒っていたこと。他にも興味深い話がたくさんありました。

最後に彼女の聞きました。

Q.フォルテとはあなたにとってどんな場所?

A.「安心できてがんばれる場所。」

改めて合格おめでとう!憧れの高校で実りの多い高校生活を送ってくださいね!

今回は以上です。ではまた!

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4期生の入試を終えて。

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

今回は、本日最後の授業があり、これでフォルテを卒業する中3生(4期生)について書こうと思います。

 

4期生の合格実績

以下が4期生の公立高校合格実績です。

公立受験者8名中7名合格でした。そして、今年はいわゆるトップ校や特色検査実施校を受験する生徒がいませんでした(ちなみにフォルテでは開校以来、特色検査対策実施校の合格率は100%です)。それでも偏差値60を超える準トップ校(金沢高校と追浜高校)の合格率は100%でした

正直、12~1月の全県模試の判定的には合格が厳しいかなという子が8名中3名ほどいましたが、うち2名は入試前の追い上げで見事を合格を勝ち取りました。

※合格者の声や保護者の声はコチラ

 

4期生の頑張り

4期生の頑張りについて。まずは4期生(3月までの通塾生)全体としては、入塾後初めて受けた模擬試験(全県模試or育伸模試)から入試直前の全県模試までで偏差値10伸びました。その中でも最も伸びた子はなんと偏差値17(51→68)も伸びました!この子は入塾時期こそ遅かったですが、入塾当初から課題に取り組む態度が抜群に良く、また入試前には自分でやるべきことをしっかりと考えて勉強しているのが印象的でした。ちなみに私がかつて務めていた大手塾では、中1から中3にかけての平均的な偏差値アップ数は5くらいだったので、フォルテ生の伸びは正直凄いと思います(ただし、満足はしていません)。

また、学校の内申(9教科)に関しては中学生からの通塾生全体での入塾時からの平均アップ数は7.5でした。その中でも最も伸びた子はなんと11(29→40)もアップしました!この子は、入塾時期が中2の10月で、直近(9月)の定期テストでの英語と数学の点数は20点台や30点台という状況で、中1内容も怪しい状況でした。しかし、入塾後から真面目にコツコツと頑張り、5教科の定期テストの点数が330点→380点→403点→402点→424点と飛躍的に伸びていきました。これに伴って学校の内申も最後には40に達しました。この子は模擬試験でも入塾して最初に受けたときは5教科偏差値40でしたが、最後には52まで伸びました。

さらに他にも、中1の秋に入塾した時には、英語の this と that の違いも分からなかったのが、公立高校に成績優秀者として合格して対面式の挨拶を担当するまでに成長した子は文系担当の私にとってはとても感慨深かったです。

 

4期生から見えた課題

上記のように、客観的な数値で見ると4期生はとても頑張って伸びた良い学年に思えますが、課題も非常に多い学年でした。フォルテ史上間違いなく最強世代だった1つ上の学年(3期生)と比べると、学年全体での偏差値の差は5くらいなのですが、私の実感値としては10くらいの差を感じていました。というのも、学年全体の雰囲気に大きな違いがあったからです。それは宿題(特に長期スパンで出されるもの)や模擬試験の解き直しに取り組む姿勢であったり、志望校にどうしても合格したいという熱意であったり、様々な部分に感じました。正直、最後まで私や理系担当の佐々木から意識の低さを指摘される生徒もいました。

集団授業の塾では、学年全体の雰囲気というのはとても重要です。そして、フォルテのような各学年1クラスの少人数制の場合、生徒一人ひとりの態度や姿勢が学年全体に与える影響は、それが良いものであれ悪いものであれ、とても大きいです。なので、「全員が頑張る」学年をどう作っていくかを常に考えています。その意味で、3期生にあった受験生としての良い雰囲気を4期生に作り切れなかったことは、個人的に大きな反省点です。これは新中3以下の学年の指導に活かしていきます。

 

小学生からの通塾がオススメです!

