時事問題対策・注目ニュース(2019年10月)

※最新の時事問題関連記事はこちらをクリック!

こんばんは、フォルテの文系講師の上村です。

フォルテでは、塾内でのお便り(フォルテレポート)に毎号、文系担当の上村が注目したニュースについて書くコーナーがあります。しかし、紙面のスペースの関係上、本来書きたい内容を大幅にカットして掲載しています。なので加筆版(完全版)をこちらに載せたいと思います。

特に南中学校はどの学年の定期試験にも時事問題が出題されますし、今年は蒔田中学校の3年生も出題が予告されていますので、中学生は意識的に日々のニュースに対してアンテナを張っておきましょう。

今回のニュースは10月9日の「吉野彰氏らがノーベル化学賞受賞」についてです。

 

ノーベル賞とは?

ノーベル賞とは、ダイナマイトなどの発明で知られる、スウェーデン人の化学者・アルフレッド=ノーベル氏の遺言に従って、1901年に創設された世界的な賞で、医学・生理学、物理学、化学、文学、平和、経済学において、顕著な功績を残した人々や団体に贈られます。

アルフレッド=ノーベル氏は、前述の通り「ダイナマイトの発明者」として知られ、ダイナマイトは安全な形でニトログリセリンの爆発力を利用したもので、その大きな破壊力から世界中の戦争で兵器として使用され、ノーベル氏は莫大な富を築きます。ちなみにダイナマイトという名前はギリシャ語で「力」を意味する言葉に由来しているとのことです。

ノーベル氏は晩年になり、自分の行ったことや死後の自分への評価を考えて、財産の大部分を使って国籍に関係なく顕著な功績を上げた人物に賞を与えることを遺言に残しました。というのも、ノーベル氏の実の兄が亡くなったときに、新聞の誤報でノーベル氏が亡くなったように報道されました。そのときのノーベル氏のことを「死の商人」と表現した新聞の見出しにショックを受けたノーベル氏は、上記のような行動に出たのでした。

 

ノーベル賞の時事問題で出題

これ、予言的にいますが、今回のニュースは多くの学校の次回の定期テストの時事問題(ニュース問題)に出題されるでしょう。ほぼ確実だと思います。そしてノーベル賞関連が定期テストに出題される場合は、主に2つの賞についてです。それは「日本人が受賞した賞」と「平和賞」です。昨年は、医学・生理学賞を受賞した本庶佑氏についてのニュースがやはり、多くの学校で出題されていました。

「日本人が受賞した賞」で出題されやすい項目は、「受賞者」「受賞した賞の種類」「受賞理由」「日本人として何人目か」です。これに関しては、のちに詳しく触れます。

そして今回の「平和賞」は、エチオピアのアビー=アハメド首相が受賞しました。アビー=アハメド首相は、長年エチオピアが対立してきた隣国エリトリアとの和平を実現したことが評価されました。

 

今回、日本人が受賞した賞

旭化成名誉フェローの吉野彰(よしのあきら)氏ら3名がノーベル化学賞を受賞しました。今回の受賞理由は、パソコン、スマートフォン、デジタルカメラ、電気自動車などに使用されている「リチウムイオン電池」の開発により、IT(情報技術)社会の発展に大きく貢献したことです。

吉野彰氏は旭化成に入社後、「充電できる電池」の小型化と軽量化を目指して開発を進めてきました。そして昭和60年に現在の「リチウムイオン電池」の原形となる新たな電池の発明に成功します。小型で容量の大きい「リチウムイオン電池」は、今やスマートフォンやノートパソコンなどのIT機器には欠かせないものになっています。

さらに、大容量の電気を蓄えられることから、電気自動車や再生可能エネルギー(太陽光発電や風力発電)の蓄電池などにも利用されており、吉野彰氏らの発明は現在の私たちの生活を広く支えています。

吉野彰氏の受賞で、日本人のノーベル賞受賞者は、アメリカ国籍取得者を含めると27人目です。またノーベル化学賞としては8人目となります。

ちなみに今回の「リチウムイオン電池」の開発について、アメリカのテキサス大学のジョン=グッドイナフ氏と、ニューヨーク州立大学ビンガムトン校のスタンリー=ウィッティンガム氏の2人も吉野彰氏とともにノーベル化学賞に選ばれました。ジョン=グッドイナフ氏は現在97歳で、歴代最高齢でのノーベル賞受賞となりました。

今回はこんな感じです。また11月には予想問題つくります!

 

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フォルテ的時事問題 予想問題(2019年7月~9月)

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

今回は、中学校の定期試験で出題されそうなニュースを私がピックアップして、4択形式で問題を作りました。フォルテに通っている南中学校・蒔田中学校の生徒以外にも非常に役立つと思うので、テスト勉強の一環として、是非参考にしてみてくださいね。

南中学校の定期テストに合わせて、フォルテ生には前回同様、より詳しい内容をまとめた完全版のプリントを渡します。

 

予想問題(10問)

問題1.7月21日(日)に行われた選挙とは?

