現役高校生たちに聞いた、中学生にオススメの電子辞書!

こんにちは、文系担当の上村です。

つい先日、フォルテレポート(塾内報)で中学生の英語の学習について電子辞書を使うことをオススメしました。そこで何人かの保護者の方からオススメの機種について質問を受けたので、今回は中学生にオススメの電子辞書について具体的に紹介します。

かく言う私自身は中学校時代は学校指定の紙の辞書を使い、高校時代には電子辞書を使っていました。そして、大学受験後に塾講師のアルバイトをやっている時もこの電子辞書をずっと愛用していました。今の電子辞書ほど収録されているコンテンツは多くなかったですが、それでもかなり重宝しました。

ただ、それも15~20年も前の話。今や時代は令和です。スマホ所持率も中学生で80%以上、高校生でほぼ100%の時代です。そうなると、「そもそも電子辞書は必要なのか?」「スマホ一台あれば十分なのでは?」と思うかもしれません。しかし、以下の3つの理由から学習時にはスマホではなく電子辞書を使うことを私はオススメします。

 

スマホではなく、電子辞書を勧める理由

理由1.授業中にいつでも使うことができるから。

フォルテの授業でもそうですが、基本的に中学校ではスマホは授業中に使えません(ほとんどの中学校で持っていくこと自体を禁止しています)。しかし、電子辞書であれば、授業中に使用することをとがめられることはあまりないでしょう(ここは担当の先生の方針にもよると思いますが)。

 

理由2.スマホを使って必要な知識や例文にたどり着くのはハードルが高いから。

例えば、respect という意味の単語がわからなかったとき、ヤフーやグーグルで以下のように検索するでしょう。

すると、次のような画面になります。

これだけを見ると、respectの意味は「尊敬」という名詞のみだと思ってしまいます。ただし、実際には動詞の「尊敬する、尊重する」という意味もあります。

このように同じスペルでも複数の品詞や意味を持つ英単語の場合、自分が本来調べるべき意味や用法にたどり着けない場合もあります。

同じようにグーグルやヤフーで検索した場合に上位のページに来るWeblioなどの辞典サイトであれば、単純に意味を知るという点では使えると思いますが、それでも載っている例文が中学生・高校生向けでない場合が多いです。

 

理由3.スマホは何かと誘惑がある。

スマホには何より誘惑が多いです!例えば、意味の分からない英単語を調べようとして、スマホを開いたときにインスタやX(旧Twitter)やLINEなどのSNSの新着通知があったら、思わず開いちゃいますよね。そして、そっちに夢中になっているうちに「あれ?そもそもなんでスマホを開いたんだっけ?」となってしまいます。

こうなると、勉強としては非常に効率が悪くなってしまいます。

 

卒業生(現役高校生)に実態を調査

今回、フォルテの卒業生である現役高校生たち(約20名)に自身や周りの生徒の電子辞書の使用状況を聞いてみました。

すると、偏差値が高い高校ほど電子辞書を使っている子が多く、偏差値が低い高校ほどスマホで済ませている子が多いということが傾向としてはっきりわかりました(当然と言えば当然?)。

また、同じスマホを使うでも、偏差値が高い高校の子ほど、有料のアプリを使っていました。確かに無料のアプリだと、質に問題があったり、使用するたびに広告が出てきてストレスが溜まるものが多いです。

他にもアプリではなく、Google翻訳を使っているという子も多くいるようです。Google翻訳自体は確かに便利ですが、訳し方がイマイチなことも多いです。

そのイマイチな訳し方に対して、「ん?」という違和感を持てるようなリテラシーのある人ならば、ある程度使いこなせるのかもしれませんが、そうでない場合はあまりオススメはできません(文の大意をつかむこと自体は出来ますが)。

 

オススメの電子辞書

ということで本題です。中学生にオススメの電子辞書を紹介します。まずメーカーによっては「中学生モデル」「高校生モデル」などのカテゴリーで販売していますが、先を見据えて中学生の時点であえて高校生モデルを買うというのが良いと思います。その場合、収録されているコンテンツ自体がとても多く、その分中学生のうちは使わないコンテンツも多くあるので、どれを使うかの取捨選択を早い段階で行うのが良いでしょう。

また、中学生モデルと高校生モデルの大きな違いについてですが、高校モデルには高校で実際に使用されているような各教科の参考書や用語集が多く収録されています。そして、その分価格も高くなります。

ちなみに、一部の電子辞書では必要に応じてコンテンツをダウンロードして加えれば収録内容(辞書種類など)を増やせて、中学生で使っていた電子辞書本体を買い替えることなく大学受験まで使い続けることができるというタイプもあるようです

そして、実際にフォルテの卒業生たちに話を聞いたところ、名前が挙がった電子辞書は主に2つでした。

 

オススメの電子辞書1.EX-word

1つ目は、カシオ(CASIO)のEX-word(エクスワード)というシリーズです。こちらはメーカーの公式ホームページや店頭のポップによると、「最も売れている電子辞書」のようです。

このシリーズ、小学生向けのものから一般向けのものまで様々な型があります。また、最新機種に関してはかなり高額(高校生モデルで定価50,000円前後)ですが、正直少し型が古いもの(数年前のもの)でも使用する上で全く問題ないと思います。

ですので、今回は中学生モデル・高校生モデルの型落ち(?)の販売ページのリンク(アマゾン)を参考に貼っておきます。

価格帯としては、2020年の中学生モデルが大体22,000円~26,000円、2022年モデルの高校生モデルが30,000円~35,000円くらいで買えるようです。また、辞書関連や英検関連のコンテンツに加えて、高校生モデルには英文法参考書のVintage(ヴィンテージ)やEvergreen(エバーグリーン)などが収録されていて、これらは多くの進学校で使われている参考書なのでかなり良いコンテンツです。電子辞書としてEX-wordを買う場合、数千円多く出して高校内容までカバーできるのであれば、高校生モデルを買う方が良いかもしれません。

「中学生モデル」EX-wordの販売ページ(コチラをクリック)

「高校生モデル」EX-wordの販売ぺージ(コチラをクリック)

特にオススメのモデル「XD-SX4900」(コチラをクリック)

ちなみに、このEX-wordのアプリ版ともいえる、カシオが提供している学習アプリ「Class Pad.net」というものがあり、フォルテの卒業生が通う高校(公立トップ校)では学校としてこれに入っていて、生徒たちが利用しているようです。これはこれで良質なアプリだと思います。

 

オススメの電子辞書2.Brain

2つ目は、シャープ(SHARP)のBrain(ブレイン)というというシリーズです。こちらは先のEX-wordに比べると、比較的安価です。また画面を回転させて縦型にして使えるモデルも多いのが特徴です。価格帯としては、2019年モデルは大体15,000円~20,000円くらいで買えるようです。こちらはEX-wordに比べて、辞書関連や英検関連のコンテンツについても大差ないと思いますが、一部のモデルは高校の参考書の面で多少見劣りはするかもしれません(先の紹介したヴィンテージやエバーグリーンが収録されているモデルもあるので要確認です!)。ただ、その参考書内容を電子辞書に求めないのであれば、全く問題はありません。

「中学生モデル」Brain販売ページ(コチラをクリック)

「高校生モデル」Brainの販売ページ(コチラをクリック)

特におすすめのモデル「PW-H1」(コチラをクリック)

 

これらの2シリーズに関しては、高校生モデルで比べると必要最小限のコンテンツはどちらも入っているように思います。またご購入を検討される場合は、ヨドバシカメラやヤマダ電機などで実物を見てみると良いと思います。キーボードや画面の感じはメーカーごとに微妙に異なっていて、そこらへんは意外と好みが分かれます。ただし、店頭にそこまでたくさんのモデルはないと思いますし、価格で見ればネットで買った方が安いと思うので、店頭でメーカーごとの違いを目で確認した上でネットで買うというのがいいかもしれません。

ちなみに私が学生時代に使っていたのはセイコー(SEIKO)製でしたが、今はほとんど売っていないみたいです。非常に残念です。

今回は以上です。ではまた!