フォルテは2019年に開校しました。そのとき、4期生は小学6年生でした。そして、その年度末(=2020年3月)の時点での在籍数は5名でした。その後、フォルテのコンセプトが「公立高校合格を目指すこと」であるということもあり、5名のうち2名はスポーツ推薦での私立進学がほぼ確定したため、中3夏に卒業(退塾)となりました。そして、残った3名は全員公立高校を受験し、見事全員合格しました。

このように小学生からの通塾生は着実に成果を出しています。この学年だけでなく、新中2や新中3も小学生からの通塾生が軒並み成績上位にいます。また、毎年のことですが中学生になってからの通塾生や保護者の方からは「もっと早くフォルテに入っていれば・・・」というような声を必ず何名からもいただきます。

現在(2023年3月18日時点)、フォルテでは新中1~新中3はおかげさまで満席となっており、各学年でキャンセル待ちが複数名いる状態です。一方、新小5と新小6はまだまだ座席数に余裕があります!ですので、通塾をご検討の新小5・新小6の保護者の方は、是非お早めに連絡をいただければと思います。

今回は以上です。ではまた!

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現役高校生たちに聞いた、中学生にオススメの電子辞書!

こんにちは、文系担当の上村です。

つい先日、フォルテレポート(塾内報)で中学生の英語の学習について電子辞書を使うことをオススメしました。そこで何人かの保護者の方からオススメの機種について質問を受けたので、今回は中学生にオススメの電子辞書について具体的に紹介します。

かく言う私自身は中学校時代は学校指定の紙の辞書を使い、高校時代には電子辞書を使っていました。そして、大学受験後に塾講師のアルバイトをやっている時もこの電子辞書をずっと愛用していました。今の電子辞書ほど収録されているコンテンツは多くなかったですが、それでもかなり重宝しました。

ただ、それも15~20年も前の話。今や時代は令和です。スマホ所持率も中学生で80%以上、高校生でほぼ100%の時代です。そうなると、「そもそも電子辞書は必要なのか?」「スマホ一台あれば十分なのでは?」と思うかもしれません。しかし、以下の3つの理由から学習時にはスマホではなく電子辞書を使うことを私はオススメします。

 

スマホではなく、電子辞書を勧める理由

理由1.授業中にいつでも使うことができるから。

フォルテの授業でもそうですが、基本的に中学校ではスマホは授業中に使えません(ほとんどの中学校で持っていくこと自体を禁止しています)。しかし、電子辞書であれば、授業中に使用することをとがめられることはあまりないでしょう(ここは担当の先生の方針にもよると思いますが)。

 

理由2.スマホを使って必要な知識や例文にたどり着くのはハードルが高いから。

例えば、respect という意味の単語がわからなかったとき、ヤフーやグーグルで以下のように検索するでしょう。

すると、次のような画面になります。

これだけを見ると、respectの意味は「尊敬」という名詞のみだと思ってしまいます。ただし、実際には動詞の「尊敬する、尊重する」という意味もあります。

このように同じスペルでも複数の品詞や意味を持つ英単語の場合、自分が本来調べるべき意味や用法にたどり着けない場合もあります。

同じようにグーグルやヤフーで検索した場合に上位のページに来るWeblioなどの辞典サイトであれば、単純に意味を知るという点では使えると思いますが、それでも載っている例文が中学生・高校生向けでない場合が多いです。

 

理由3.スマホは何かと誘惑がある。

スマホには何より誘惑が多いです!例えば、意味の分からない英単語を調べようとして、スマホを開いたときにインスタやX(旧Twitter)やLINEなどのSNSの新着通知があったら、思わず開いちゃいますよね。そして、そっちに夢中になっているうちに「あれ?そもそもなんでスマホを開いたんだっけ?」となってしまいます。

こうなると、勉強としては非常に効率が悪くなってしまいます。

 

卒業生(現役高校生)に実態を調査

今回、フォルテの卒業生である現役高校生たち(約20名)に自身や周りの生徒の電子辞書の使用状況を聞いてみました。

すると、偏差値が高い高校ほど電子辞書を使っている子が多く、偏差値が低い高校ほどスマホで済ませている子が多いということが傾向としてはっきりわかりました(当然と言えば当然?)。

また、同じスマホを使うでも、偏差値が高い高校の子ほど、有料のアプリを使っていました。確かに無料のアプリだと、質に問題があったり、使用するたびに広告が出てきてストレスが溜まるものが多いです。