ア:衆議院議員選挙
イ:参議院議員選挙
ウ:横浜市長選挙
エ:神奈川県知事選挙

 

問題2.1の選挙で初めて導入された、比例代表制での当選者を優先的に政党が指定できる制度は?

ア:限定枠
イ:特別枠
ウ:特定枠
エ:指定枠

 

問題3.7月24日、保守党党首のポリス・ジョンソン氏が新たに首相になった国は?

ア:アメリカ
イ:イタリア
ウ:ドイツ
エ:イギリス

 

問題4.7月6日、正式に世界遺産に登録された、大阪の「大仙古墳」などを含んだ古墳群はどれか?

ア:秋葉山古墳群
イ:百舌鳥・古市古墳群
ウ:志段味古墳群
エ:雨の宮古墳群

 

問題5.7月17日、第161回芥川賞を受賞した作家と作品は?

ア:原田マハ『美しき愚かものたちのタブロー』
イ:大島真寿美『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』
ウ:瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』
エ:今村夏子『むらさきのスカートの女』

 

問題6.8月2日、日本が輸出優遇国である「ホワイト国(現在の名称は“グループA”)」から除外した国はどこか?

ア:アメリカ
イ:韓国
ウ:中国
エ:ドイツ

 

問題7.8月4日、ゴルフの全英女子オープンで優勝した日本人選手は?

ア:渋野日向子
イ:鈴木愛
ウ:原英莉花
エ:上田桃子

 

問題8.8月22日、第101回全国高校野球選手権大会で優勝した高校は?

ア:東海大相模高校(神奈川県)
イ:星陵高校(石川)
ウ:履正社高校(大阪府)
エ:大船渡高校(岩手)

 

問題9.8月24日~26日、主要国の首脳によるG7サミットが開催された都市は?

ア:イタリアのタオルミーナ
イ:カナダのシャルルボア
ウ:アメリカのマイアミ
エ:フランスのビアリッツ

 

問題10.8月28日~30日、横浜で開催された第7回アフリカ開発会議について、このアフリカ開発会議のアルファベットの略称は?

ア:TICAD
イ:APEC
ウ:ASEAN
エ:UNCTAD

 

 

 

 

 

予想問題の解答・解説

1.イ
→結果については、こちらの記事を参照してください。

2.ウ
→詳しくはこちらの記事を参照してください。

3.エ
→イギリスはEUからの離脱の件もあるので、今後も目が離せません。

4.イ
→世界遺産の登録を行うユネスコ(UNESCO)も覚えておこう。

5.エ
→イは第161回直木賞受賞作、ウは2019年本屋大賞受賞作です。

6.イ
→詳しくはこちらの記事を参照してください。

7.ア
→メジャーと呼ばれる大きな大会での日本人の優勝は42年ぶり2人目の快挙です。

8.ウ
→昨年の大阪桐蔭に続き、2年連続で大阪の代表校が優勝しました。

9.エ
→G7サミットに参加する国は、日本・アメリカ・フランス・イタリア・イギリス・カナダ・ドイツです。

10.ア
→今回が第7回なので、TICAD7と呼ばれています。

 

その他、出題されそうなことは?

この他、「韓国がGSOMIA破棄」「香港でのデモ」「内閣改造で小泉進次郎の初入閣」「商業捕鯨開始」「台風15号による大きな被害」「横浜市がIR招致を表明」なども出題されそうな気がしますね。

 

今回はここまで。それでは、定期テスト頑張ってください!

 

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時事問題対策・注目ニュース(2019年8月)

※2019年7月~9月までの予想問題はこちら。

こんばんは、フォルテの文系講師の上村です。

フォルテでは、塾内でのお便り(フォルテレポート)に毎号、文系担当の上村が注目したニュースについて書くコーナーがあります。しかし、紙面のスペースの関係上、本来書きたい内容を大幅にカットして掲載しています。なので加筆版(完全版)をこちらに載せたいと思います。

特に南中学校はどの学年の定期試験にも時事問題が出題されますし、今年は蒔田中学校の3年生も出題が予告されていますので、中学生は意識的に日々のニュースに対してアンテナを張っておきましょう

今回のニュースは8月2日の「日本政府が韓国のホワイト国除外を閣議決定」についてです。

 

貿易の際の約束事とは?

多くの人がこのニュースを見て、「う~ん、そもそもホワイト国って何?」って感じだと思います。まず前提として、外国と物の売り買いをすることを貿易と言います。そして、自国から他国に物を売ることを輸出、逆に自国が他国から物を買うことを輸入と言います。ここまでは大丈夫でしょう。

貿易に際して多くの国が約束事としているものがあります。それは「世界平和を脅かす(おびやかす)物は輸出しない。」ということです。具体的には国際輸出管理レジームというものがあって、大量破壊兵器や通常兵器を拡大させないために輸出する品目や技術などを制限しようとする枠組みです。

 

リスト規制について

こういった時に、「そのまま戦争に使われそうな武器を輸出しない」ということはすぐに思いつくでしょう。実際、そのように明らかに武器として扱われそうなものやその原料となるものは輸出しないようにする「リスト規制」と呼ばれる制度があります。