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言霊(ことだま)は本当にあるのか?

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。 今回は、言霊(ことだま)についてです。

 

言霊(ことだま)とは?

言霊とは、古代から信じられている言葉に宿るとされる神秘的な力のことです。そのため、声に出した言葉が現実の事象に影響を及ぼすと信じられています。

簡単に言うと、前向きな言葉を声に出せばそれが良い結果につながり、後ろ向きな言葉を声に出せばそれが悪い結果につながるということです。例えば、結婚式の時や受験の直前には不吉なことを連想させる言葉を控えるような慣習がありますよね。それも言霊の一種なのかもしれません。

余談ですが、私が言霊という言葉を初めて知ったのは、サザンオールスターズの「愛の言霊」という曲名でした。確か、元スマップの香取慎吾主演のドラマのタイアップ曲だったと思います。

 

言霊(ことだま)は科学的なことなのか?

この言霊は、ただの慣習や言い伝えなのかというと、実はそうでもないようです。以前、このような話を聞いたことがあります。

ある研究によると、人間は後ろ向きな言葉を聞くと、脳のスイッチがオフになってしまうというのです。こういった研究に関連して、ある救急医療の現場では「仕方がない」「無理だ」といった後ろ向きな言葉を発することを禁止しているようです。

救急医療の現場は、いついかなる時に急患が運ばれてくるかわからないので、常に緊張感があり、なおかつ睡眠時間もあまり取れず精神的にも体力的にもキツイことが多いです。それでも、運ばれてくる急患を助けるために、多少無理をしてでも全力を尽くさなければならない環境です。そんな中で、誰かが「仕方がない」「無理だ」などの言葉を発すると、その現場のスタッフの脳のスイッチがオフになってしまい、キツイ状況でのもうひと踏ん張りができなくなってしまい、救える命も救えなくなってしまうとのことです。

 

集団内での言葉の影響力

このような、ざっくりと言うと、良い言葉は周りに良い影響を与え、悪い言葉は周りに悪い影響を与えるというのは、何も救急医療の現場に限った話ではないでしょう。特に集団生活の中では、その集団内の士気や雰囲気にかかわる重要な話だと思います。

例えば、スポーツの場合。サッカーの試合で1点差で負けていて、後半も残り時間わずか。そんな状況で誰かが、「ラストワンプレーで絶対に追いつこうよ!」と言えばチームの士気は高まり勢いも出ますが、「もう無理だよ。追いつけないよ。」と言えばチームの士気が下がって雰囲気が悪くなるでしょう。

例えば、塾の場合。みんなが入試や学校の定期試験に向けて必死に頑張っています。そんな状況で誰かが、「次の模試では絶対1位を取る!」と言えばそれを聞いたクラスメイトも負けじと頑張り切磋琢磨し合うでしょうが、「テストの点数なんてどうでもいいよ。」と言えばその場の凛とした空気が壊れてしまい雰囲気が悪くなるでしょう。

私の経験上、こういった集団内での士気や雰囲気はものすごく重要で、それは結果にも大きく影響します。というのも、そういった環境に引っ張られず高いパフォーマンスを発揮できるような強靭なメンタルを持った人というのは、全体の中でもごくごく少数だからです。ほとんどの人は多かれ少なかれその場の雰囲気に流されるものです。ですから、フォルテ内でも悪気の有無にかかわらず、マイナス発言をする生徒に対しては、その子自身を思ってもそうですが、その場の士気や雰囲気にも悪い影響があるので必ず注意をするようにしています。

今まではこういうのは単に感覚的なものかと思っていましたが、この記事内で紹介した研究結果や医療現場での話を聞いて、妙に腑に落ちました。

 

自分の言葉の影響を考えよう

人間誰しも辛くなってしまったり、ネガティブな考えに陥ってしまうことはどうしてもあります。そういう時は、自分なりの気晴らしを見つけたり、ごく身近な人(家族・友人・塾の先生など)に愚痴をこぼしたり、相談したりするのも良いでしょう。

ただし、もうひと踏ん張りしなきゃいけない時や、集団内にいるときには自分の言葉が自分自身および周りに対して良くも悪くも影響を与えるということを自覚しましょう。ですから、そういった状況ではたとえキツイ状況だとしても、前向きな言葉を意識的に声に出し、後ろ向きな言葉は胸の内にしまっておきましょう

今回は以上です。ではまた。

 

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内容を定着させるための復習方法

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。 今回は、一度受けた授業の内容を定着させるための復習方法についてです。

 

高校時代に通っていた塾

本題に入る前に、私が高校生の時に通っていた塾について簡単にご紹介しようと思います。およそ20年前、私は高校2年生の2月ごろに兄の友人の紹介で「一色塾」という塾に入りました。当時は、私が通っていた金沢文庫校を含めていくつか校舎があったのですが、現在では藤沢校のみになっているようです。どちらかと言うとこじんまりした塾で、そういう空気感とかが個人的には好きでした。また、「担任制」を敷いていて進路などに迷ったときに相談できる先生が明確なのも良かったです。

そんな一色塾で受けた最初の日本史の授業は(良い意味で)とにかく衝撃的でした。そして、最初の授業が終わったときには「この先生について行けば、きっと大丈夫だ。」という不思議な感覚になりました。あれから約20年、何の因果か塾講師となった今では、初見の生徒にこのような感覚持たせることができるような授業をしたいと常々思っています。

ちなみに一色塾に入塾した当時の私は、第一志望合格には学力的に全く届いていない状況でした。実際に高校の進路相談でも「志望校をもっと低い大学に考え直せ。」としつこく言われていました。しかし、そこから大学受験まで約1年間、一色塾に通って、私は第一志望の大学・学部に合格することが出来ました。その大きな要因の1つが、最初の日本史の授業で教えてもらった復習方法を愚直に実践したことだと思います。ちなみに合格を報告した際に、日本史の先生とした握手の感覚はいまだに覚えています。それくらい

 

日本史の先生直伝の復習方法

さて、本題です。今回は私が高校生の時に通っていた塾の先生から伝授された、授業内容を定着させるための復習方法(小中学生向けに多少アレンジしています!)についてです。先に結論から言うと、「24時間以内に復習すること」と「十分な演習量をこなすこと」の2点です。

 