他にもアプリではなく、Google翻訳を使っているという子も多くいるようです。Google翻訳自体は確かに便利ですが、訳し方がイマイチなことも多いです。

そのイマイチな訳し方に対して、「ん?」という違和感を持てるようなリテラシーのある人ならば、ある程度使いこなせるのかもしれませんが、そうでない場合はあまりオススメはできません(文の大意をつかむこと自体は出来ますが)。

 

オススメの電子辞書

ということで本題です。中学生にオススメの電子辞書を紹介します。まずメーカーによっては「中学生モデル」「高校生モデル」などのカテゴリーで販売していますが、先を見据えて中学生の時点であえて高校生モデルを買うというのが良いと思います。その場合、収録されているコンテンツ自体がとても多く、その分中学生のうちは使わないコンテンツも多くあるので、どれを使うかの取捨選択を早い段階で行うのが良いでしょう。

また、中学生モデルと高校生モデルの大きな違いについてですが、高校モデルには高校で実際に使用されているような各教科の参考書や用語集が多く収録されています。そして、その分価格も高くなります。

ちなみに、一部の電子辞書では必要に応じてコンテンツをダウンロードして加えれば収録内容(辞書種類など)を増やせて、中学生で使っていた電子辞書本体を買い替えることなく大学受験まで使い続けることができるというタイプもあるようです

そして、実際にフォルテの卒業生たちに話を聞いたところ、名前が挙がった電子辞書は主に2つでした。

 

オススメの電子辞書1.EX-word

1つ目は、カシオ(CASIO)のEX-word(エクスワード)というシリーズです。こちらはメーカーの公式ホームページや店頭のポップによると、「最も売れている電子辞書」のようです。

このシリーズ、小学生向けのものから一般向けのものまで様々な型があります。また、最新機種に関してはかなり高額(高校生モデルで定価50,000円前後)ですが、正直少し型が古いもの(数年前のもの)でも使用する上で全く問題ないと思います。

ですので、今回は中学生モデル・高校生モデルの型落ち(?)の販売ページのリンク(アマゾン)を参考に貼っておきます。

価格帯としては、2020年の中学生モデルが大体22,000円~26,000円、2022年モデルの高校生モデルが30,000円~35,000円くらいで買えるようです。また、辞書関連や英検関連のコンテンツに加えて、高校生モデルには英文法参考書のVintage(ヴィンテージ)やEvergreen(エバーグリーン)などが収録されていて、これらは多くの進学校で使われている参考書なのでかなり良いコンテンツです。電子辞書としてEX-wordを買う場合、数千円多く出して高校内容までカバーできるのであれば、高校生モデルを買う方が良いかもしれません。

「中学生モデル」EX-wordの販売ページ(コチラをクリック)

「高校生モデル」EX-wordの販売ぺージ(コチラをクリック)

特にオススメのモデル「XD-SX4900」(コチラをクリック)

ちなみに、このEX-wordのアプリ版ともいえる、カシオが提供している学習アプリ「Class Pad.net」というものがあり、フォルテの卒業生が通う高校(公立トップ校)では学校としてこれに入っていて、生徒たちが利用しているようです。これはこれで良質なアプリだと思います。

 

オススメの電子辞書2.Brain

2つ目は、シャープ(SHARP)のBrain(ブレイン)というというシリーズです。こちらは先のEX-wordに比べると、比較的安価です。また画面を回転させて縦型にして使えるモデルも多いのが特徴です。価格帯としては、2019年モデルは大体15,000円~20,000円くらいで買えるようです。こちらはEX-wordに比べて、辞書関連や英検関連のコンテンツについても大差ないと思いますが、一部のモデルは高校の参考書の面で多少見劣りはするかもしれません(先の紹介したヴィンテージやエバーグリーンが収録されているモデルもあるので要確認です!)。ただ、その参考書内容を電子辞書に求めないのであれば、全く問題はありません。

「中学生モデル」Brain販売ページ(コチラをクリック)

「高校生モデル」Brainの販売ページ(コチラをクリック)

特におすすめのモデル「PW-H1」(コチラをクリック)

