授業動画を約150本作った末に得たもの。

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

先週27日に緊急事態宣言が解除され、横浜市立の小中学校は本日から実に3カ月ぶりに再開します。それを受けて、フォルテでも本日から全面的に通常授業が再開します。今回はこの期間中のフォルテを振り返ります。

 

緊急事態宣言発令期間中のフォルテの対応

4月7日に緊急事態宣言が出されてから、フォルテでは、各家庭のニーズにお応えするために「十分な予防措置を取った上での通塾」または「映像授業&LINEにより学習管理」のどちらかを選択できるようにしました。実際には、約7割が通塾、約3割が映像授業という内訳でした。

また、上記の希望に関係なく、中学部の理社はすべて映像授業に切り換えて通塾日を減らし、さらにこちらの記事の通り、新型コロナウィルスの感染予防のための対策を講じてきました。

これに加えて学習面では、しっかりと量を確保するために全体として宿題量を増やし、さらに家庭の希望に応じて個別に課題を出すようにしました。しかも、それをただ出すだけではなく、LINEでまたは通塾時に直接進捗状況を確認し、アドバイスをするようにしました。

このリアルタイム感はとても大事で、フォルテが小回りの利く個人塾だからこそできる対応です。

 

動画制作について

4月8日以降、上記の通り映像授業を希望するご家庭のために、我々は通常授業に加え、そのほとんどの授業を事前に動画撮影し、編集した上でYouTubeにUPしてきました。これは動画の撮影→編集→出力→アップロードの手順で行のですが、実は思いのほか時間がかかります。

例えば、約30分の動画を制作する場合。動画自体の撮影に1時間以上はかかります(ホワイトボードへの板書や思わぬ取り直しなどがあるので)。次に編集作業では、動画の不必要な部分を削ったり、重要な部分や補足が必要な部分へのテロップ&効果音入れに1時間以上かかります。そして、出力&アップロードは時間帯によってまちまちですが30分程度はかかります。

このように約30分の動画を制作するのに私の場合は2時間~3時間程度かかります。そして、この期間にUPした授業動画の本数は文理合わせて約150本。手前味噌ながらかなり頑張ったと思います。ちなみにこういった話を同業者の知り合いにすると、「動画だけ外注すれば?」とよく言われます。しかし、それでは意味がありません。あくまでフォルテの主力商品は文系・上村と理系・佐々木の授業なのです。

実際にこの期間中に集団授業の塾で、フォルテと同じように授業動画を配信している大手塾をいくつか知っていますが、そのほとんどが全社統一の動画になっています。つまり、ほとんどの生徒からすると「この人・・・誰?」という先生の授業を見させられるわけです。

もちろん、全社統一で配信するくらいなのでその先生自身は授業が上手でしょうし、大手塾のスケールメリットや合理性からするとこういった選択は間違いではないかもしれません。ただし、それはあくまで塾側の都合であって、その塾に通う子どもたちにとってはどうでしょうか?名前すら知らない大人の上手な授業よりも、(たとえ多少拙かったとしても)普段から教えてくれている先生の授業の方が授業内容がすっと入ってくるものではないでしょうか。むしろ、ここで動画に負けるような授業なら・・・(以下、省略)。

実際に大手塾でも配信されている授業動画に対して「内容がわかりづらい」というクレームや相談が多くあったようです。しかし、その原因のほとんどは授業自体の問題ではなく、受け手側のモチベーションや意識の問題でしょう。

余談になりますが、先日ふと見たテレビ番組で、インターネットの2ちゃんねる(現5ch)の創設者である ひろゆき氏 が学校の先生の役割について「授業は上手い先生の動画とかに任せて、もっと個人のケアをすれば良い」という主旨の発言をしていました。それを見ていて、私は”ひろゆき氏らしいな”と思いました。彼はとても合理的な方です。この件に限らず、彼がテレビやネット上でのコメントは常に合理的です。しかし、じゃあ小中学校の授業を上手な先生の動画で統一して、現場の先生方は授業以外のことに専念すれば子どもたちの学力は上がるのでしょうか。

私はそうは思いません。理由は、既述した通りであまりに子ども気持ちを無視しすぎていると感じます。もちろん授業以外の部分で、今の学校のシステムの中で合理化すべきことはあるとは思いますが。

 

大量の動画制作の功名

このような動画制作。ただ単につらい作業であったからと言うと、実はそうでもありません。パッと思いついただけでも、以下の良い面がありました。

通常授業のクオリティが上がる。

もともと授業はフォルテの主力商品なので、普段から常にクオリティの高いものを提供していると自負しています。それが今回、事前に自分で動画用の授業を撮影し、さらにそれを自分で編集するので通して2回くらいチェックします。こうすることで、最初の自分の授業の改善点が見えてきて、元の授業にさらに磨きがかかります。そして実際に通塾生の前での授業はかなり仕上がったものになっています。

 

授業スキルが上がる

これは、以前の記事でも触れかと思いますが、学校や塾の先生で授業が上手くなりたければ、自分の授業を撮影してセルフチェックするのはかなり有効です。

というのも、キャリアが浅いうちは先輩や同僚に見てもらって指導やコメントをもらう研修であったり、上手な先生の授業を見学することが有効だと思います。しかし、ある程度キャリアを積んで自分自身が指導するような立場になると、自分自身がプレイヤーとして研修に参加するという機会は少なくなります。私自身も、大手塾時代に研修担当官や新人育成担当を経験しましたが、それくらいのキャリアや実力になると自分の授業に対して厳しいコメントをしてくれる人はほぼいなくなりました(仮にいたとしても、素直にそのコメントを受け入れていたのかという別問題もありますが・・・笑)。

キャリアがこのようなフェーズになると、自分の授業を自分自身の厳しい目で見ることが、一番の授業力向上につながります。

 

動画が通塾生の復習用としても機能する。

対面での授業を希望する通塾生についても、希望者にはその日の授業動画を配信しました。改めて動画を見直すことで、苦手な単元をより理解しやすくなります。ただし、その場合も単に動画視聴だけでなく、視聴した上で演習問題でしっかりアウトプットすることが大切であるというのは伝えています。

これは確信を持って言えることですが、どんなに配信する授業動画が優れたものでも、その後のアウトプットがないと力は付きません。ですので、フォルテでは映像授業での受講希望の家庭には授業中や宿題の演習問題をLINEで送ってもらい、それを添削して返信するというスタイルを取ってきました。この添削のクオリティもフォルテの規模だから出来るもので、フォルテの何倍も生徒のいる大手塾にはできないサービスでしょう。

 

結論

この休校期間中、ほとんどの塾は新規の募集はかなり厳しい状況だったでしょう(もちろん、フォルテも良くはないです)。ただし、厳しい状況下でしっかりと塾生と向き合い、とことん試行錯誤した塾ほど、このコロナ禍を期にアップデートすることができた(子どもたちの実力を上げるために提供するサービスの幅が広がった)のではないでしょうか?かくいうフォルテも確実のパワーアップできました。そして、ここで得たものを今後のフォルテ生のために大いに活かします。

そして、各塾の対応は期間中の子どもたちの学習状況にももちろん影響しているでしょう。私たちもフォルテ生が周囲に圧倒的な差をつけられるようにガムシャラに突き進んできました。さあ、どの程度差をつけることができたか。ここから真価が問われます。

今日はここまでです。ではまた!