24時間以内に復習すること

まずは1点目「24時間以内に復習すること」についてですが、当然のことながら人間は過去のことについて、時間が経過するとどんどん忘れていきます。そこで、授業で扱った内容を24時間以内に復習してみましょう。ここでいう「復習」とは、そこまでたくさんの時間や労力をかけたものでなくてもよいです。例えば、授業中にとったノートやプリントを5~10分見返す程度でも良いです。ただし、そのときのコツとしては「授業中のことを思い出しながら復習すること」です。「この部分の説明をするときに先生が具体例として〇〇を挙げていたな」とか「この問題を解くために、先生が必要な知識を語呂合わせで教えてくれたな」といったことを思い出しながらノートやプリントを見直しましょう。こうすることで、より授業の内容を記憶しやすくなりますので、その分忘れにくくなります。

 

十分な演習量をこなすこと

次に2点目「十分な演習量をこなすこと」についてです。こちらもとても大切です。たとえ知識があっても、それを使いこなせなければ「成果」は出ません。この場合の「成果」は主にテストの点数や学校の成績を指していますが、これらの「成果」を得るための最も良い方法の一つが「演習量をこなすこと(=様々な問題を解くこと)」です。フォルテから出される宿題もその一つです。ですから、「宿題を期限通りにしっかりこなすこと」が最優先です。ちなみにここでの「期限通りに」という部分も非常に大事です。私の経験上、宿題をチェックする際に「すみません、まだ丸付けが終わっていません。」「すみません、まだ半分しか終わっていません。」などということが頻繁にある生徒で、学校の成績が良かったり、模擬試験で高い点数が取れたりする生徒はほぼいません。逆に言うと、学校の成績や模擬試験で良い成績や点数が取れる子はこう言った基本的なところを確実にこなしている子です。宿題は、「内容」「量」「やるタイミング」がすべて適切である場合に最大の効果が出ると思います。そして普段の宿題の「内容」と「量」は出す側が考えますので、皆さんは「やるタイミング」だけを意識しましょう。つまり、期限まで宿題をこなそうということです。

 

最後に

繰り返しになりますが、一度受けた授業の内容を定着させるための復習方法は「24時間以内に復習すること」と「十分な演習量をこなすこと」の2点です。

このように復習のやり方ひとつで、同じ授業を受けていても内容の定着度や実力向上には大きな差が生まれます。せっかく受けた授業に内容がそのまま忘れ去ってしまうのはもったいないので、出来る限り内容を定着させられるように意識して復習に力を入れましょう!

今回は以上です。ではまた。

 

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挨拶と成績の相関性

こんにちは、文系担当の上村です。今回、大手塾時代も含めて私の今までの経験から感じている、挨拶と成績の相関性についてです。

 

自分から挨拶をする子としない子

フォルテに通っている子の中でも、塾に入ってくるときに自分から「こんにちは。」と挨拶をする子もいれば、こちらが声をかけて初めて挨拶をする子がいます。感覚値としては、前者が8~9割で後者が1~2割といった具合です(スポーツの習い事をしていたり、運動部に入っていたりする子は大抵自分から挨拶をする印象はあります)。

そして、前者の子、つまり自分から挨拶をする子の方が後者の子に比べて学校の内申点にしても、模擬試験の偏差値にしても入塾後の伸びが高いという傾向がはっきりとあります(そもそも内申点に関しては前者の子の方が、入塾時点で高い傾向があります)。

 

挨拶と成績の相関性を考察

では、なぜこのような差が生まれるのか?あくまで私の考えですが、以下のような理由があるのではないかと思います。

理由①学校の内申点UPや高内申点獲得について

自分から挨拶をする子は、塾だけでなく普段からそうしているのだと思います。そうなると、学校でも先生に対して自分から挨拶をしたり、声をかけたりと言ったコミュニケーションがたくさんあるのではないかと思います。先生も人間ですから、そういった子に対しては自然と良い印象を持ちます

そこで、たとえ別の子テストの点数や提出物の評価が同じだったとしても、こういった好印象がある子については先生の温情(?)によって他の子よりも少し高い成績が付くのではないかと思います(これ自体が内申点の制度上、良いか悪いかは別問題として)。

 

理由②偏差値UPや高偏差値獲得について

自分から挨拶をする子は、全体の傾向として「素直な」子が多いと思います。そうなると、我々のような塾講師や学校の先生方のアドバイスを素直に聞き入れて、それを実行に移す子の割合も高いでしょう。ですから、学力の面でも向上しやすくなります。

私の経験上、偏差値40台~60台前半までで伸び悩んでいる子の多くは、勉強のやり方以前に勉強量が足りていません。フォルテでも特に偏差値UPが顕著な子というのは、まずは言われた課題をしっかりこなします。その上で自分自身に足りない部分を補うための+αの努力をしています。

 

挨拶をしない子が伸びない理由

一方、自分から挨拶をしない子の中には、普段から他人の話をよく聞いていないという子も多いです。そういう子は、基本的な提出物を出し忘れたり、課題や授業中の動きでも言われた通りの最低限のことすら出来ていなかったりします(もちろん、そうじゃない子もいますが)。すると、自然と学校の成績も付きづらくなりますし、学力もアップしづらいです。

こういった子は、変に自分のやり方に固執する傾向もあります。ある程度の土台があって、その上で自分自身のオリジナリティを出すのなら良いのですが、土台すらない状態で自分のやり方に固執する子はほぼ伸び悩みます。それは今までそのやり方で伸びていないのですから、当然と言えば当然なのですが。

 

挨拶をしないのはもったいない

成績云々に関係なく、そもそも集団生活をする中で、自分から挨拶をする人の方が相手に持たれる印象は確実に良くなります。逆に言うと、挨拶をまともにしない人はそれだけでマイナスの印象を持たれてしまいます。こうなると、良好な人間関係は築きにくいですし、そこが会社や学校であれば挨拶をしない人間というだけでフラットな状態で能力や頑張りを評価してもらえません。これは非常にもったいないです。

ですから、我々は子どもたちに「自分から挨拶をするようにしよう!」と伝えることにしています。

今回は以上です。ではまた。

 

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模試・定期テストのポイント制について

こんばんは、文系担当の上村です。

今回は、今年度からフォルテで中学生を対象として導入した「模試・定期テストのポイント制」についてです。

 

小学生のフォルテポイント制度

フォルテでは、小学生については毎回の授業・小テストの点数・月末の確認テスト・フォルテシンキングなどに応じて与えられる「フォルテポイント」の制度があり、そのポイントカードの貯まった枚数に応じて文房具などと交換できます。

こちらは多くの小学生の子たちが競うように貯めています。

 

中学生の模試・定期テストポイント制

以前から中学生の子たちからも小学生のような制度を作ってほしいという要望がありました。そこで今回、中学生向けに「模試・定期テストポイント制」を導入することにしました。

こちらは模擬試験(中3は年6回、中1・2は年4回)の塾内順位や偏差値、各中学校の定期テストの結果などに応じて、文房具やフォルテオリジナルグッズと交換できる制度です。

 