これは、その名の通り、「このリストに載っている品目は、世界の平和を脅かす可能性があるから、どの国に対しても絶対に輸出してはダメですよ!」としている制度です。具体的には、爆弾・手りゅう弾・ミサイル・ウラン(核兵器の原料)などがリスト内の一例です。

 

キャッチオール規制について

しかし、これだけではありません。それは、本来は武器として使うものではないけれど、新たな武器の開発や武器に転用される恐れがある物の輸出に関しては慎重に行う必要があり、そのために「キャッチオール制度」と呼ばれる制度があります。

この制度は、先ほどのリストには載っていないが、武器の開発や武器への転用のおそれがある物を輸出する際には、「経済産業大臣に届け出を出す」⇒「輸出先の国はどんな国なのか」「輸出先の国ではどのように使われるのか」「輸出先の国からどこの国にそれが流れるか」などを十分チェックした上で、輸出をしなければならないという制度です。この場合、慎重にチェックを行うので、輸出するまでに大体3か月ほどかかります。

 

ホワイト国と名称変更

ただ、全ての国への輸出に対してこのようなチェックをしていたら、中々スムーズに貿易を行うことが出来ません。ですので、「うん、君のところはキャッチオール制度を導入しているし、しっかり貿易を管理しているよね!僕(日本)は君を信頼しているよ!」と日本が認めた国に対しては、本来は「キャッチオール制度」で十分なチェックが必要な物でも、かなり簡単な手続きのみで輸出を行うことが出来ます。このように相手(この場合は日本)から認められた国を「ホワイト国」と呼びます。

ちなみにこの「ホワイト国」という呼び名は、82日以降、「グループA」という名称に変わりました。今回、ざっくりと言ってしまうと、日本は韓国のことを「う~ん、君さぁ、僕が輸出したものを、僕が信頼していない国に横流ししているよね?それじゃあ、君のことは信頼できないわ~。」ということで、「ホワイト国(=グループA)」から除外したわけですね。韓国が除外された後、日本が「グループA」と認めている国は26か国あります。また今回、日本が信頼している国(「ホワイト国=グループA」)以外についても、その信頼度によって「グループB」「グループC」「グループD」に分類されるようになりました。今回、韓国は「グループA(ホワイト国)」から除外されたので、「グループB」になります。一方で、最も信頼できない「グループD」には北朝鮮、イラン、イラクなどが入ります。国名を見ると、「まぁ、そうだよね…。」という感想を持ちますね。

 

措置後の影響

また、今回の措置により、間違いなく影響を受けるのは日本と韓国の企業(会社)でしょう。そして日韓関係が悪くなることも確実です。この夏はただでさえ、名古屋で行われている「あいちトリエンナーレ2019」での展示品に関しても、いわゆる「慰安婦問題」と絡んで物議を醸したことも記憶に新しいですね。

そして実際に、8月23日には締結国同士が軍事情報を提供し合う「軍事情報包括保護協定(通称、GSOMIA)」について、韓国は日本との協定を破棄することを発表しました。これによって日本やアメリカは、今まで韓国から得ていた北朝鮮に関する軍事的な情報を得られなくなってしまうことが懸念されています。

隣国との関係は良いに越したことはありません。今後の日韓関係にも引き続き注目していきましょう。

今回はここまでです。では、また更新します!

 

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時事問題対策・注目ニュース(2019年7月②)

※2019年7月~9月までの予想問題はこちら。

こんばんは、フォルテの文系講師の上村です。

フォルテでは、塾内でのお便り(フォルテレポート)に毎号、文系担当の上村が注目したニュースについて書くコーナーがあります。しかし、紙面のスペースの関係上、本来書きたい内容を大幅にカットして掲載しています。なので加筆版(完全版)をこちらに載せたいと思います。

特に南中学校はどの学年の定期試験にも時事問題が出題されますし、今年は蒔田中学校の3年生も出題が予告されていますので、中学生は意識的に日々のニュースに対してアンテナを張っておきましょう。

今月21日に行われた参議院議員選挙について書いた前回の記事の続きです。

今回の選挙結果

以下、各政党の獲得議席数です。

自民党:57議席
公明党:14議席
立憲民主党:17議席
国民民主党:6議席
共産党:7議席
日本維新の会:10議席
社民党:1議席
れいわ新選組:2議席
NHKから国民を守る党:2議席
無所属:9議席

与党(自民党と公明党)としては合わせて71議席を獲得したため、選挙前の最低限の勝利ラインであった53議席はクリアできました。しかし、安倍政権の大目標であった憲法改正に向けて前向きな改憲勢力では81議席にとどまり、目標の85議席クリアできませんでした。

一方、れいわ新選組やNHKから国民を守る党といった既存政党(今までの政党)とは一線を画す政策や選挙戦を繰り広げた新興勢力の政党が議席を獲得したのは大きなニュースでしょう(ともに比例代表で議席獲得)。特にれいわ新選組は前回の記事でも触れた通り、今回の選挙から導入された「特定枠」をつかって、重度の障害を持つ2名を当選させました(これにより、比例代表で最多得票を獲得した山本太郎氏は落選しました)。そして、重度の障害を持つ議員でも活躍できるように、様々な面での国会関連の施設改修が進むでしょう。

 

新たな改憲勢力?公約違反?