進学塾フォルテ|俺たちが井土ヶ谷・蒔田・弘明寺地域を熱くする!|各学年12名までの少人数制対話型集団授業

6月1日以降の授業実施に関して

お世話になります。上村です。6月1日(月)以降の当塾の授業実施についてになります。

 

5月27日に緊急事態宣言が解除され、近隣の小中学校も6月1日(月)から再開することを受けまして、フォルテでも全面的に通常授業を再開いたします。

 

具体的には、以下2点です。

①映像授業化していた理社の授業を、対面での授業に戻します。

※中1理社は火曜日、中2・3の理社は土曜日に行います。

※フォルテの定休日も通常通りの金・日になります。

 

②今後の欠席分に関しては、通常通り対面授業での補習をメインに行います。

※実施単元によっては映像授業を配信し、そのあとに質問対応を行う場合もあります。

 

 

ただし、新型コロナウィルスの感染予防には引き続き努めてまいります。具体的には、以下の取り組みを行いますので、何卒ご協力をお願いいたします

 

①職員・生徒のマスク着用

※マスク着用の場合、通常よりものどが渇きやすくなるので、小まめな水分補給を推奨します(フォルテでは、子どもたちが自由に飲めるミネラルウォーターとお茶を開校時よりご用意しています)。

※保護者の方のご来塾の際も、マスクの着用をお願いいたします。

※マスクについては、子ども用・大人用ともに常に数十枚のストックがあるので、お忘れやお持ちでない場合は、通塾時にお申し出ください。無償で提供いたします。

 

②通塾時に全生徒への手洗いの徹底

※除菌に効果があると言われる30秒を目安にやってもらいます。

 

③机・イス・ドアノブなどのアルコール除菌

※開校当初からずっと行っています。

 

④小まめな換気

 

⑤入口に手指用の消毒アルコール設置

 

また、この休校期間での学習量による生徒間での差は本当に大きいと思います。現に中3生は先日模擬試験があり、そこでも個別に課題をコツコツとこなしていた子は(自己採点の段階ではありますが)大きな伸びを見せています。

 

学校からの課題自体も、その取り組み方によっても学習効果は大きく分かれるでしょう。ただし、それ以外にも様々な学習に頑張って取り組んできたフォルテ生は間違いなく周りに比べて力が付いていると思います。

 

保護者の方々におきましても、この休校期間中に宿題の報告など様々な面でご協力いただき本当にありがとうございました。

生徒の皆さんも保護者の方への感謝の気持ちを必ず持ってくださいね。

 

最後にお願いです。今年度の各学校の行事やテストのスケジュールは、例年と大きく変わることが予想されます(すでに横浜市の小中学校では、夏休みが8月1日(土)~16日(日)に短縮される方向であるとHP上にも発表されています)。それに応じてフォルテでも、年度当初立てていた計画を変更せざるを得ないと考えています(特に中3生は夏休み中に行う予定だった入試に向けた特別授業を、学校のテスト日程とのバランスも考えながら前倒しで実施することを検討しています)。そこで、学校の今後の予定がわかりましたら是非フォルテまでご一報ください。よろしくお願いいたします。

 

今後ともよろしくお願いいたします。

4月8日以降の当塾の方針について

お世話になります。フォルテの文系担当の上村です。

昨日夕方、政府により神奈川を含む7都府県に緊急事態宣言が出されました。

現状では神奈川県において特定の業種に対する休業要請はまだ出ていません。一昨日の東京都の措置案を見ると、1000平米以上の学習塾には休業自粛の要請がなされるだろうとのことです。当塾は1000平米という面積を基準とした自粛要請の対象外ではありますが、現在の社会状況を鑑みて、当面の間の授業形態を変則的にします。

現在、守るべきはフォルテ生およびご家族の命と、フォルテ生の学力です。前者は言わずもがなです。後者に関しては、学校が休校の中で塾も完全に休校となってしまって、家で大した勉強もしないで過ごしていると、確実に子どもたちの学力は下がります。以前から申し上げている通り、この休校期間中に生徒間での学力格差は大きく広がるでしょう。頑張れば周りと差が付けることができますし、サボればしっかり取り組んでいる子に差を付けられてしまいます。

そこで当塾では、上記の2つを守ることを前提とした上で、各ご家庭での判断を最大限尊重させていただくために、以下の方針を決めました。

 

当面、中学生の理社授業はすべて動画配信にします。

先日、土曜日の中2・3の理社授業を金曜日にスライドする旨をお伝えしましたばかりでした。そんな中とても心苦しいのですが、9日からの金曜日の中2・3の理社授業は基本休講とし、その代わりに該当単元の授業動画を配信します。生徒の皆さんには授業動画を視聴してもらった上で課題(授業中の演習問題や宿題)に取り組んでいただきます。中1に関しても、14日(火曜)から動画配信で対応させていただきます。

ただし、ご家庭の通信環境などにより自宅での視聴が難しい場合は、当日ご通塾いただき、塾内で視聴をすることもできます(塾内ではWi-Fiがあり、また貸し出し用のタブレットが2台あります)。その際は、各自手洗い・うがい・マスク着用などをお願いいたします。また、体調に少しでも異変を感じた場合は通塾を避けてください。

 