 

これらの2シリーズに関しては、高校生モデルで比べると必要最小限のコンテンツはどちらも入っているように思います。またご購入を検討される場合は、ヨドバシカメラやヤマダ電機などで実物を見てみると良いと思います。キーボードや画面の感じはメーカーごとに微妙に異なっていて、そこらへんは意外と好みが分かれます。ただし、店頭にそこまでたくさんのモデルはないと思いますし、価格で見ればネットで買った方が安いと思うので、店頭でメーカーごとの違いを目で確認した上でネットで買うというのがいいかもしれません。

ちなみに私が学生時代に使っていたのはセイコー(SEIKO)製でしたが、今はほとんど売っていないみたいです。非常に残念です。

今回は以上です。ではまた!

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言霊(ことだま)は本当にあるのか?

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。 今回は、言霊(ことだま)についてです。

 

言霊(ことだま)とは?

言霊とは、古代から信じられている言葉に宿るとされる神秘的な力のことです。そのため、声に出した言葉が現実の事象に影響を及ぼすと信じられています。

簡単に言うと、前向きな言葉を声に出せばそれが良い結果につながり、後ろ向きな言葉を声に出せばそれが悪い結果につながるということです。例えば、結婚式の時や受験の直前には不吉なことを連想させる言葉を控えるような慣習がありますよね。それも言霊の一種なのかもしれません。

余談ですが、私が言霊という言葉を初めて知ったのは、サザンオールスターズの「愛の言霊」という曲名でした。確か、元スマップの香取慎吾主演のドラマのタイアップ曲だったと思います。

 

言霊(ことだま)は科学的なことなのか?

この言霊は、ただの慣習や言い伝えなのかというと、実はそうでもないようです。以前、このような話を聞いたことがあります。

ある研究によると、人間は後ろ向きな言葉を聞くと、脳のスイッチがオフになってしまうというのです。こういった研究に関連して、ある救急医療の現場では「仕方がない」「無理だ」といった後ろ向きな言葉を発することを禁止しているようです。

救急医療の現場は、いついかなる時に急患が運ばれてくるかわからないので、常に緊張感があり、なおかつ睡眠時間もあまり取れず精神的にも体力的にもキツイことが多いです。それでも、運ばれてくる急患を助けるために、多少無理をしてでも全力を尽くさなければならない環境です。そんな中で、誰かが「仕方がない」「無理だ」などの言葉を発すると、その現場のスタッフの脳のスイッチがオフになってしまい、キツイ状況でのもうひと踏ん張りができなくなってしまい、救える命も救えなくなってしまうとのことです。

 

集団内での言葉の影響力

このような、ざっくりと言うと、良い言葉は周りに良い影響を与え、悪い言葉は周りに悪い影響を与えるというのは、何も救急医療の現場に限った話ではないでしょう。特に集団生活の中では、その集団内の士気や雰囲気にかかわる重要な話だと思います。

例えば、スポーツの場合。サッカーの試合で1点差で負けていて、後半も残り時間わずか。そんな状況で誰かが、「ラストワンプレーで絶対に追いつこうよ!」と言えばチームの士気は高まり勢いも出ますが、「もう無理だよ。追いつけないよ。」と言えばチームの士気が下がって雰囲気が悪くなるでしょう。

例えば、塾の場合。みんなが入試や学校の定期試験に向けて必死に頑張っています。そんな状況で誰かが、「次の模試では絶対1位を取る!」と言えばそれを聞いたクラスメイトも負けじと頑張り切磋琢磨し合うでしょうが、「テストの点数なんてどうでもいいよ。」と言えばその場の凛とした空気が壊れてしまい雰囲気が悪くなるでしょう。

私の経験上、こういった集団内での士気や雰囲気はものすごく重要で、それは結果にも大きく影響します。というのも、そういった環境に引っ張られず高いパフォーマンスを発揮できるような強靭なメンタルを持った人というのは、全体の中でもごくごく少数だからです。ほとんどの人は多かれ少なかれその場の雰囲気に流されるものです。ですから、フォルテ内でも悪気の有無にかかわらず、マイナス発言をする生徒に対しては、その子自身を思ってもそうですが、その場の士気や雰囲気にも悪い影響があるので必ず注意をするようにしています。