そして、ここで新たな展開を迎えました。7月25日にインターネットのある番組内で国民民主党の玉木代表が「私は生まれ変わりました。憲法改正議論をしっかり進めまていきましょう。」という主旨の発言をしたのです。今回の選挙で、国民民主党は立憲民主党・共産党・社民党などの同じ野党と共に13項目の政策を共通にして掲げ、選挙区によっては野党同士で票が割れないように候補者を一本化するなどして戦いました。その共通政策の中には明確に「憲法改正反対」が掲げられていました。

つまり、選挙前には「憲法改正反対」を掲げながら、選挙が終わった直後に「生まれ変わった。憲法改正に向けて話し合おう。」と態度を変えたわけです。選挙では、どのくらいの数かはわかりませんが、「憲法改正反対」を支持して国民民主党やその候補者に投票した人々もいたことでしょう。なので、このような国民民主党の発言・動きに対しては「公約違反だ!」と批判も多いです。

しかし、安倍政権からすると、まさに「棚からぼたもち」。今回の選挙で国民民主党は6議席を獲得していますから、従来からの改憲勢力で獲得した81議席と合わせると合計87議席となり、憲法改正に必要とされる参議院議員全体の3分の2以上の議席を確保できたからです。

何はともあれ、今後も憲法改正についての議論が国会では進められるでしょう。

 

やはり低かった投票率

今回の参議院議員選挙、全体の投票率は48.8%でした。このように国政選挙(衆議院議員総選挙と参議院議員選挙のこと)で全体の投票率が50%を割ったのは、1995年以来24年ぶり2度目です。

特に10代(18歳・19歳)の投票率は31.3%と、3分の1にも満たない結果でした。理由としては、「各党の掲げる政策があまり若者に馴染みのあるトピックではなかった」「選挙前には、ジャニー喜多川氏死去や京都アニメーションの事件、吉本の闇営業などが多く取り上げられ、選挙に関する報道が少なかった」などが挙げられるかと思います。特に参議院議員選挙では、いわゆる政権交代にはならない(たとえ、自民党が大敗しても自民党のリーダーが内閣総理大臣であることは変わらない)ので余計関心が薄くなりがちなのかもしれません。

これ、前回も書いたことですが、このような状況が今後も続いたら、一部の志の高い政党や政治家以外は若者向けの政策を掲げなくなってしまいますよ。選挙は当選してナンボですから、絶対数も少なく投票率の低い若者より、接待数が多く投票率の高い中高年の票を狙う方が高い確率で選挙に勝てます。ですから、若者よりも中高年の利益を優先した政策を真っ先に掲げるようになりますよね。ですから、何にせよ投票に行こうよ、と思います。今まで投票に行かなかった人も、いざ投票に行くとなると、投票前に各候補者や政党について調べるし、ちょっとは考えるようになると思います。そういう小さな変化が起きないと、何も変わらないでしょう。

そして個人的には、オーストラリアやスイスなどで導入されている投票の義務化を導入しても良いのではないかと思っています。特に、罰金などの罰則を厳格に課している国では投票率が軒並み高くなっているという事実もあります。ただ、これは「投票する権利」がある一方での「投票しない権利」もあるので、それを侵害してしまう危険性もあります。

あとは、やはりネット投票のように手軽な投票システムの導入も効果があると思います。もちろん、それに伴って投票システムのセキュリティや有権者のメディアリテラシー(情報を自分で見極めて取捨選択する能力)を高める必要性は出てきます。

いずれにせよ、何かしらの大きな改革がない限り、このような低い投票率の選挙は続いていくでしょう。

今回はこんな感じです。また近いうちに更新します!

 

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時事問題対策・注目ニュース(2019年7月①)

※2019年7月~9月の予想問題はこちら。

こんばんは。フォルテの文系講師の上村です。

フォルテでは、塾内でのお便り(フォルテレポート)に毎号、文系担当の上村が注目したニュースについて書くコーナーがあります。しかし、紙面のスペースの関係上、本来書きたい内容を大幅にカットして掲載しています。なので加筆版(完全版)をこちらに載せたいと思います。

特に南中学校はどの学年の定期試験にも時事問題が出題されますし、今年は蒔田中学校の3年生も出題が予告されていますので、中学生は意識的に日々のニュースに対してアンテナを張っておきましょう。

今回は明日の参議院議員選挙に関してです。

※ちなみに結果を踏まえた記事はこちらです。

 

7月21日(日)が投票日

7月21日(日)は第25回参議院議員通常選挙(以下、参議院議員選挙)の投票日です。この参議院議員の選挙は3年ごとに行われ、その度に参議院議員の半数(124名)が改選されます。参議院議員の国会議員は定数が長らく242名でしたが、昨年の法律改正によって248名に増えました。増えた分の6名は今年の選挙で3名、3年後の選挙で3名を従来通りの121名に加えて選出することになっています。そして、参議院議員選挙は選挙区選挙と比例代表制の選挙が行われます。