ポイントの獲得方法

中学1~3年生は、フォルテで行う全県模試または育伸模試、および学校の定期テキストの結果に応じて、ポイントを獲得します。

★模試の5教科ランキング
→1位=6点、2位=5点、3位=4点、4位=3点、5位=2点

※6位以下でも偏差値が60以上の生徒には1点を与える。
※偏差値70を超えたらボーナスポイント5点を与える。

★模試の3教科ランキング
→1位=6点、2位=5点、3位=4点、4位=3点、5位=2点

※6位以下でも偏差値が60以上の生徒には1点を与える。
※偏差値70を超えたらボーナスポイント5点を与える。

★模試の各教科ランキング
→1位=12点、2位=11点、3位=10点、4位=9点、5位=8点

※受験者数をMAX12名とし、そこから1名少ないごとに各順位の点数を1点マイナス。
(例)11名が受験した場合に1位だったら11点、10名が受験した場合に1位だったら10点など。
※6位以下でも偏差値が60以上の生徒には5点を与える。
※偏差値70を超えたらボーナスポイント5点を与える。
※満点を獲得したらでボーナスポイント20点を与える。

★定期テスト(英数国理社)の点数によるポイント
→満点・学年トップ=30点、80点以上=10点、80点以上=5点

※今後、運営していく中で付与するポイントが変更する場合があります。

 

ポイント獲得のシミュレーション

例えば、以下が模擬試験結果での獲得ポイントのシミュレーションです。

この結果により、合計だと佐々木くんは67ポイント、高部くんは64ポイント、唐川くんは40ポイントといった具合に獲得します。

また、例えば学校の定期テストでも5教科の点数がそれぞれ【英語=82点、数学=100点、国語=72点、理科=87点、社会=93点】だった場合は、合計で50ポイントを獲得できます。

 

交換できる景品の例

このような形でフォルテで受ける模擬試験や中学校での定期テストに応じて貯めたポイントは様々な商品と交換できます。その一例が以下です。

◆フォルテオリジナルグッズ

 

この他にもTシャツなど鋭意製作中です。

 

◆市販の文房具

 

 

 

今回、この制度の導入によって、模試や定期テストでの頑張りがより可視化されるようになります。そこで、模試や定期テストに向けてのモチベーションが以前にも増して上がっている子が多くいるように感じます。6月には早速全中学校で定期テストがあるので、是非頑張ってほしいです。

今回はこんな感じです。ではまた!

 

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3期生ストーリー②

こんにちは、フォルテの理系講師の佐々木です。

ここでは、3期生の一人ひとりにフォーカスして、我々から見た様子や印象に加え、本人の談話に基づいて志望校合格までの話を書いていくシリーズの第2弾です。

第1弾はこちら

 

小学生の時からのあこがれの高校

今回紹介する女の子は、小学生の時から憧れていた高校にコツコツと努力を積み重ねて、見事合格を勝ち取った女の子についてです。

この子はフォルテ1期生の姉がいて、その影響もあり、中1の途中から入塾。まじめで素直な子でし、また人一倍負けず嫌いな面ももっていました。ただ、入塾当初はまだ中1ということもあり、勉強に関しては学校の宿題や塾の宿題をこなす程度でした。

そして、入塾後初めて受けた中1の10月の模試では、1番高い社会の偏差値で48、5科目総合偏差値は45という結果でした。後にこの子が合格することになる市立金沢高校の合格基準偏差値はだいたい62~63ですので、2年ちょっとで偏差値を20近く上げないと合格できないというレベルでした。

彼女が市立金沢高校を目指したきっかけが、もともと小学3・4年生位からダンスをやっていて、ある時、ダンスのイベントで市立金沢高校のダンス部が踊っている姿がカッコよくて、それから憧れを持ったとのことでした。ただ、その当時は漠然と憧れていただけで、そこまで強く志望校を意識していたわけではありませんでした。

 

コツコツと努力を続け、悲願の偏差値60突破

中2の秋ごろに、「家だとなかなか勉強に集中できない」という相談を本人から受けました。そこで話し合いの結果、週に1日だけ授業がない日に自習に来ることを決めました。彼女の場合、模試の結果が思わしくないと、「このままでは志望校に受からないのでは?」という不安からか、その都度相談に来て、改善すべき点を1つ1つ確認し、それを克服しながら次の模試に備えていきました。

この子に限らず、家だとなかなか勉強に集中できないという子は、かなり多いと思います。その場合はやる気が出るまで待つのではなく、強制的に勉強せざるを得ない空間に身を置いて、まずはやってみることが一番だと思います。彼女の場合、週3日の授業と1日の自習、定期テストが近づくとフォルテではテスト対策授業によって授業日がもう2日増えるため、週5日の授業と1日の自習を続けました。その結果、中2の2月の模試では5科目総合偏差値が57まで上がり、中2の最後の内申も9科目総合で40(各科目5段階評価なのでMAXで45)を超えるまでに伸びてきました

ただ、ここまで順調に伸びてきてはいたものの偏差値60の壁は厚く、中3の夏休み前の段階で、まだ模試の5科目総合偏差値で60を超えたことは一度もありませんでした。そのような状態だったので、彼女自身も「このままでは志望校の合格は難しいのでは?」と感じ始めます。そこで、夏休み前にこちらで目標を設定しました。その目標とは『英語と数学で偏差値で65、5科目総合偏差値で60をそれぞれ超える』というものでした。ちなみに、英語と数学の偏差値を高めに設定したのは、第一に彼女が志望する市立金沢高校は、入試において英語と数学の配点が他の科目よりも高いためです。また、授業中の彼女の様子を見ている限り、数学では順調にいけば偏差値65はとれるだろうという私の目算もありました。また、彼女の場合、5科目総合の偏差値よりも英数国3科目の偏差値の方が高い状態がずっと続いていましたので、理社の勉強、特に中1・2の内容の復習にも力を入れるように言いました。後に、この中1・2の理社の復習に夏前から力を入れたのがとても良かったと彼女自身が語っていました

そして、授業がない日の自習にプラスして、授業のある日も早めに来て自習をするようになりました。夏休みに入ると、夕方にフォルテの夏期講習が終わった後、自習で残って勉強し、夜の10時近くに帰宅する日々が続きました。そういった地道な努力の積み重ねもあり、中3の8月の模試でついに5科目総合偏差値が62(英語は偏差値64、数学の偏差値は69!)となりました。ただやみくもに勉強をして偏差値を上げるのではなく、具体的な数字を決めて、戦略的に偏差値を上げることができたことは彼女にとっても大きな自信になったと思います。

 

定期テストで満点獲得

中3の内申が決まる2学期期末(後期中間)テストが終了した翌日、彼女はいつもより早く15時半頃に塾に来ました。そして、開口一番、「先生に報告があります!」と言ってきました。何だろうと思っていると、定期テストの数学が100点満点だったとのことでした。

満点をとった時の心境は、嬉しすぎて叫びたくなり、家に帰って早く母に見せて、そして早く塾に行って報告したかったとのことでした。コツコツと頑張り続け、最初は70点台だったテストが80点を超え、90点以上をとれるようになり、内申に関係する最後の定期テストでの満点獲得。そしてそれをいち早く報告に来てくれたことは本当に嬉しかったです

 