授業動画を視聴するときの注意点

ここで注意していただきたいのが、ただ配信された授業動画を見るだけで終わってはいけないということです。今や映像授業は世に溢れていますが、実はそれを有効に使えている人の割合はとても低いのが現状です。というのも、どんなにすぐれた授業内容でも受け手側(動画を見る子どもたちの姿勢や学力)次第であること。さらに、動画を見るというのはあくまで「インプット」の勉強であり、学習において大切な「アウトプット」の勉強(具体的には問題を解く、口に出していってみる、ノートに書きだしてみるなど)がセットで行われていないことが多いからです。このような「一方通行」のみの動画配信では、残念ながらあまり高い学習効果は望めません。そこで我々はアウトプットの部分にも力を入れています。

ですので、配信された授業動画を見たら(見ながら)演習問題や宿題に必ず取り組んでください。そして、動画内で授業中に行った演習問題については、丸付けした状態で写真に撮って、生徒または保護者の方からLINEやメールで送ってください。こちらで確認し、コメントを返信いたします。

同様に授業内容や演習問題に関する質問もLINE・メール等で受け付けていますので、遠慮せずにご活用ください。

また、動画視聴の際はWi-Fiにつないだ状態での視聴をオススメします。

 

その他の通常授業については、各ご家庭に選択していただけるようにします。

中2・3の理社以外の通常授業に関して、以下の①~③より各ご家庭に選択していただけるようにしました。

①最大限の予防措置を講じた上で、通常通りお通いいただく。

→これまで同様、ご通塾いただきます。当塾では引き続きこちらの記事で示した通りの予防措置を講じます。ただし、子ども達にも極力マスクの着用などのご協力をお願いいたします(とはいえ、この状況ですので、ご家庭にマスクがない場合はご相談ください)。ただし、上記の通り中学生の理社授業は休講になります。

 

②授業動画を自宅でご視聴いただき、授業中にやるべき課題や宿題に取り組んでいただく。

→しばらく通塾を控えていただく形です。この場合、該当の通常授業の時間までに生徒・保護者の方にLINEまたはメールで授業動画のURLを送信いたします(You Tubeにアップロードしている動画を見ていただきます)。生徒の皆さんには授業動画を視聴した上で課題に取り組んでいただきます(課題内容は動画内や動画の概要欄で説明します)。

また、当日までの宿題や授業中の演習問題を丸付けしたページを生徒または保護者の方からLINEやメールで送っていただきます(送っていただくタイミングは、ご家庭の事情に応じて授業時間から大きくずれてしまっても問題ありません)。送っていただく時間帯等によって多少時間差が生じるかも知れませんが、極力確認後すぐにコメントを返信させていただきます。同様に授業内容や演習問題に関する質問もLINE・メール等で受け付けていますので、遠慮せずにご活用ください。

 

③通塾回数を減らして、ご通塾いただく(通塾と動画視聴の併用)。

→①と②を曜日によって使い分けていただく方法です。例えば小6の生徒の場合、月曜日の算数は今まで通りに通塾していただき、水曜日の国語と英語は授業動画を視聴して課題などに取り組んでいただく(これによって週に2回だった通塾回数が週に1回になります)、などです。

 

つきましては、保護者の方より以上の①~③のどの通塾形態をご希望するかをLINEまたはメールでご連絡いただければと思います。

 

教材の受け取りのお願い

以下の学年の教材に関して、未配布となっています。当面、動画視聴のみで通塾を控えられる場合、お手数をおかけしますが教材を取りに来ていただければと思います(どうしても難しい場合は、我々がお届けするか郵送でお送りします)。

中2社会(本日配布予定)

中1英語・国語・理科・社会

小6国語(本日配布予定)

小5算数(本日配布予定)

これらのうち、中1の教材は発注の関係で金曜日の14:00~16:00に教室に届く予定なので、それ以降に取りに来ていただければと思います。それ以外の学年の教材はすでに教室に届いていますので、今日以降取りに来ていただいて大丈夫です(土日は休校になっており、上村・佐々木もいない場合があります)。可能であれば、事前に取りに来る日時を教えていただけると、スムーズにお渡しできます。ご協力をお願いいたします。

 

最後に

先が見えない中、様々な不安があるかと思います。フォルテでは、これまで以上に生徒・保護者の方との連絡を密にして、このような状況でも子どもたちの学習環境が整えられるように頑張っていきます。前代未聞のこの苦境を一緒に乗り越えていきましょう。

ご不便やお手数をおかけすることも多いと思いますが、何卒ご協力をお願いしたします。

 

進学塾フォルテ 上村清人、佐々木高雅

4月中の授業に関して

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

既に多くの方がご存知の通り、横浜市立の小中学校では、6日・7日の入学式と始業式を除き、休校が今月20日まで延長することが発表されました。

フォルテとしての対応ですが、4月6日(月)以降も原則通常通り授業を行います。各学年の新学期の通塾開始日は以下となります。

◆小5 4月6日(月)16:30~

◆小6 4月6日(月)16:30~

◆中1・中2 4月6日(月)19:10~

◆中3 4月7日(火)19:10~

根拠としては、フォルテが少人数制集団授業であるため、極めて人口密度が高い状態になることはありません。また、他の塾に比べて机自体の大きさやスペースに余裕があり、生徒同士との距離もある程度保てます。

ただし、現在の社会状況を鑑みて当面4月中は土曜日の中2・3の理社の授業は金曜日の同時間帯(19:20~21:30)にスライドし、土日は完全休校とします。そのため、中2の通塾曜日は【月・水・金】、中3の通塾曜日は【火・木・金】となります。これに際して金曜日の通塾が難しい子は、別日・別時間帯で個別に対応します。

また、4月中の月曜日~金曜日は自習室を12時から開放いたします。この休校期間中の学習状況によって、今後さらに生徒間の学力差は開いていくでしょう。フォルテ生には、この期間中も学習習慣を止めることなく過ごしていただきたいです。具体的にすでに学習計画をアドバイスしている子もいます。6・7日での学校から休校中の課題が渡されることも予想されますが、それを含めても学習量が足りないと判断した場合は、個別または全体向けに課題を出そうと思います。

さらに、これまで同様、教室としてできる以下の予防措置を行っていきます。

◆机・イス・ドアノブなどアルコール除菌(これは開校時からずっと行っています)

◆必要に応じて授業中の水分補給のすすめ(これも開校時からずっと行っています)

◆小まめな換気

◆通塾時に全生徒への手洗いの励行(30秒を目安にやってもらっています)

◆入口に手指用のアルコール設置

◆職員のマスク着用

とはいえ、実際の通塾に関しましては、インフルエンザ等での学級閉鎖の場合と同様にご家庭の判断にお任せいたします。ただし、発熱・倦怠感・その他体調不良の場合は絶対に通塾をご遠慮ください。またご通塾の際は、咳エチケットなどにもご協力ください。ご欠席の際は、極力振替などのフォローをします。

よろしくお願いいたします。

1期生の入試を終えて~1年を振り返る~

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

今回は、フォルテ1期生の入試がひと段落したので、そこから考えたことをこの1年を振り返りつつ綴っていきたいと思います。

 

1期生の入試結果

トップページには既に載せていますが、以下が1期生の入試結果です。

初年度にして、素晴らしい結果が出たと思います。1年間通ってくれたフォルテ生はもちろん、10月以降の入試対策で年内の日曜日を中心に通ってくれた入試対策受講生のみんな、頑張りました!