今まではこういうのは単に感覚的なものかと思っていましたが、この記事内で紹介した研究結果や医療現場での話を聞いて、妙に腑に落ちました。

 

自分の言葉の影響を考えよう

人間誰しも辛くなってしまったり、ネガティブな考えに陥ってしまうことはどうしてもあります。そういう時は、自分なりの気晴らしを見つけたり、ごく身近な人(家族・友人・塾の先生など)に愚痴をこぼしたり、相談したりするのも良いでしょう。

ただし、もうひと踏ん張りしなきゃいけない時や、集団内にいるときには自分の言葉が自分自身および周りに対して良くも悪くも影響を与えるということを自覚しましょう。ですから、そういった状況ではたとえキツイ状況だとしても、前向きな言葉を意識的に声に出し、後ろ向きな言葉は胸の内にしまっておきましょう

今回は以上です。ではまた。

 

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内容を定着させるための復習方法

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。 今回は、一度受けた授業の内容を定着させるための復習方法についてです。

 

高校時代に通っていた塾

本題に入る前に、私が高校生の時に通っていた塾について簡単にご紹介しようと思います。およそ20年前、私は高校2年生の2月ごろに兄の友人の紹介で「一色塾」という塾に入りました。当時は、私が通っていた金沢文庫校を含めていくつか校舎があったのですが、現在では藤沢校のみになっているようです。どちらかと言うとこじんまりした塾で、そういう空気感とかが個人的には好きでした。また、「担任制」を敷いていて進路などに迷ったときに相談できる先生が明確なのも良かったです。

そんな一色塾で受けた最初の日本史の授業は(良い意味で)とにかく衝撃的でした。そして、最初の授業が終わったときには「この先生について行けば、きっと大丈夫だ。」という不思議な感覚になりました。あれから約20年、何の因果か塾講師となった今では、初見の生徒にこのような感覚持たせることができるような授業をしたいと常々思っています。

ちなみに一色塾に入塾した当時の私は、第一志望合格には学力的に全く届いていない状況でした。実際に高校の進路相談でも「志望校をもっと低い大学に考え直せ。」としつこく言われていました。しかし、そこから大学受験まで約1年間、一色塾に通って、私は第一志望の大学・学部に合格することが出来ました。その大きな要因の1つが、最初の日本史の授業で教えてもらった復習方法を愚直に実践したことだと思います。ちなみに合格を報告した際に、日本史の先生とした握手の感覚はいまだに覚えています。それくらい

 

日本史の先生直伝の復習方法

さて、本題です。今回は私が高校生の時に通っていた塾の先生から伝授された、授業内容を定着させるための復習方法(小中学生向けに多少アレンジしています!)についてです。先に結論から言うと、「24時間以内に復習すること」と「十分な演習量をこなすこと」の2点です。

 

24時間以内に復習すること

まずは1点目「24時間以内に復習すること」についてですが、当然のことながら人間は過去のことについて、時間が経過するとどんどん忘れていきます。そこで、授業で扱った内容を24時間以内に復習してみましょう。ここでいう「復習」とは、そこまでたくさんの時間や労力をかけたものでなくてもよいです。例えば、授業中にとったノートやプリントを5~10分見返す程度でも良いです。ただし、そのときのコツとしては「授業中のことを思い出しながら復習すること」です。「この部分の説明をするときに先生が具体例として〇〇を挙げていたな」とか「この問題を解くために、先生が必要な知識を語呂合わせで教えてくれたな」といったことを思い出しながらノートやプリントを見直しましょう。こうすることで、より授業の内容を記憶しやすくなりますので、その分忘れにくくなります。

 