目指せ、合格可能性90%

2学期期末テストも終わり、内申も例年の合格者平均のライン(伸学工房さん調べ)をだいぶ上回り、10月の模試では市立金沢高校の合格可能性が80%の判定となりました。

ただ、そんなある日彼女が相談に来ました。その内容は「志望校について、市立金沢高校から下げようか迷っている」とのことでした。ここまで順調に成績も上がってきて、十分合格ラインに届いているのにどうして?と私は思いましたが、彼女曰く「不合格の可能性が20%もあるなかでの受験は不安だ」とのことでした。

詳しく聞いてみると、「もし不合格になって私立に行くことになれば、親に経済的な負担をかけることになるから迷っている」とのことでした。そこで相談の結果、本人の意思を尊重して最後の1月模試で合格可能性が90%以上の判定が出たらそのまま受験し、90%に届かなかったら志望校を下げるということになり、その目標達成に向けてさらに勉強のギアを上げました。

それから数日後に12月模試が返却され、今まで課題だった理社の点数が段々と上がってきたこともあり過去最高タイの5科目総合偏差値62、そして合格可能性90%という結果でした。重点化される英語と数学は常に偏差値60を優に超えるようになっていました。ただ一方で、彼女が苦手にしている国語と理科がまだ50台中盤の偏差値のままだったのが気がかりでした。ですので、冬期講習の間は特に国語と理科を重点的に頑張るようにアドバイスしました。

 

勉強合宿での1コマ

そして、年が明け、フォルテの冬の勉強合宿で持ち前の負けず嫌いな一面がいかんなく発揮されました。フォルテの勉強合宿とは、朝9時から夜9時までの勉強付けなのですが、その中の一つの恒例行事として理科と社会の小テスト大会があります。そこでの点数の良い順に夕食のメニューが選べるというルールが待っています。ここでは、予め範囲を指定して小テストが実施されるため、事前の勉強がカギを握ります。ちなみに理科は、入試用の問題集1冊をまるまるテスト範囲としていたので前日にちょっと勉強したくらいでは到底歯が立ちません。そのテストで彼女は強者揃いのフォルテ3期生の中で、見事理科で1位を獲得しました。後日、その当時のことを聞くと、「私、食べ物がかかると強いんです笑」とのことでした。何かがかかっているとはいえ、こういったイベント事に全力で挑み、全力で楽しめるのはとても素晴らしいことだと思います。

 

運命の1月模試

冬休みが終わり、ついに1月模試の当日となりました。彼女に限らず、この日の結果によって志望校を変更する生徒も出てくるため、皆いつも以上に気合が入っていました。

そんな中、彼女の結果は12月の結果を上回り、5科目総合偏差値66、合格可能性95%という過去最高のものでした。

しかも驚くべきは、苦手科目の国語と理科でも偏差値60を超えていて、ここ1か月の頑張りがそもまま結果として表れたことです。冬期講習中はフォルテで毎日12時間くらい(授業は4時間半くらいで残りは自習)勉強していてほとんど修行僧のようでした(笑)。朝の9時や10時から来て、中1・2の授業が終わる21時半を過ぎてもまだ3期生が何人も残ってやっていたので、周りが頑張っているから自分も負けられないという意識が相乗効果を生んでいたのだと思います。

 

合格発表当日の4回の悪夢

そのまま彼女は体調を崩すこともなく、無事に入試を終えました。それまでの彼女の実力からすると、決して満足のいく点数ではありませんでしたが、内申のアドバンテージを考えれば恐らく大丈夫だろうと個人的には感じていました。

ただ、受験生本人からしたら、合格の2文字を見るまでは、不安な日々が続いていたと思います。事実、彼女は合格発表当日の朝、起きて寝てを4回繰り返して、4回見た夢の中では全て不合格だったそうです。そんな悪夢を見続けた中、発表時間の朝9時に恐る恐るスマホで合否を確認すると、そこには合格の2文字がありました

それを見て嬉しさを感じるとともにホッと、そして何よりお母さんとお姉ちゃんが号泣しながら自分以上に喜んでくれたことがとても印象的だったと話してくれました。

 

最後に

フォルテ3期生は本当に誇れる学年でした。皆が与えられた課題をこなすのは当然のこと、それ以外にも数学であれば、小問集合プリント、確率プリント、平面図形プリント…など生徒によって足りない部分のプリントを貰いに来ては数日でこなし、新たなプリントを貰いに来るということの繰り返しでした。こちらが感心するほどたくさん勉強していました。

その中でも彼女はトップクラスの勉強量で、入塾時から模試の偏差値を20以上上げ、憧れの高校に見事合格しました。他にも20以上偏差値が上がった生徒が複数いましたが、共通点はシンプルで、しっかりと目標を設定した上で、その達成のために膨大な勉強量をこなしたことです。まさに、『学問に王道なし』ですね。

 

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3期生ストーリー①

こんにちは、フォルテの文系講師の上村です。

ここでは、3期生の一人ひとりにフォーカスして、我々から見た様子や印象に加え、本人の談話に基づいて志望校合格までの話を書いていきます。

 

今回紹介する女の子について

今回取り上げる3期生の子の印象を一言でいうと、「芯の強さを持ち、目標に向けてひたむきに頑張り続けた子」です。

私は大学生時代から大手塾で塾講師を始めて、もう15年ほどになります。これまでに教えてきた受験生(大手時代の自教室の生徒&フォルテ生)の数はざっくりと言うと500名くらいかなと思うのですが、その中で入試までの1年間の頑張りで言うと、間違いなく彼女はナンバーワンです。それくらい頑張っていました。

また、しっかりとした自分の考えを持っている子で、かといって意地っ張りというわけではなく、こちらからのアドバイスはいつも素直に受け入れる子でした。

 

志望校は県内最高峰の公立高校に決定

彼女が志望校を決めたのは、フォルテ入塾前の中2の1月のこと。

それまで特に行きたい高校がなかったのですが、同じ中学校に通う1学年上の先輩が受験勉強を必死に頑張っている姿に感化されて、自分も高い目標を持って頑張ろうという気持ちになりました。

そこで様々な高校のホームページを閲覧していく中で、彼女はある高校に一目ぼれします。それは、勉強はもちろんのこと、学校の行事や部活など高校生活のすべてに対して全力で頑張ることが校風の湘南高校でした。

ただし湘南高校は、神奈川県内では横浜翠嵐高校と並ぶ最高峰の公立高校です。この時点での彼女の学力からすると、湘南高校に合格するためにはかなりの学力アップが必要な状態でした。

 

中2の3月にフォルテに入塾

湘南高校を志望校にしたことで、流石にこのままでは合格することは難しいと考え、目ぼしい塾を探し始めました。湘南高校に多くの合格者を輩出している大手塾を含めて、様々な塾を検討しました。しかし、彼女の中で「塾」に対して元々良い印象がなかったようで、実際に見学した大手塾の授業(恐らく「the 塾」な雰囲気だったのでしょう。)が気に入らず、そこは体験すらしなかったとのことです。

そこで検討する塾を個人塾にシフトします。そんな中、縁あってフォルテのことをお母さんに知っていただき、フォルテの方針や指導形態などに大いに賛同していただいて、お問い合わせ→入塾となりました。