 

参議院の選挙制度①「選挙区選挙」

まず、選挙区選挙とは、都道府県ごとに選挙区が分けられて(例:神奈川選挙区、東京選挙区など)それぞれに候補者が立候補し、そこから各選挙区の定数(当選する議員の数)に応じて各得票数の多い順に当選者を出します。この方式では合計で74名の国会議員を選出しますが、都道府県ごとの有権者(投票権を持っている人=18歳以上の人)の数に応じて定数は異なります。例えば、人口の多い地域だと、東京選挙区は6名、神奈川選挙区・愛知選挙区・大阪選挙区・埼玉選挙区は4名などとなっています。一方で、人口の少ない地域だと、ほとんどの都道府県は1名ずつ、「鳥取・島根」と「徳島・高知」はそれぞれ2つの県を合わせて1名ずつとなっています。このように2つの都道府県を合わせて1つの選挙区とすることを「合区(ごうく)」と言います。これは前回の2016年の選挙から導入されました。

 

参議院の選挙制度②「比例代表選挙」

次に比例代表制とは、全国を一つの選挙区として扱い、有権者は政党名または比例代表で立候補した候補者名のどちらかを投票用紙に記入して投票箱に入れます。そして、各政党が獲得した票数に応じて議席が配分される形になります。この場合、候補者名が書かれた票に関してはその候補者が所属する政党の獲得票とみなされます。例えば、フォルテ党から佐々木高雅さんと上村清人さんの二人が比例代表で立候補し、「フォルテ党」と書かれた票が1000票、「佐々木高雅」と書かれた票が800票、「上村清人」と書かれた票が500票だった場合、フォルテ党の獲得した票は1000+800+500の合計となり、2300票になります。ちなみに、ここでフォルテ党に1議席が配分された(1名のみ当選者を出せる)場合、個人で獲得した票の多い佐々木高雅さんが当選します。このように、政党だけでなく、個人の人気が高い人ほど当選しやすくなるのが、参議院議員選挙での比例代表制です。このような比例代表制を「非拘束名簿式」と呼びます。なので、元芸能人や元スポーツ選手などが国会議員の選挙に立候補する場合、その抜群の知名度を活かすために参議院議員選挙の比例代表制で立候補することが多いわけです。今回も実際に、元「モーニング娘。」の市井紗耶香さん、元F-1レーサーの山本左近さん、元格闘家の須藤元気さんらが立候補しています。

 

今回初導入の「特定枠」という制度

ただ、今回の参議院議員選挙の比例代表制では「特定枠」と呼ばれる制度が初めて導入されます。これは、通常であれば前述の通り、各政党に配分された議席に応じて、個人での各得票数が多い順に優先的に当選していきます。しかし、この「特定枠」では事前に政党が指定した候補者を各得票数にかかわらず優先的に当選者とすることが出来ます。先ほどのフォルテ党の例で言うと、議席が1の場合、個人での各得票数が多い佐々木高雅さんが当選するのが通常ですが、選挙前にフォルテ党が上村清人さんを「特定枠」として指定していた場合、各得票数に関係なく上村清人さんが当選し、佐々木高雅さんは残念ながら落選します。このように有権者の意思を一部無視して、各政党が当選させたい候補者を選べることになります。この制度の導入については、自民党が主導で動いており、一方で野党からは批判が多いです。そして、実際にこの「特定枠」を今回の選挙で利用したのは自民党とれいわ新選組のみでした。

 

「特定枠」という制度が導入された理由

そもそもなぜこの特定枠という制度が導入されたかというと、前述の通り、前回の2016年の参議院議員選挙での選挙区選挙で「合区」が設定されたことによります。合区が設定されたことにより、「鳥取・島根」と「徳島・高知」のそれぞれの選挙区では、今まで2名が当選できたのが、1名になってしまいました。そこで、今まで立候補していた各政党の候補者がそのまま立候補すると、1つの議席を同じ政党の候補者同士で争うことになります。そのような場合、各政党の支持者の票が割れてしまい、最悪2名とも落選になってしまいます。ですから、そうならないように各政党はいずれかの候補者に対して出馬をさせないという判断をとるでしょう。ただ、それだと流石に出馬を断念した候補者が報われないので、「選挙区選挙での出馬は党の事情で認められないけど、代わりに比例代表制の方で特定枠に指定する」という対応をとるわけです。ちなみに、合区となった選挙区ではここ最近は自民党の議員が当選しているので、この「特定枠」は事実上、自民党のための制度ということが出来ると思います。

 

今回の選挙で注目される議席数

 今回、与党(政権を実際に担当している政党)である自民党と公明党(以下、合わせて自公)の候補者で53議席が取れるかどうかがまず大きな焦点です。それは、今回の選挙後には参議院の議員数が245名になり、現時点で自公は合わせて70の議席を持っているので、53議席獲得できれば、参議院での過半数(245の過半数なので123議席)を自公で占めることになるので、様々な事案の議決の際に自公の議員が意見を合わせれば多数決に勝つことができ、自公の思い通りに話が進みやすくなります。これは、今回の選挙における与党の最低限の勝利ラインと言えます。