 

全員合格ならず…

初年度、残念ながら中3生全員が公立高校合格とはなりませんでした。これに関しては、一講師として私自身の反省はもちろんあります。そして、それは中2以下の指導に確実に活かしていきます。ただ、たとえ厳しい状況でも、「自分がどうしても行きたい高校を受ける」という決断をした子どもたちの強い意思やそれを支持してくれた保護者の方の気持ちは十分知っているので、一概に【不合格=失敗】だと断じたくないとも思っています。

フォルテの方針として、内申・模試の結果や本人の様子をしっかりと踏まえて、志望校の合格判定を厳格に家庭と共有しながら相談していきます。順調な場合は順調であると伝えますし、厳しい場合は正直に厳しいと伝えます。そして、厳しい場合は少し下のレベルの高校を紹介もします。しかし、あくまで最終的に決めるのは本人です。高校受験での受験校の選択というのは、恐らくほとんどの子どもたちにとって人生における初めての大きな決断です。だからこそ自分たち自身にしてもらいたい。これは保護者の方にも何度も伝えていますが、こういった決断を私や保護者の方が主導で行ったとしても、私たちは彼ら・彼女らの先の人生に責任は持てません。もし、仮に私たちが主導で決めてしまい、その結果として壁にぶつかったら、子どもたちは私たちのせいにすることができます(全員がそうするとは思えませんが)。しかし、それが自分の選択であれば何とか乗り越えようとするでしょう。

また、長い人生で考えると、大した努力をせずに得る合格よりも、本当に努力を重ねた上での不合格の方がその過程で得るものは多いでしょう。なので、本当に自分が精一杯努力した上での結果であれば、今回の不合格はそれまでの頑張りをすべて否定するものではないし、単に縁がなかったと考えてほしいです。逆に努力が足りなかった感じるのであれば、その事実を素直に受け入れて今後の人生に活かしましょう。いずれにせよ、今回の受験がすべてのフォルテ生にとって悔いのない受験であって欲しいです。

 

上村自身の不合格経験

私自身の経験もあります。私は中学受験をしました。4つの私立の中高一貫校を受けました。結論から言うと、2つの学校からは合格をもらい、第一志望を含む2つの学校は不合格でした

そこで進学先について考えたときに、当時の私には地元の公立中学校に行くという選択肢はありませんでした。というのも、私は小4の時から電車で2駅離れた中学受験専門塾に通っていました(この件に関しては後日詳しく記事にします)。そして、今考えるとすごく嫌な奴なのですが、正直学校の勉強をなめていました(なので、学校の担任の先生からは心底嫌われていました笑)。そんな自分だったので、受験に失敗して地元の公立中学校に進学したときの周囲からの哀れみの目を想像して、それに耐えられなかったのです。

受かった2校でもどちらの学校に進学すべきかで迷いました。1つは湘南地域にあり、少しずつ進学実績も伸びつつある学校。もう1つは川崎にある大学の附属校でした。両親は、卒業後の大学進学のことも考えて後者を強く推していましたが、私は毎日の通学の便を考えて前者を希望しました(後者の学校は受験時に巻き込まれた東横線の通勤ラッシュが軽いトラウマでした笑)。そして、両親は私の意思を尊重してくれました。

それから6年後の卒業式の日に、両親から「この学校を選んで良かったね。」と言われたことを今でも覚えていますし、自分自身もそう思いました。また進学についても、あの時選ばなかった学校の附属大学よりも上の大学に進学することができました。

 

1年を振り返って感じたこと

入試と中1・2の学年末テストが終わったところで、この1年を振り返って感じたことを自分への備忘録もかねて書き連ねます。

 

俺たちの方向性は間違っていない

フォルテの指導方針である「目の前の子どもたち全員の実力を伸ばす」に関しては、ある程度の手ごたえと反省がありました。

まず模試の偏差値に関しては、掛け値なしに小5~中3まで全員伸びています。もう一度言います、全員です。いや、塾なんだから当たり前でしょ?って思うかもしれませんが、その当たり前が出来ていない塾が実は本当に多いです。ただし、その伸びに関しては幅あるので、ボトムアップをすべく色々改善していきます。

中学生の内申に関しては、8~9割の生徒は入塾時より上がっています。これは当然ながら満足できるものではありません。ただ、上がっていない子の原因は様々で「テストの点数は取れているけど、小テストや提出物がイマイチ」「提出物の評価は申し分ないけど、テストの点数が取り切れていない」など。これは全体として改善すべき部分も多少ありますが、必要に応じて個々に対応しようと思います。

また、今年の中3生の多くは他塾からの転塾生であったため、(詳しくは割愛しますが、)元々通っていた塾でのやり方に慣れてしまっていて、フォルテのやり方を浸透させることに苦労しました。いや、正直言うと、全員には浸透しきれなかったかもしれません。

その意味では、今の中2以下には今年の中3以上の期待しかありません。実際に2月前半には「これ、受験生よりも頑張っているのでは?」と思うくらい頑張っている中1・2生もいました。

決して自分たちの方向性は間違っていない!そう確信できたので、さらにパワーアップして2020年を爆進します。

 

安易な遅刻や欠席が多い子は伸びない

入試の合否に関係なく、これは特に中3全体で本当に強く再認識しました。秋以降は顕著で、部活や情緒を理由に欠席する子はやはり思った以上に実力・成績は伸びないです。もちろん、体調不良やどうしても外せない家庭の用事でも塾に来いという意味ではありません。しかし、どうしても「部活で疲れた」「次の日が朝早いから」「体育祭の打ち上げで」などの理由で欠席する子は伸びないんです。字面だけだと伝わりづらいんですが、ちょっとキツイときにもうひと踏ん張りが頑張れるかどうかが伸びるか伸びないかの大きな分かれ目だと感じています。

 