彼女は他の学校の子たちともすぐに打ち解けていき、フォルテのことを気に入ってくれたようでした。そんな入塾して数カ月たった6月ごろ、彼女のお母さんから頂いたLINEの内容が今でも私の中で印象に残っています。それは「フォルテに通わせてくれてありがとう!フォルテを見つけてくれてありがとう!」と娘から言われたという内容でした。

こう言ってもらえるのは、塾講師冥利に尽きますし、本当に嬉しかったです。

 

志望校への一途な思い

5月から受け始めた全県模試でも、偏差値こそ70を超える回もありましたが、それでも良い合格判定はなかなか出ませんでした。さらに、彼女は部活で部長を務めており、その部活が県大会まで出場したことで引退時期が8月前半にまで延びました。これは受験勉強に本腰を入れる上で少し苦労したところでもありました。

その影響もあってか、8月の模試が散々な結果となってしまい、そこから彼女は目の色を変えて勉強し始めます。元々、一般の中3生の水準からすると頑張ってはいましたが、彼女の目標はあくまで県内最高峰の公立高校。これがきっかけで、その高い目標に見合う努力をし始めたといっても良いかもしれません。

そして、10月には説明会で初めて湘南高校を訪れました。そこでは彼女の目に映るものすべてがキラキラと輝いて見え、「自分が通いたい高校はここしかない!」と強く思いました。一緒に説明会に訪れていた、お母さんもそのときの彼女の様子はとても印象的だったと、後におっしゃっていました。

そんなモチベーションがMAXに上がった中で受けた10月の模試で、やっと湘南高校の合格判定がA判定になりました。さらに、そこからは12月・1月とA判定を続けることができました。

そして、だんだんと入試が近づいてきたころのある日、彼女の志望校への強い思いを感じて個人的にグッと来る出来事がありました。その日は模試実施日で、5教科の模試実施後も彼女を含む何人かの中3生がその日の模試の解き直しをするために教室に残っていました。そこでの休憩時間中に、何気ない雑談の流れで彼女に対して私が「〇〇さんは、スマホの待ち受けとかってどういう画像なの?」と何気なく尋ねました。

すると、彼女は「え?見ますか?」と少しはにかみながらスマホのロック画面を見せてくれました。そこに映っていたのは、彼女の志望校である湘南高校の写真でした。彼女はスマホのロック画面を湘南高校の写真にすることで、モチベーションを高く保っていたのでした。

そのときに私は、彼女の志望校への並々ならぬ強い思いを再確認し、またそれまでひたむきに頑張ってきて彼女の姿が一瞬にしてフラッシュバックしてきて、勝手に胸を熱くしていました。そして、心から「この子を湘南高校に合格させてあげたい。」と思いました。

 

彼女の凄さ、継続力

彼女の凄さや頑張りを語るうえで、「継続力」は外せません。こちらの記事でも紹介したように、3期生は「毎日課題」を始めて学年全体としてルーティン化しました。そして、学校の行事などの関係でどうしても出来なかった時を除いて、彼女は必ずこれらの課題をこなしていました。これは、シンプルでありながら、なかなかできることではありません。

秋以降はさらにルーティンとしての勉強量が増えました。

英語では毎日他県の入試問題の長文をやるほか、リスニング問題も神奈川県の過去問だけでも15年分以上、それに加えて他県の入試問題のものもコツコツと進めました。

国語では苦手としていた古文の問題を必ず毎日1題ずつやっていき、漢字も読み書きの課題も毎日やりました。

理社では、全国入試問題正解(旺文社)を用いて、昨年度のすべての都道府県の入試問題を解き終えており、その過程で確実にレベルアップするのを彼女自身も実感できている様子があり、実際に入試直前の時期になると、解き終わった入試問題の自己採点の結果はどれも確実に9割を超えていました。社会に関しては、昨年度の全県に加えて、フォルテの本棚にある昨年度以前の問題もいくつかの都道府県をこちらでピックアップして、解くように指示しました。

 

入試当日、涙の自己採点会

そして、入試当日。

フォルテでは、入試後の夕方に来てもらって自己採点や面接練習を行います。そこで彼女も他のみんなと同じように自己採点をしに来てもらいました。

年明け以降、様々な入試形式の問題を解く中で、彼女は英語・国語・理科・社会ではどれも点数が9割以上で安定していました。一方で、数学と特色検査には点数に波があり、その点が彼女の不安材料でした。

実際に学力検査を解いていて彼女が感じたのは、「英語は緊張していてふわふわした気分で解いていた」「国語はいつも通りできた」「数学がとにかくヤバイ」「理社が易しく感じて悲しかった」ということでした。

また、コロナ禍でマスク着用ということで、マスクの中が湿気で不快指数が高くなるということもあったようです。しかし、そこは替えのマスクを使用することで乗り切れたとのことです(フォルテでは、入試前日に全中3生に予備のマスクを配布していました!)。

そして自己採点をしてみると、数学以外の教科に関してはほぼ実力通りの点数(4教科で360点以上)がしっかりとれていましたが、数学に関しては事前の不安が的中してしまい、思った以上に低い点数でした。そんな自己採点後に彼女が記入した感想が↓です。

他の子たちの点数も明らかになる中で、彼女は自分の数学の点数が目標としている高校のレベルの割にかなり低い結果であるということを否が応でも自覚し始めます。

こちらも彼女の様子や自己採点の結果を見て、翌日の特色検査に向けた勉強に切り替えるように促しましたが、彼女は段々と込み上げてくる悔しさのあまり、ついに泣き出してしまいました。普段、人前であまり感情をむき出しするタイプではない彼女が人目もはばからず泣きじゃくる姿を見ていると、本当に胸を締め付けられる思いになるのと同時に、彼女にスパッと気持ちを切り替えさせることができる魔法のような言葉をかけられない自分の無力さを痛感しました。それでも彼女は少し経って落ち着いてからは、特色検査に向けての勉強を黙々としていました。

後に聞いた話では、帰宅後に再び落ち込む彼女に対して、お母さんが「しっかりと切り替えなさい!」と強く言ってくれたとのことです。彼女とお母さんは、普段からたくさん会話をしている仲良しなのですが、入試前になると毎日のように夜食を作ってくれたり、遅くまで勉強する自分に合わせるように遅くまで起きていてくれたりしたことが、彼女にとって大きな支えになっていました。

そして、翌日の特色検査後にフォルテに来た時には、すべて出来ることはやり切ったようで、その時の彼女の清々しい表情はとても印象的でした

 

発表日、そして後輩へのアドバイス

そして、合格発表日。

今年も神奈川の公立高校の合格発表は朝9時からWebで確認する形でした。そこで、発表開始直後の9時1分、3期生の中で一番最初に報告をくれたのが彼女でした。

 

面接終了後からの2週間弱、個人的にずっと合否を心配してきた子の一人でしたので、この報告を受けたときは本当に嬉しかったです。その後、高校に書類を取りに行き、中学校に報告をした後にフォルテにも来てもらい、喜びを分かち合いました。

ちなみに開示点を見たところ、数学は自己採点よりも10点近く高い点数でした。ただ一方で、特色検査は思った以上に点数が取れておらず、かなりギリギリでの合格だったと思います。これも彼女の湘南高校への強い思いや執念が紙一重で合格を手繰り寄せたのだと思います。