次に安倍政権は以前から憲法改正を目指しています。そのためには衆議院・参議院の両方で、総議員の3分の2以上の賛成が必要です。この憲法改正に対して賛成を表明している勢力(改憲勢力)は自公の他、日本維新の会、一部の無所属議員です。現在、改憲勢力では79議席を持っています。ですから、改憲勢力で85議席を獲得できれば、参議院での3分の2(245の3分の2以上なので164議席)を改憲勢力で占めることになります。ここまでの議席が獲得できれば安倍政権としては理想的な結果と言えます。

 

最後に

現在、中3の子どもたちも早ければ3年後の参議院選挙で有権者になるかもしれません。ですので、こういった制度や数字を意識した上で明日の選挙経過・結果を見ると、今までとは違った目線でニュースに触れることが出来るでしょう。

ずいぶん前から、日本では若者の政治離れが叫ばれており、前回の衆議院議員総選挙では10~30代の投票率は30~40%台です。半分も投票していないんですね。

最近では、こんな動画も話題ですね。↓

選挙権は、出身・年齢・性別・経済力などに関係なく平等に認められた権利です。しっかりと考えて、意思表示しましょう。

また、結果を踏まえた続きを書きます!お楽しみに。

 

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今回、取り上げる6月のニュースは「G20大阪サミット開催」です。

 

G20サミットとは

G20サミットとは、メンバー国や招待国の首脳、国際機関など、37の国や機関が参加し、経済分野を主要議題として毎年開催される国際会議です。2019年は日本が議長国となり、大阪で6月28日~29日に開催されます。また首脳会談は大阪で開催されますが、時期を前後して日本各地で様々な会議が開かれています。最近では、6月8日~9日に福岡で財務大臣による会議が行われ、そこでは「GAFA(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン)」と呼ばれるアメリカ大手のIT企業の国際的な課税逃れを防ぐための「デジタル課税」について、2020年1月に大筋合意するとした経済協力開発機構〔OECD〕の作業計画が承認されました。

 

G20に参加するメンバー国や国際機関とは?

G20のメンバー国は、G7(フランス・アメリカ・イギリス・ドイツ・日本・イタリア・カナダ・欧州連合〔EU〕)のほか、アルゼンチン・オーストラリア・ブラジル・中国・インド・インドネシア・メキシコ・韓国・ロシア・サウジアラビア・南アフリカ・トルコ(アルファベット順)となっています。また、招待国・国際機関は、オランダ、シンガポール、スペイン、ベトナム、ASEAN議長国(タイ)、AU議長国(エジプト)、チリ(APEC議長国)、セネガル(NEPAD議長国)、国連(UN)、国際通貨基金(IMF)、世界銀行、世界貿易機関(WTO)、国際労働機関(ILO)、金融安定理事会(FSB)、経済協力開発機構(OECD)、アジア開発銀行(ADB)、世界保健機関(WHO)となっています。

 

今、大阪が熱い!

また大阪と言えば、先月号でもご紹介した百舌鳥・古市古墳群が世界遺産に登録される見込みですし、ちょっと先ですが2025年に実に55年ぶりに万博(万国博覧会)も開催予定です。さらに政治の面では、4月の統一地方選挙に加え、政治資金問題で前市長が辞職したことに伴って行われた先日の堺市市長選挙でも大阪維新の会の候補者が勝利したことから「大阪都構想」についての議論も再び行われるでしょうし。しばらくは大阪の話題が事欠かないですね。

 

その他、6月のニュース

今回紹介したニュース以外には、

「安倍首相のイラン訪問中にすぐ近くのオマーン湾のホルムズ海峡付近で日本のタンカーが攻撃を受ける」

「エンゼルスの大谷翔平選手が、メジャーリーグで日本人初のサイクルヒット達成」

「イギリスのメイ首相が保守党の党首辞任」

「陸上のサニブラウン選手が9秒97で100mメートルの日本記録更新」

などが中学校の定期試験では狙われそうです。フォルテ生には来週あたりにまとめ版を渡しますので、そちらで4~6月のニュースを復習してテストに備えましょう!テストまであと2週間。教科による偏りがないように残り期間を有意義に過ごして、テストを迎えましょう!

今回はこんな感じです。それでは、定期テスト頑張ってください!

 

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俺の大好きな芸人①「南海キャンディーズ・山里亮太」

こんばんは。フォルテの文系担当の上村です。

今日は、多くの人がニュースでご存知であろう、あの芸人さんについてです。

今回の主役

今回取り上げる芸人さんはタイトルで既にネタばれしていますが、山ちゃんこと、南海キャンディーズの山里亮太さんです。昨日、女優の蒼井優さんとの結婚発表会見をやっていて、山ちゃんの魅力や能力の高さに溢れた本当に素晴らしい会見でしたね。

さて南海キャンディーズといえば、相方はしずちゃん(山崎静代さん)で、世間的にはM-1グランプリ2004で彗星のごとく現れ、いきなり準優勝に輝き、お茶の間にその存在を一気に知らしめたコンビです。彼らの芸風の特徴は、しずちゃんのシュールかつトリッキーなボケと、山ちゃんのボキャブラリー豊富な天才的なツッコミです。ここではあえて呼ばせてもらいます、「俺たちの山ちゃん」と。