十分な演習量をこなすこと

次に2点目「十分な演習量をこなすこと」についてです。こちらもとても大切です。たとえ知識があっても、それを使いこなせなければ「成果」は出ません。この場合の「成果」は主にテストの点数や学校の成績を指していますが、これらの「成果」を得るための最も良い方法の一つが「演習量をこなすこと(=様々な問題を解くこと)」です。フォルテから出される宿題もその一つです。ですから、「宿題を期限通りにしっかりこなすこと」が最優先です。ちなみにここでの「期限通りに」という部分も非常に大事です。私の経験上、宿題をチェックする際に「すみません、まだ丸付けが終わっていません。」「すみません、まだ半分しか終わっていません。」などということが頻繁にある生徒で、学校の成績が良かったり、模擬試験で高い点数が取れたりする生徒はほぼいません。逆に言うと、学校の成績や模擬試験で良い成績や点数が取れる子はこう言った基本的なところを確実にこなしている子です。宿題は、「内容」「量」「やるタイミング」がすべて適切である場合に最大の効果が出ると思います。そして普段の宿題の「内容」と「量」は出す側が考えますので、皆さんは「やるタイミング」だけを意識しましょう。つまり、期限まで宿題をこなそうということです。

 

最後に

繰り返しになりますが、一度受けた授業の内容を定着させるための復習方法は「24時間以内に復習すること」と「十分な演習量をこなすこと」の2点です。

このように復習のやり方ひとつで、同じ授業を受けていても内容の定着度や実力向上には大きな差が生まれます。せっかく受けた授業に内容がそのまま忘れ去ってしまうのはもったいないので、出来る限り内容を定着させられるように意識して復習に力を入れましょう!

今回は以上です。ではまた。

 

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挨拶と成績の相関性

こんにちは、文系担当の上村です。今回、大手塾時代も含めて私の今までの経験から感じている、挨拶と成績の相関性についてです。

 

自分から挨拶をする子としない子

フォルテに通っている子の中でも、塾に入ってくるときに自分から「こんにちは。」と挨拶をする子もいれば、こちらが声をかけて初めて挨拶をする子がいます。感覚値としては、前者が8~9割で後者が1~2割といった具合です(スポーツの習い事をしていたり、運動部に入っていたりする子は大抵自分から挨拶をする印象はあります)。

そして、前者の子、つまり自分から挨拶をする子の方が後者の子に比べて学校の内申点にしても、模擬試験の偏差値にしても入塾後の伸びが高いという傾向がはっきりとあります(そもそも内申点に関しては前者の子の方が、入塾時点で高い傾向があります)。

 

挨拶と成績の相関性を考察

では、なぜこのような差が生まれるのか?あくまで私の考えですが、以下のような理由があるのではないかと思います。

理由①学校の内申点UPや高内申点獲得について

自分から挨拶をする子は、塾だけでなく普段からそうしているのだと思います。そうなると、学校でも先生に対して自分から挨拶をしたり、声をかけたりと言ったコミュニケーションがたくさんあるのではないかと思います。先生も人間ですから、そういった子に対しては自然と良い印象を持ちます

そこで、たとえ別の子テストの点数や提出物の評価が同じだったとしても、こういった好印象がある子については先生の温情(?)によって他の子よりも少し高い成績が付くのではないかと思います(これ自体が内申点の制度上、良いか悪いかは別問題として)。

 

理由②偏差値UPや高偏差値獲得について

自分から挨拶をする子は、全体の傾向として「素直な」子が多いと思います。そうなると、我々のような塾講師や学校の先生方のアドバイスを素直に聞き入れて、それを実行に移す子の割合も高いでしょう。ですから、学力の面でも向上しやすくなります。

私の経験上、偏差値40台~60台前半までで伸び悩んでいる子の多くは、勉強のやり方以前に勉強量が足りていません。フォルテでも特に偏差値UPが顕著な子というのは、まずは言われた課題をしっかりこなします。その上で自分自身に足りない部分を補うための+αの努力をしています。

 

挨拶をしない子が伸びない理由

一方、自分から挨拶をしない子の中には、普段から他人の話をよく聞いていないという子も多いです。そういう子は、基本的な提出物を出し忘れたり、課題や授業中の動きでも言われた通りの最低限のことすら出来ていなかったりします(もちろん、そうじゃない子もいますが)。すると、自然と学校の成績も付きづらくなりますし、学力もアップしづらいです。

こういった子は、変に自分のやり方に固執する傾向もあります。ある程度の土台があって、その上で自分自身のオリジナリティを出すのなら良いのですが、土台すらない状態で自分のやり方に固執する子はほぼ伸び悩みます。それは今までそのやり方で伸びていないのですから、当然と言えば当然なのですが。