そして、そこから約1週間後。中2の授業日に来てもらって、今回の入試の体験談や後輩へのアドバイスをしてもらいました。そこでは、本気でやり切った彼女だからこそ語ることができる内容ばかりで、説得力抜群でした。また、内容自体も素晴らしかったのですが、彼女の言葉には力強さがありました。その力強い言葉は彼女の持つ芯の強さの表れで、その芯の強さこそ合格を勝ち取れた大きな要因だったと私は思うのです。後輩たちには是非、彼女の金言やそこから感じた芯の強さを糧にして受験勉強に励んでほしいと思います。

 

最後に

彼女と過ごしたのは、期間としてはほんの1年間だったのですが、そうは思えないくらい濃い時間だったように感じます。現にこの1年間で、彼女がフォルテで勉強していた時間は、間違いなく他の誰よりも長いでしょう。それこそ授業がある日もない日も毎日のようにフォルテに来て、机に向かっていました。

入試前には家で「フォルテはとても居心地が良いから、学校よりも家よりもフォルテにいたい」と言ってくれていたそうで、さらに合格後にお母さんから聞いた話によると、家では「上村先生と佐々木先生に合格を見せたい」と事あるごとに言ってくれていたそうです(感涙!)。

先にも述べた通り、私は彼女ほどひたむきに頑張った生徒を知りません彼女から伝わってきた「志望校への一途な思い」「執念」は本当に素晴らしかったですし、それが最終的に志望校合格という形で報われたのは本当に嬉しかったです。合格発表時のことを思い出すと、今でも心が熱くなります。逆に、入試前には毎日見ていた彼女が机に向かう後ろ姿が、ここ最近は見られないことには多少寂しさを感じるくらいです笑。

3期生はみんなが一生懸命頑張る最高の学年でした。そして、その中心には彼女がいました。他の3期生の子たちも、模試で常に塾内のトップを走る彼女がさらなる高みを目指して必死に頑張る姿に強い刺激を受けていたに違いありません。それが相乗効果となり、3期生には互いに切磋琢磨し合う良い学習環境が間違いなく出来ていました

また生徒だけでなく、我々講師も彼女の頑張りから大いに刺激を受けていました。彼女の頑張りの度合いは、常に我々の見積もり以上でした。ですから、我々も彼女のような生徒に対して、最高の指導をするために常に自己研鑽や教材作成に励みました。つまり、彼女との日々によって我々講師も次のレベルに行くことができたと思います。

改めて、彼女のような素晴らしい生徒に出会えたことは私にとってはかけがえのない財産です。1年間、フォルテに通ってくれてありがとう、そして憧れだった湘南高校で最高の3年間を過ごしてください!

※↓は彼女の入試後に差し入れとしてくれたものです。こういう気遣いができる部分も最高です。

 

追記(2022年3月22日)

本日、彼女とお母さんが改めてご挨拶に来てくれました。先日の伸学工房さんの入試報告会での合否データに関する話から始まり、フォルテ入塾前のことや、志望校決定までの詳しい流れなど、気が付いたら1時間半くらい時間が経っていました。

お話を聞いている中で、改めて彼女の芯の強さというか、ブレなさを感じましたし、何よりやっぱり彼女のような子は湘南高校にピッタリだと思いました。お土産や手紙までいただき、本当にありがたいです。

また、保護者の方が県外出身ということもあり、神奈川の入試制度についてや塾選びについてなど、保護者視点での話はとても参考になり、自塾の強みやその打ち出し方を再考する良いきっかけにもなりました。

 

追記(2022年4月6日)

本日、彼女が入学式の写真を送ってきてくれました!こういった報告は本当に嬉しいです。

 

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同じミスを繰り返さないために

こんにちは、文系担当の上村です。

テストや演習問題において一度もミスをしないのが理想ですが、現実は人間誰しもミスはするものです。だからこそ、同じミスを犯さないように気を付ける必要があります。

今回は、同じミスを繰り返さないための意識や行動について書いていきます。

ここでいうミスとは、「実力的には正解できるはずの問題を間違えてしまった」という所謂ケアレスミスのことを指しています。

 

そもそもそれって本当にケアレスミス?

まずは、本題に入る前に子どもや保護者の方の中でも割と多い勘違いについてです。

子どもたちとの会話や保護者の方との面談の際にも「『ケアレスミス』が多いんです~」という話はよく出てくるのですが、それが本当に実力がある中で思わずやってしまった「ケアレスミス」であることは意外と少ないです。ストレートに行ってしまうと、単に実力不足であるという場合が多いです。にもかかわらず、それを「ケアレスミス」と軽視してしまうために、実力不足を補う行動を起こさないので、同様の間違いが繰り返されるというのがあります。

なので、まずは「自分の実力が不足しているのでは?」と考えるのが良いでしょう。また、既習内容でそのような実力が不足している場合は、「知識が不十分である」「アウトプットが不十分で知識や理解が定着していない」「定期的に復習していないので忘れてしまった」などが主な原因だと思います。なので、テキストやノートを見直したり、該当の単元の演習問題に取り組みましょう。

 

ミスをした自覚をする

さて、ここからが本題です。

まず第一に自分が以前したミスを覚えておくことが大切です。また、同様に「自分は〇〇のようなミスをする人間なんだ」と自覚することも大切です。そうすれば、同じようなシチュエーションで、そのときのことがフラッシュバックして同じミスをしないように意識するでしょう。

例えば、以下のような(  )内の一般動詞の形を直す問題の場合。

例題 She(  play  )soccer in the park yesterday.

ここでの正解は played ですが、それを間違えて plays と書いてしまったとします。これは、一般動詞を過去形にすべきところを現在形で書いてしまった時制のミスです。こういった形式の問題は、主語と時制に注目する必要があるのですが、主語には注目できたものの、時制の判断ができなかったのです。

このときに、単に「あー、これは過去形なのかー。」で済ませるのか、「主語がsheだから三単現のsだと思ったけど、文の最後にyesterdayがあるから過去形か。文の最後にキーワードを見て時制を判断することを忘れていたな。次からは文末にも十分注意して解こう。」と考えるのかで次回以降の結果に大きな違いが出るでしょう。

これは日常生活でのミスに置き換えるとよりわかりやすいです。例えば、食卓で家族一緒に食事をしているときに、遠くのおかずを取ろうとして手を伸ばします。自分の手元に運んできたその拍子に近くにあった醬油差しを倒してしまい、自分のお気に入りの白いパーカーが醤油まみれになってしまいました。こういった経験があると、次からは醤油差しの位置を確認したり、何かを取ろうと手を伸ばすときに他のものに触れたり、倒したりしないかを確認するでしょう。これと同じことを勉強でもできれば同じようなミスは減ります。

 

ミスをしないようにする行動の工夫

次にただ自覚をすることに加えて、意識を強める行動が伴うことでミスを防止することができます。例えば、先ほどの問題であれば、注意すべき主語のsheと時制の判断ポイントとなるyesterdayの部分に線を引いたり、〇を付けたりすることで、頭の中だけでなく視覚的にも意識できます

私の経験上からも、こちらが指導せずともこういった行動ができている子はやはりミスが少なく、正答率が高いです。国語の文章読解でも、解いた後の本文を見ると重要だと思う部分に線を引いたり、印をつけている子と、全くそういったものがなく綺麗なままの子とがいます。当然、前者のような子の方がよくできています。

人間は多くの感覚を駆使することで物事が覚えやすくなったり、問題が解きやすくなります。例えば英単語を覚えるときには、ただ英単語を眺めるだけ(視覚のみを使う)よりも、それに加えて実際に描いたり発音したりする(触覚?+聴覚を使う)方が覚えやすいでしょう。

最後に繰り返しますが、人間誰しもミスはします。ただその後に、同じミスを繰り返すのか、繰り返さないのかは自分自身の意識や行動1つで大きく変わります。同じミスを繰り返さないようにしてきましょう!