ちなみに個人的には、M-1のころよりも近年のちょっとブラックなテイストの入った南海キャンディーズのネタの方が好きです。

 

山ちゃんが大好きな理由

私はそんなの「俺たちの山ちゃん(やっぱ面倒なんで以下、「山ちゃん」で)」が大好きなんです。とはいえ、本当のマニアや追っかけというほどではないんですけどね。それでも南海キャンディーズが出場したM-1グランプリの2004と2005のDVD、南海キャンディーズの単独ライブ『他力本願』のDVDはもちろん持っていますし、山ちゃんのピンでの著書である『天才になりたい』『天才はあきらめた』『あのコの夢を見たんです。』は愛読書です。特に『天才になりたい』『天才はあきらめた』は人生のバイブルです。

じゃあ、山ちゃんの何が好きかというと、最初の出会いは私もM-1グランプリだったので、あのツッコミにやられました。時にシニカルな、そして時に見ている人の斜め上を行くような抜群のたとえツッコミです。しかもそれはネタ中だけでなく、活躍の場をバラエティ番組した後でも、フリートークでも同じくかましている。ただ、山ちゃんは「天才じゃん。」の一言で片付く人ではありません。それは著書を読めばわかるんですが、これまでの途方もない量の努力の蓄積によって培われたスキルだったんです。お笑い芸人というのは、それぞれのコミュニティで面白かった人たちが集まって、その中のほんの一部のみが成功をつかめる世界です。そんな中、山ちゃんはそういう「面白い人」からすらスタートとしていないわけです。実際に本人が吉本の養成所に入りたいといった時に実の母親から「今まで一緒に住んできて、そんなに面白いと思ったことがない」と言われたほどです。それでも自分の生き残る道を見つけて、そこに圧倒的な努力を重ねることで群雄割拠の芸能界をサバイブしてきたわけです。詳しくは『天才はあきらめた』をお読みください。こういう成り上がり方って、才能だけで突き抜けているような人と比べて、私たちはすごく共感しやすいと思うんです。なぜなら、才能というのは一部の人のみが持っているわけで、私を含め大半の人間は才能がないわけですから。それでも一流のスキルを身に着け、第一線で活躍している人がいるというのは「俺たちもやればできるんだ!」って勇気をもらえます。

 

共感する山ちゃんの原動力

私が特に山ちゃんについて特に共感するのが、「怒り」や「嫉妬」といった負のエネルギーを自分の原動力にしているところです。もう少し詳しく言うと、私たちの塾講師というのは職業柄、仕事であるという責任感のほかに、「他者のため」を出発点とする努力はとても大切です。この場合の他者とは、自分の教える子どもたちとその保護者の方を指しています。無論、私も仕事のあらゆる面においてそこが原動力となっているのは間違いないです。そして多くの塾講師が「この子たちを合格させたい」「この子たちの実力を向上させたい」という思いを胸に努力していると思います。ただ、仕事以前に自己研鑽という点で考えると、私の場合は上記のような負のエネルギーが最も大きな原動力になっていると思います。私は大手塾時代、私自身が上司に気に入られるタイプではなかったので(今考えると、私の振る舞いにも大いに原因はありますが・・・)、正直実力や能力以上に評価されている同期や近い年代の同僚に対して明らかに嫉妬心に近い感情を常に持っていました(あっ、もちろん大手塾の中でも実力相応の評価を得ている、メチャクチャ尊敬できる方々もいましたよ!)。そして、その嫉妬心に近い感情と「今に見てろよ!」という負のエネルギーを自分の糧にして、努力してきたわけです。

そしてこの負のエネルギーを原動力にする根本には何があるのかと考えたときに、真っ先に思い浮かんだのが「自己肯定感」でした。山ちゃんは、著書の中や各種インタビュー、テレビ番組内で今までに多く紹介されているように、両親に溺愛されて育てられてきた、いわゆる「親バカエピソード」を数多く持っています。それが自己肯定感につながり、「自分はやればできるんだ。だから認められるまで努力しよう。」となるわけです。また自分で言うのも恥ずかしい話ですが、私も両親に大切に育てられたと自負しています。うちの両親はことあるごとに「子どもたちはうちの宝物だ」というのを臆面もなく言っていました。だから、自然と私にも「自己肯定感」が備わっていて、何か悪い結果や評価を受けてもそれに打ちひしがれることなく、「わかってないなー。」とそこで感じた不条理や怒りを原動力に変えてこれたのだと思います。

 

おまけ:誕生日の話

あと、これは本当に偶然なんですが、私は山ちゃんと同じ誕生日(4月14日)なんです。だから何だというわけではないんですが、これは結構個人的に嬉しいことで、さらに山ちゃん以外にも大好きな人が同じ誕生日だったりします。例えば、歌手の小沢健二さん(あのオザケンです!)や私が最も尊敬するHIPHOPグループRhymester(ライムスター)のMummy-D(マミーD)こと坂間大介さん。ちなみに坂間さんは実家も近いです(笑)。あと同じ誕生日は、工藤静香さん!・・・でも世代的に思い入れないです。

今回は、徒然と尊敬する山ちゃんについて書きました。ではまた!