地域への浸透はまだまだ

井土ヶ谷・蒔田・弘明寺地域は大手塾や個別指導塾が多く、フォルテのような少人数制の集団授業塾はほとんどありません。なので、地域の方々のファーストチョイスはこれらの形態の塾になりがちです。そして、私たちの力不足(というかアピール不足)により、フォルテの名や指導形態はまだまだ地域に浸透していません。フォルテを選んでくれれば、私たちは間違いなく目の前の子どもたち・保護者の方のために本気でやります

先にも書いたように、自分たちのやっていることは間違いないという確信はあるので、それを地域に認知してもらうために動いていきます。既にいろいろ仕掛けていっています。2020年をさらなる飛躍の年にします。

最後に宣伝です。

 

現在、春期講習の体験(新小5~新中3)を受け付けています

各学年まだ空きがあります!お問い合わせください。本気で後悔はさせません

 

今回はこんな感じです。更新頻度上げます。それでは。

 

進学塾フォルテ|俺たちが井土ヶ谷・蒔田・弘明寺地域を熱くする!|各学年12名までの少人数制対話型集団授業

新型コロナウィルス感染拡大と対応について

※3月1日(日)更新

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

既に多くの方がご存知の通り、3月2日(月)から全国の公立小中高が前代未聞の休校措置となります。横浜市では、3月3日(火)~13日(金)の休校がすでに発表されました。

フォルテとしての対応ですが、3月2日(月)以降も原則通常通り授業を行います。根拠としては、フォルテが少人数制集団授業であるため、極めて人口密度が高い状態になることはありません。また、他の塾に比べて机自体の大きさやスペースに余裕があり、生徒同士との距離もある程度保てます。

また、感染の予防のために以下を徹底します。

◆机・イス・ドアノブなどアルコール除菌(これは開校時からずっと行っています)

◆必要に応じて授業中の水分補給のすすめ(これも開校時からずっと行っています)

◆小まめな換気

◆通塾時に全生徒への手洗いの励行

とはいえ、実際の通塾に関しましては、インフルエンザ等での学級閉鎖の場合と同様にご家庭の判断にお任せいたします。ただし、発熱・倦怠感・その他体調不良の場合は絶対に通塾をご遠慮ください。またご通塾の際は、咳エチケットなどにもご協力ください。ご欠席の際は、極力振替などのフォローをします。

そして、すでに複数の保護者の方からもご相談がありますが、休校期間中の学習状況についてのサポートを行います。というのも、「学校が休校」=「春休み」ではないので、この期間にこそしっかりと勉強するかどうかで大きな差がつきます。恐らく明日、学校から休校期間中の課題が出されるとは思いますが、その進め方一つをとっても子どもたちの意識の高さによって大きく学習効果が分かれるでしょう。そこで、フォルテでは休校期間中の子どもたちの学びを止めないために、3月3日(火)~13日(金)の休校期間中に以下のタイムテーブルで教室開放を行います。塾生からの要望があったため、2つの教室のうち、1つの教室では12:00~14:00の時間帯で映画の上映会を行います。もう1つの教室では同じ時間帯に勉強も可能です(多少の音漏れがあるかもしれませんが・・・)。もちろん、これらは任意のものですので、ご家庭の方針を最優先させてください。

さらに現状ですと、小学校低学年に関しては、共働きの家庭などどうしても子どもの預け先がない場合は、小学校を施設として利用できるようです。フォルテでは塾生の受け皿として、ご家庭からの希望があれば午前中から教室を開放いたします。ご希望の場合、必ずLINEまたはメールで前日までにご連絡ください。午前中からいらっしゃる場合はお昼ご飯の準備は各自お願いいたします。

正直、過去に例を見ないほどの騒ぎになっており、何が正解はわかりませんが、我々に出来ることを考えて愚直に行動していきます。一緒に乗り越えていきましょう。

よろしくお願いいたします。

費用について(2024年度版)

費用全般に関して

正直、フォルテの月々の授業料は他塾に比べて高く見えるかもしれません。しかし、大手を始めとする多くの塾がチラシやホームページ上で月々の費用として提示している金額については注意が必要です。

多くの塾では、月々の費用(授業料)に加えて、教材費(中には不要と思える教材を買わせる場合も…)、維持費や諸費、別途のオプション講座の費用・別途の季節講習費用などがあり、結局のところはチラシやホームページに載っている金額だけを見た人が想定していた金額よりも実際の請求金額が高くなることが多いわけです。

さらに、それを事前に面談等で懇切丁寧に説明しているのならまだしも、ろくに説明もせずに入塾を促すケースも中にはあります(これに関しては、面談担当や受付担当の講師または事務の勉強不足・説明不足という場合も多いと感じます)。実際にこの地域でも、すべての費用を含めた年間費用をクリアにしてホームページ上に載せている塾はほとんどありません。しっかり載せているようで、実際は季節講習費用やオプションの入試講座費用が載っていないことがほとんどです。これは塾選びをする保護者の方に対して、とても不親切と言わざるを得ません。消費者感覚からすると、同じ金額を支払う場合でも事前にわかっていて支払うのと、事前に思っていた金額よりも高い金額を支払うのとでは相手に対する心証も変わると思います(もちろん後者の方が心証が悪くなります)。

その点、フォルテでは上記のようなことがないように地域で最もわかりやすい明瞭な費用体系を意識しています。そのため、教材費を授業料に組み込むほか、維持費・諸費、別途季節講習費は一切ありません。また、検定対策講座や特色検査対策講座などのオプション講座についてもすべて費用一覧に明示しております。。

また、フォルテは費用対効果にも絶対の自信があります!例えば、中3の場合、この地域の大手塾の年間の総費用はおおよそ54~60万が相場です。フォルテでは、そもそもの授業のクオリティの高さ、定期テスト対策や各種補習の充実、復習用の授業動画の提供、県内最大規模を誇る模試業者との提携によって得られる最新の入試情報の伝達など、唯一無二のサービスを提供していきます。

※おおよその費用についてはフォルテ調べで、各塾のパンフレットまたはホームページの記載および職員への聞き取りをもとにしています。

塾選びの際には是非、年間費用や費用体系の明瞭さで比べてみてください。

 

費用一覧

 

費用の支払い方法について

フォルテでは、お支払方法は原則として銀行振替になります。ただし、指定の月謝袋による現金でのお支払いをご希望するご家庭に関しては、現金での納入も可能です。

フォルテの日常③「宿題チェック」~神は細部に宿る~

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

フォルテの日常の第三弾は、私が普段行っている「宿題チェック」についてです。

たかが宿題チェック、されど宿題チェック。私なりのこだわりや子どもたちへの強い思い(魂)がここにあります。

<フォルテの日常シリーズ>
第一弾:遅刻生への対応(ココをクリック)