今回は以上です。ではまた!

 

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来年度(令和3年度)の公立高校入試について続報

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

先日、来年度(現中3生対象)の公立高校入試について、新型コロナウィルス感染症拡大防止に関連しての対応が神奈川県の教育委員会から発表されました。以下にポイントをまとめました。

 

ポイント①志願手続きの郵送対応が可能に

今までは、公立高校の志願の手続きは志願校に直接行って願書を提出するという窓口対応のみでした。しかし、今年度は窓口対応に加えて郵送でも可能になります。ただし、郵送対応と窓口対応とでは受付期間が異なりますので、ご注意下さい。

 

ポイント②入試会場での感染予防対策

入試の会場となる各公立高校では以下のような対策がとられます。

■受検生同士の間隔を1m程度確保

■受検生のマスク着用

■会場内にアルコール消毒液設置

■換気の実施

これに加え、受検生は志願手続き後に高校側から配布される「健康観察票」を持参します。これは、当日の体温や体調等を記入する用紙です。

また、2月15日(月)の入試当日に体調がすぐれない場合は、その日は受検を見合わせ、2月22日(月)に実施される「追検査」を受検する形になります。「追検査」は5教科のみの実施で面接や特色検査は実施せず、それらについては中学校側から高校に提出される資料が選考材料となります。

この他、新型コロナウィルスの感染者または感染者との濃厚接触者と認定され、2月15日(月)の「学力検査」および2月22日(月)の「追検査」を受検できなかった受検生に関しては、希望者に対して3月10日(水)に追加の学力検査を実施します。

さらに募集の時点で定員に達しなかった(=定員割れの)公立高校が行う2次募集についても、同じく後日「追加の2次募集」という形で対応がされます。

このように入試においては、様々な対応が用意されています。今や誰が感染してもおかしくない状況ですので、予めこういった制度があることを念頭に置いておきましょう。

 

私立の入試にも動きあり

このような対応の動きは私立の高校にも広がってきています。というのも、神奈川県の場合は私立の併願や推薦はほぼ中学校の成績(内申)で決まり、合格者を選抜するという点では筆記試験自体が形骸化している学校も多くあるからです。そこで、こういった状況の中で書類選考に切り替える私立高校も増えてきています。

現時点で以下の高校はすでに発表した募集要項を変更し、書類選考中心の入試にすると発表しました。

■横須賀学院高校
→コースアップや特待を希望しない専願・併願の生徒はすべて書類選考。
※オープン入試は予定通り実施。

■鵠沼高校
→専願・併願の生徒はすべて書類選考。
※オープン入試は予定通り実施。

■湘南工科大学附属高校
→専願・併願の生徒はすべて書類選考。
※特待希望者や専願入学者は3月に学力試験実施。
※オープン入試は予定通り実施。

 

今回は以上です。今後も情報を発信していきます。

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【中3向け】GWの過ごし方

中3生のGW中の過ごし方についてのアドバイスです。まずは以下の3点を意識しましょう。

①学校の宿題を精度高くやる。

②理社の復習に力を入れる。

③生活リズムが乱れ過ぎないように気を付ける。

 

まず①についてです。恐らく今年度に関しては、例年通りの日程や範囲での定期テストの実施は難しいでしょう。それでも入試の日程に大きな変化がないということは、12月までに内申を確定させなければならないので、「定期テストの時期が大きくずれる」か「定期テスト以外の部分を重視して成績をつける」かのどちらかになります(または両方)。

後者になった場合、今回の休校中の課題の評価はその筆頭でしょう。なので、ただ終わらせるのではなく、しっかり「評価される」形で仕上げましょう。教科によっては上村や佐々木も相談に乗ります(すでに相談に来てくれている子もいます)。気軽にどうぞ!

 

次に②について、こちらはすでに映像授業のQRコードと演習問題を渡しているので、それに取り組みましょう。今後、仮に中3の学習内容が出題範囲から外れることが合っても、中1・2の範囲が外れることはまずないでしょう。むしろそうなったら、中1・2の内容の重要度が増します。特に理社は非常に差が付きやすいです。

なので、今この期間に本気でやって周りに差をつけましょう。ただやるんじゃなくて、本気(ガチ)でやるんだよ?理社は間違いなくやったらやった分だけ実力が付きます。中3生の理社学習の理想的な戦略は、早い段階で基礎内容を確認し、入試問題にどんどん取り組むことです(神奈川県だけでなく、全国の入試問題を解くのが最も効果的です)。全国制覇を目指して、まずは基礎の確認をしていこう。

 

最後に③ですが、実はかなり心配しています。そもそも君たちの健康を考えての休講措置なのに、その期間中に健康に悪い生活リズム(夜更かし→昼まで寝ている、スマホやり放題、マンガ読み放題など・・・)で生活すること自体が本末転倒なのですが、ただ中学生なので自然と楽しい方、楽な方に流れるのは、ある程度仕方ないとは思います(自分が中学生だったとしても自然とそうなっていたと思います)し、ずっと家にいるとストレスがたまりやすくなるので、その発散のための楽しみもそれなりに必要でしょう。ただ、やりすぎは絶対ダメです。

あとは、おうちの人(保護者)の気持ちを考えましょう。この先が見えない状況、君たちも不安やストレスを抱えているとは思いますが、恐らくおうちの人が抱えている不安やストレスは間違いなく君たちとは比にならないくらい大きいです。家にいる時間が長いと、おうちの人が君たちのためにどれだけのことを普段からやってくれているか感じますよね。ただでさえそんな状態のときに、君たちが乱れた生活リズムで過ごしていたら、おうちの人はどうでしょうか?こんな時だからこそ、おうちの人に心配をかけるような行動はやめましょうよ。

また、この期間中にスマホやタブレットの前でYouTubeを流しながらぼけーっとしている1時間も、入試直前の貴重な1時間も同じ1時間です。何も意識せずにこのまま過ごしていたら、休校期間が明けたときに、かなり多くの子たちが「ああ、もっと勉強しておけばよかった・・・。」となるでしょう。その他は、「自分なりにしっかり勉強して、本当に充実した期間だった!」というごくごく少数の意識の高い子か、勉強すべきであったということにすら気付かない残念な子でしょう。

もう君たちには休校期間開けにどうなってほしいかわかりますよね?君たちの本気に期待します。

また、すでにLINEで送っているように土日以外は13:00~18:00で自習室を開放しています。今日は、中1の子が自習に来ましたよ!!家では誘惑をどうしても断ち切れない場合は、是非利用してください。