注目ニュース(2019年3月)

こんばんは。フォルテの文系担当の上村です。

フォルテでは、塾内でのお便り(フォルテレポート)に毎号、文系担当の上村が注目したニュースについて書くコーナーがあります。しかし、紙面のスペースの関係上、本来書きたい内容を大幅にカットして掲載しています。なので加筆版(完全版)をこちらに載せたいと思います。

特に南中学校はどの学年の定期試験にも時事問題が出題されますので、意識的に日々のニュースに対してアンテナを張っておきましょう。

今回、取り上げる3月のニュースは「3月22日 イチロー選手の引退」です。

 

イチローという選手

野球のアメリカメジャーリーグのシアトル・マリナーズに所属するイチロー(本名:鈴木一朗)選手が現役引退を発表しました。イチロー選手は日本のプロ野球(NPB)のオリックスブルーウェーブ(現オリックス・バファローズ)に1991年に入団してから日本で9年間、そこから野球の世界最高峰の舞台であるアメリカのメジャーリーグ(MLB)のシアトル・マリナーズに日本人野手(投手以外の選手)として初めて移籍して、アメリカで19年間活躍しました。

 

イチローの数々の記録

イチロー選手の28年間の現役生活で打ち立てた記録や記憶に残るプレーの数々は説明しだすとそれだけで、とんでもない分量になってしまいますので、詳しいところは割愛しますが、イチローの全盛期を知らない小中学生のために有名なところのみをご紹介します。

<NPB時代>

★7年連続首位打者(最も打率が高い選手)

★7年連続ゴールデングラブ賞(守備がとても上手い選手)

★3年連続シーズンMVP(最優秀賞)

★5年連続最多安打(最も多くヒットを打った選手)

★打点王(1回)

★盗塁王(1回)

 

<MLB時代>

★首位打者(2回)

★盗塁王(1回)

★10年連続シーズン200安打

★10年連続ゴールデングラブ賞

★5年連続最多安打

★シーズン最多安打(262本)

★通算3089安打

このように、日本でも名実ともに最高の打者・野手だったイチロー選手は、アメリカでも大活躍しました。ここまで活躍している選手は日本人としてはイチロー選手のほかにいませんし、アメリカのメジャーリーグ史上でもなかなかいません。アメリカのメジャーリーグでは、顕著な成績や功績を残しており、MLBで10年以上プレーし、引退後5年以上経過した選手が対象となる殿堂入りについても、イチロー選手は確実だろうとアメリカのメディアも報じています。

また、これ以外に高校生以上の人なら2009年のWBCでの活躍も記憶に残るものですね。特に決勝の韓国戦での10回表に放った決勝タイムリーは今思い返しても熱くなります。

 

イチローの名言・語録

イチロー選手と言えば、今までに残した様々な名言・語録が有名です。ここでは多くの人の心の支えになっている、イチロー選手のかつての言葉をいくつかご紹介します。

小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただ一つの道だと思っています。

考える労力を惜しむと、前に進むことをやめてしまうことになります。

夢がだんだん近づいてくると、目標に変わってきます。

他人の記録を塗り替えるのは、7割、8割の力でも可能だが、自分の記録を塗り替えるには10以上の力が必要だ。

もちろん、様々な偉業を達成してきたイチロー選手だからこそ説得力のある言葉たちですが、これらは誰にとっても実践できる、実践すべき普遍的な物事への取り組み方や考え方ではないかと思います。

 

引退会見での名言・語録

そんなイチロー選手が3月22日の0時ごろから引退記者会見を行いました。私もずっと正座して見ていました。そこでの記者の方々とのやり取りで出てきた言葉は、まさに名言・語録の宝庫でした。そこで、少し長いですが、会見中のイチロー選手の言葉の一部をご紹介します。

人より頑張ることなんてとてもできないんですよね。あくまで測り(はかり)は自分の中にある。それで自分なりにその測りを使いながら、自分の限界を見ながらちょっと超えていくということを繰り返していく。そうすることで、『いつの間にかこんな自分になっているんだ』という状態になって。だから少しずつの積み重ねが、それでしか自分を超えていけないという風に思うんですね。一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、それは続けられないと僕は考えているので。地道に進むしかない。進むというか、進むだけではないですね。後退もしながら、あるときは後退しかしない時期もあると思うので。でも、自分がやると決めたことを信じてやっていく。

これは、受験生にとっても非常に参考になる考えだと思います。テストの点数や偏差値は一気に上がりません。地道な努力を続けることによってのみ、それは達成されます。そして、その過程で大切なのは自分と向き合って、思い通りの結果が出ないときでも自分を信じて続けていくということです。

私たちフォルテも子どもたちを信じて最後まで寄り添っていきます。今日の中3の授業で、子どもたちの想いや希望を色々聞いて、よりこちらの想いも強くなりました。