第二弾:模試を受ける後ろ姿(ココをクリック)

 

宿題チェックの仕方

私の小さなこだわりとして、子どもたちの宿題や模試の解き直しをチェックするときには、出来るかぎり何かしらコメントを添えるようにしています。コメント内容は大きく分けると2種類あります。

1つは宿題の内容面に関するもの。これは、子どもたちが間違えた問題のポイントや、逆に誤字・脱字などの指摘です。特に小学生は、毎回の授業の冒頭で漢字テストをしますので、練習してきた漢字が間違っていないか?というのは注意してみるようにしています。また、中3はこの時期になると、入試形式に近い問題を宿題として課しているので、そういった問題へのアプローチの仕方が出来ているかの指摘をするようにしています。

もう1つは子どもたちへの激励や叱咤のコメントです。他愛もない一言かもしれませんが、ただスタンプだけ押すとかよりも、手書きで何かしらを書くことに意義があると思って書いています。これは好みの問題もありますが、手書きのメッセージカードや手紙って、人からもらうと嬉しくないですか?私は過去に教え子や保護者の方からいただいた手紙は、全く大袈裟でなく、自分の宝物だと思っています。

 

コメント書きの例

宿題のコメント書き例  ↓

 

模試の解き直しのコメント例  ↓

 

時には、(愛情をもって)叱咤する内容も ↓

 

 

なぜコメントを書くのか?

なぜコメントを手書きで書くのか?それは「その子のためだけの何か」を与えたいから

私の中ではこれを「エクスクルーシブ感」と勝手に呼んでいるんですが、キャッチーに言い換えるなら、「その子のためだけの特別感」ですかね。これは、開校直後に作ったこのチラシにも書いていることです。

フォルテの講師は2人とも目の前の子どもたちのために本気になれる講師です。なぜ本気になれるのか? それは、子どもたちの小学生または中学生という多感な時期に「自分のために本気になってくれる大人がいた」という経験をしてほしいからです。誰しも大人になれば、嫌でも他人のために何かをしなければならないでしょう。それは仕事のためかもしれないし、人付き合いのためかもしれない。そんなときに、上記のような経験を子どもの頃にしていれば、それが糧となって他人のためにも本気で頑張れると思うのです。

この精神ですね。ここに魂を込めています。宿題チェックや模試の解き直しのノートでのコメントなんて、保護者の方が子どもを塾に預けたり、子どもたちが塾に通ったりする中で、あまり重視している部分ではないかもしれません。言うならば、一般的に塾が提供するサービスの中では、すごく細かい部分ではあるんですけど、私はこういうところにこそこだわりたいと思っているんです。例えば、1回の授業や何か強い思いを込めた一言で、子どもたちに大きな変化をもたらしたり、子どもたちが何かを感じたりすることはもちろんあります。自分が生徒だった時もそういう経験はありました。そして、そういうわかりやすい経験はインパクトがありますし、それ故に子どもたちにとっても記憶に残りやすいでしょう。

でもそれって、アニメや漫画で言うと必殺技に近いものであり、「ここぞ!」という時に機能するものであって、毎回の授業や通塾の度にはその「マジック」は起こらないと思うんです。どんなにわかやすい授業をしようと、それだけでは子どもたちの実力ってつかなくて、結局は一人ひとりに寄り添って見てあげないと効果を薄いわけです。私の場合、その寄り添い方の一つがこのコメント書きです。

最後に、私の好きな言葉を紹介します。ドイツのある美術史家の言葉で「神は細部に宿る」という言葉があって、「物事を大きく見て、小さなことをおろそかにしてはいけない。」っていう意味らしいです。この言葉を知ったときは、まさに我が意を得たりと思って、それ以来、勝手にシンパシーを抱いており、大好きな言葉の一つです。この言葉でいう「物事を大きく見る」とは、私たちで言うところの「志望校に合格する」「学校の内申や模試で良い成績をとる」「自学力が身につく」などでしょう。これらが大事なことは言うまでもありませんし、そんなことは大前提です。しかし、一方で「小さなこと」である、「宿題チェック」「子どもたちとのコミュニケーション」「授業中での何気ない一言」も同じくらい大事なことだと思います。今回は、そういう思いをもって書きました。

今回はこんな感じです。それでは、また近いうちに更新します!

 

進学塾フォルテ|俺たちが井土ヶ谷・蒔田・弘明寺地域を熱くする!|各学年12名までの少人数制対話型集団授業

長時間の勉強大会から得られること

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

今回は、先週の日曜日に行った、中3南中対象の2学期期末テストにむけた勉強大会についてです。また、今回の記事はフォルテレポート9月号に載せたコラムを加筆・訂正したものです。

 

本題の前に・・・

最近、全国のとんでもない個人塾の先生方が集まる爆裂個人塾長会議というLINEのグループに恐れ多くも参加させていただくようになって、メチャクチャ刺激もらっています。そこで最も感じることは、力のある塾の塾長はとにかく行動力が半端なく、フットワークが軽い。そして手数が多い。

ただ、これこそ個人塾の強みで、自分たちが必要だと思ったことに対してすぐに動ける環境が私たちにはあります。私たち自身がプレイヤーであると同時にマネージャーなので、決断と同時にそれが現場にも反映されます。これは後日また正式に別の記事にもしますが、フォルテでも最近ふと、「結構、LINEを使っている個人塾が多いんだな。うちも公式LINEやってみようかなー」と思い立ち、その日のうちに色々調べて、とりあえず公式アカウントを作成し、次の日には告知をして、現在は一部で試験的に導入しています。このスピード感。

ちなみに、この爆裂個人塾長会議の発起人でいらっしゃる、埼玉は川越市にある知る人ぞ知る最強個人塾、学力向上爆裂松江塾の真島先生は、多い時は1日にブログを10件近く更新していますからね。しかも、その独特の語り口は芸術的。ただ、それは単純にセンスが良いというだけでなく、塾講師としての圧倒的な実力ゆえになせる業。私も大手時代から真島先生のブログの読者ですが、本当に学ばせてもらっていますし、ときどき胸をえぐられる感覚を覚えます。そして、それをすぐ活かす。即行動。これが大事なのです。

 