 

挨拶をしないのはもったいない

成績云々に関係なく、そもそも集団生活をする中で、自分から挨拶をする人の方が相手に持たれる印象は確実に良くなります。逆に言うと、挨拶をまともにしない人はそれだけでマイナスの印象を持たれてしまいます。こうなると、良好な人間関係は築きにくいですし、そこが会社や学校であれば挨拶をしない人間というだけでフラットな状態で能力や頑張りを評価してもらえません。これは非常にもったいないです。

ですから、我々は子どもたちに「自分から挨拶をするようにしよう!」と伝えることにしています。

今回は以上です。ではまた。

 

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模試・定期テストのポイント制について

こんばんは、文系担当の上村です。

今回は、今年度からフォルテで中学生を対象として導入した「模試・定期テストのポイント制」についてです。

 

小学生のフォルテポイント制度

フォルテでは、小学生については毎回の授業・小テストの点数・月末の確認テスト・フォルテシンキングなどに応じて与えられる「フォルテポイント」の制度があり、そのポイントカードの貯まった枚数に応じて文房具などと交換できます。

こちらは多くの小学生の子たちが競うように貯めています。

 

中学生の模試・定期テストポイント制

以前から中学生の子たちからも小学生のような制度を作ってほしいという要望がありました。そこで今回、中学生向けに「模試・定期テストポイント制」を導入することにしました。

こちらは模擬試験(中3は年6回、中1・2は年4回)の塾内順位や偏差値、各中学校の定期テストの結果などに応じて、文房具やフォルテオリジナルグッズと交換できる制度です。

 

ポイントの獲得方法

中学1~3年生は、フォルテで行う全県模試または育伸模試、および学校の定期テキストの結果に応じて、ポイントを獲得します。

★模試の5教科ランキング
→1位=6点、2位=5点、3位=4点、4位=3点、5位=2点

※6位以下でも偏差値が60以上の生徒には1点を与える。
※偏差値70を超えたらボーナスポイント5点を与える。

★模試の3教科ランキング
→1位=6点、2位=5点、3位=4点、4位=3点、5位=2点

※6位以下でも偏差値が60以上の生徒には1点を与える。
※偏差値70を超えたらボーナスポイント5点を与える。

★模試の各教科ランキング
→1位=12点、2位=11点、3位=10点、4位=9点、5位=8点

※受験者数をMAX12名とし、そこから1名少ないごとに各順位の点数を1点マイナス。
(例)11名が受験した場合に1位だったら11点、10名が受験した場合に1位だったら10点など。
※6位以下でも偏差値が60以上の生徒には5点を与える。
※偏差値70を超えたらボーナスポイント5点を与える。
※満点を獲得したらでボーナスポイント20点を与える。

★定期テスト(英数国理社)の点数によるポイント
→満点・学年トップ=30点、80点以上=10点、80点以上=5点

※今後、運営していく中で付与するポイントが変更する場合があります。

 

ポイント獲得のシミュレーション

例えば、以下が模擬試験結果での獲得ポイントのシミュレーションです。

この結果により、合計だと佐々木くんは67ポイント、高部くんは64ポイント、唐川くんは40ポイントといった具合に獲得します。

また、例えば学校の定期テストでも5教科の点数がそれぞれ【英語=82点、数学=100点、国語=72点、理科=87点、社会=93点】だった場合は、合計で50ポイントを獲得できます。

 

交換できる景品の例

このような形でフォルテで受ける模擬試験や中学校での定期テストに応じて貯めたポイントは様々な商品と交換できます。その一例が以下です。

◆フォルテオリジナルグッズ

 

この他にもTシャツなど鋭意製作中です。

 

◆市販の文房具

 

 

 

今回、この制度の導入によって、模試や定期テストでの頑張りがより可視化されるようになります。そこで、模試や定期テストに向けてのモチベーションが以前にも増して上がっている子が多くいるように感じます。6月には早速全中学校で定期テストがあるので、是非頑張ってほしいです。

今回はこんな感じです。ではまた!

 

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