中3南中で勉強大会開催

さて本題。先日のことですが、定期テストを約10日後に控えた中3南中生を対象に午前11時から夜9時30分までの「勉強大会(仮名称)」を行いました。まぁ、休憩時間も含んではいますが、実に10時間半!このうち、授業の時間自体は最後の2時間程度で大半が自学の時間です。

↓この通りです。

 

勉強大会のメリット①

手前味噌ですが、この取り組み、非常に良かったと思います。というのも、勉強って「質」が大切であることは間違いないのですが、最初から“「質」だけ”を求めることはできないと思います。まずは圧倒的な「量」をこなす”。そして、それが自分の糧となって、いつしか「量」が「質」に転化するというイメージです。なので、自分の勉強法が確立していない多くの小中学生は、まずは圧倒的な「量」をこなすことが大切です。

そもそも、子どもが「何か特定の教科や単元が苦手だ」という場合、そのほとんどが「量」の不足が原因です。勉強に限らず、人間には得意・不得意があります。得意なことは、他の人に比べて大して練習せずともこなせるでしょうが、不得意なことは、他の人よりも圧倒的な練習量をこなすことでやっと人並みになるものです。

そこで、例えば「自分が英語や数学が苦手だ」と自覚している中学生は、テストまでに学校のワークを何周やっていますか?恐らく提出前にやっと範囲が終わるといった感じではないでしょうか?英語や数学のテストで毎回9割近くの点数をとる子は3周とか5周とか平気でやっています。

重要なので、もう一度言います。もし自分に何かしら不得意・苦手なことがあると自覚しているのならば、まずは“圧倒的な「量」をこなすこと”から始めましょう。さらに言うと、それを一度で終わらせず継続させましょう。それが実力に変わります。

 

勉強大会のメリット②

内容云々以前にも、“長時間机に向かう”という経験ができたことも凄く子どもたちにとって大きなプラスになるでしょう。これは、“長時間机に向かう”ことってそれなりの忍耐力や体力が必要で、それは実際に机に向かうことでしか身につきません。普段まともに机に向かっていないのに、定期テスト直前になって急に「よし、今日はメッチャ長い時間頑張ろう。」と思っても、思いのほか集中力が続かず、すぐに周りの誘惑に負けてしまう。よくある話です。なので、定期テストの結果は“テスト直前より前の段階でいかに準備が出来ているか”で勝負がほぼ決まります。定期テストに限らず、入試前やこれから先の人生で長時間机に向かって勉強しなければならないときの練習になります。

これも勉強に限った話ではないです。例えば、フルマラソンを走ろうと思ったら、最初は短い距離から始めて徐々に長い距離を走るにしても、本番前にはフルマラソンと同じかそれ以上の距離を走ったり、またはフルマラソンと同じような負荷をかけた練習(多少距離は短くても空気の薄い高地でトレーニングするとか)をしたりしますよね。前半の「量」をこなす話にもつながりますが、“それなりの負荷をかけないと実力はつきません”。逆にしっかりと負荷をかけ続けて手に入れたものは、簡単には失いませんし、長い目で見たときに人生の様々な面で役立ちます。

 

勉強大会のメリット③

さらに、勉強大会ではこちらから子どもたちに大量の課題などは与えません。なので、子どもたちはその時間をどう使うかも考えなければなりません。正直、ある程度のこちらでやることをコントロールしちゃえば、目の前の定期テストでは結果は出る(出ちゃう)でしょう。ただし、それに依存しすぎると、与えられたものしかできないようになってしまいます。これは定期テストの先の高校入試やその先の人生を考えたときに、子どもたちにとって悪い癖となってしまいかねません。

なので、基本的には自分で何をすべきかを考えてもらいます。その考えるという段階で、もしかしたら初めて現在の自分自身と本気で向き合うかもしれません。そして、やるべきことの優先順位をつけていきます。これがとても大切です。正直、まだまだその上では時間の使い方が下手な子が多いです。ただそれはしょうがないことで、この「考える力」は一朝一夕で身につくものではないからです。

つい先日もカリキュラムの関係上、ある学年の授業中に自学の時間をとることがあり、それを前もって子どもたちに伝えていました。ただ、実際にその時間になってみると、「うーん、それ意味あるかな?」ってことをやっている子、いました。単なる時間つぶしの作業でしたね、それは。本人に自覚があるかどうか。これ以外にも、ちょっと気になるところが最近ある子ではあるんで、個別に話してみようかなって思います。

 

さて、どうする?

これを読んでいる、小中学生(特に中3生)。まずは今週末から来週にかけての土日祝のどれかで圧倒的な「量」をこなしたり、長時間机に向かったりしてみませんか。定期テストが近いとか近くないとか関係ないです。行動を起こすなら絶対に早い方が良いです。特に、勉強においてはこのような経験をする時期が早ければ早いほど有利になりますからね。はい、即行動!即行動!

今日はここまで、それはまた!

 

進学塾フォルテ|俺たちが井土ヶ谷・蒔田・弘明寺地域を熱くする!|各学年12名までの少人数制対話型集団授業

他塾からの転塾生にみられる傾向と考察

※こちら、元記事の表現を一部書き改めているリライト版です。

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

今回は、他塾からの転塾に関する話です。夏期講習の体験授業も終了し、新たにフォルテに入塾する子たちも確定しました。フォルテでは現時点で、他塾からの転塾生が塾生の6~7割を占めています。そして、そこから見えてきたざっくりとした印象や考察を書いてみました。ただ、これはあくまでもフォルテに転塾してきた子どもたちの様子や各方面からの話を通しての私見ですので、ご了承ください。

 

新規入塾生に対する特典

井土ヶ谷・蒔田・弘明寺地域では、新規の入塾生や他塾からの転塾生に対して、「入会金無料」「入会初月の授業料無料」「乗り換え割」などを実施している塾が多くあります。ただ、フォルテではこのような特典は一切行っていません。理由は色々ありますが、第一は今通ってくれている保護者の方・子どもたちが損を感じる塾にしたくないからです。

神奈川では大手塾が積極的に行っていることから常態化している「一か月無料体験」や「季節講習無料体験」などの長期の無料体験(正確には授業料無料ですね)はフォルテでは一切行っていません。

フォルテでは、体験期間は原則2週間です(体験期間に模試が重なる場合は3週間)。それよりも長い期間での体験は、後にも先にも開校時の春期講習~4月体験のみです。これは、何の実績もないフォルテに開校時期から興味を持って、または信頼してくれて来てくれた方々への感謝の気持ちです。なので、今後もどの時期においても前述の通り、原則2週間を体験期間としていきます。

次に入塾金に関して。これはそれぞれの塾によって捉え方や設定の仕方があるので一概に何とも言えないところですが、少なくとも最初から取る気もないのに体験期間中の早い時期での入塾を促すために「○月○日までに継続書類提出で入塾金無料!」と謳う塾も実はあります。そんな中、フォルテでは体験生が体験授業後に入塾を希望する場合は、原則入塾金をいただきます(すでに兄弟・姉妹が通塾している場合のみ免除)。これに加え、夏期講習などの講習時期の体験の際は、入塾時に該当月の授業料の半額もいただきます(例:7月末から8月前半の体験の後に入塾の場合は、8月分の授業料の半額をお支払いいただきます)。これも多くの家庭に正規の費用を支払っていただいている中で、新規入塾生獲得のために行き過ぎた割引をすることがフォルテの「目の前の子どもたち・保護者ファースト」の考えに反すると思うからです。常に優先すべきは、すでに通ってくれている子どもたち・保護者の方です

同じ理由で、すでに通ってくれている子どもたちのレベルや雰囲気と明らかに合わない場合は、体験後の入塾をお断りしています。

また、新規入塾生の獲得のためにお菓子やアイスやクオカードなどの露骨に物で釣るような営業行為やしつこい電話営業などもフォルテでは一切行っていません。これらの行為による新規入塾生の獲得は、顧客と塾のミスマッチを生む大きな原因となります。確かに目先の利益を考えると、このような営業方法は短期的には成果を上げるかも知れませんが、中長期的には顧客・塾の双方にとって良くない結果を招くこともあるでしょう。フォルテは、学習塾・進学塾として提供しているサービスに絶対の自信があるため、そのサービスにこそ魅力を感じてもらいたいと思っています

ただ、このように徒然と書いてきたこと(=フォルテのスタンス)が、塾業界全体で言うと少数派であることは自覚しています。なので、うちはいわゆる大衆に受ける塾ではないかもしれません。ただ、うちのやり方・考え方に賛同していただける子どもたち・保護者の方にとっては最高の塾でありたいと常々思っています

 

個別指導塾から転塾

塾生の1~2割を占めているのは、地域の個別指導塾からの転塾です。井土ヶ谷・蒔田・弘明寺地域には数多くの個別指導塾(大手やチェーン塾だけでも5教室)があります。

これらの個別指導塾からの転塾で多いパターンが、「そもそも宿題をしっかりとやってくる習慣がついていない」という子です。恐らく前の塾では、宿題を全くチェックされていないか、チェックをされたとしても忘れたときに「え~、やっていないの~?じゃあ、次はちゃんとやってきてね~。」くらいの指導しかされていなかったと思われます(複数の保護者・生徒からの聞き取りからの推測です)。または宿題の重要性というか意義が伝わっていないか。とは言え、そういう子でも「宿題って何のためにやるの?」って聞くと、「復習のため。」「内容を定着させるため。」とそれらしい答えは返ってくると思うので、結局は本人の自覚や意志次第だとは思います。しかし、その自覚や意志がないようであれば、塾側がやらせる方向にもっていかなくてはなりません。

なので、この手の子はまず宿題をしっかりやってこさせるように矯正していかなければなりません。これが前の塾での通塾期間が長いほど癖になってしまっていて、一朝一夕では治りません。ですので、こちらも根気強く「宿題忘れは授業後にやって帰らせる」、または場合によっては「授業に参加させずに宿題をやらせる」形をとります。ほぼ前者ですが、前回内容の復習・定着すらできていない場合、今回の授業を受けたところで内容の理解が出来ないこともあります。そうなると、本人のためにもならないし、そういう子が混じっていると同じ空間で授業を受けている子どもたちのためにもならないので、後者のような措置を取らざるを得ないです。もちろん、本来はこんな強制力を働かせたくないし、働かせなくても塾生のほとんどは宿題をちゃんとやってくるんですけどね。

このパターンについては、同じ地域内の某大手集団指導塾の教室長の先生も「確かに○○塾(地域の個別指導塾の1つです。)からの転塾生は宿題をする習慣がついていないですね。」とおっしゃっていました。

また個別指導塾からの転塾を考え出したきっかけとしては、「同じ塾に通っているメンツによって塾の雰囲気が良くない」「担当がコロコロ変わることに不満を持っている」などがほとんどです。やはり、個別指導と言えども場の持つ雰囲気が大切なのですね。そして、これは個別指導の形式上仕方ないのかもしれませんが、ほとんどの場合、アルバイト講師を多く雇っているため、各生徒の通塾日や時間帯に対して、常に同じ講師や同じような力量の講師を用意することは難しいのです。

 

集団指導塾からの転塾

塾生の約5割を占めているのが、集団指導塾からの転塾生です。井土ヶ谷・蒔田・弘明寺地域には数多くの集団指導塾(大手やチェーンの塾だけでも6教室)があります。

これらの集団指導塾からの転塾で多いパターンが、「与えられた分の勉強しかできない」という子です。これはテスト対策について書いたこちらの記事でも触れていますが、与えられたものを盲目的にこなすだけになってしまうと、定期テストレベルであればかろうじて結果は出るかも知れませんが、定期テストよりはるかに範囲の広くなる高校入試やその先の高校入学以降の勉強では、「自分で考えて勉強する力(=自学力)」を持っていない子は必ず苦労します

そして、実際問題として、中にはその与えられた宿題すらできていない子もいます。それは前に通っていた塾での達成度別のクラス分けで中~下位のクラスの子に多いです。これは恐らくですが(と言いつつほぼ確信して言いますが)、集団指導塾で各学年が複数のクラスに分けられる場合、上位クラスを力のある先生、下位クラスを力の劣る先生や新人の先生が担当していて、ここでもやはり宿題のチェックの仕方が悪いか、そのような講師に教わっていることで子どもたちのモチベーション自体が低いのでしょう。ここに集団指導塾で全生徒に高いサービスを提供し続ける難しさがあるのです。実際に転塾のきっかけとしても、単に「成績不振」だけでなく、「講師が入れ替わったことで新しい講師との相性(授業力、人間性など)が悪い」というのをおっしゃる家庭が多いです。

「宿題を出す」⇒「宿題をチェックする」というシンプルな話ですが、そういうシンプルな部分にこそ、その塾・講師の覚悟やこだわりが見られます。例えば、以前もこちらの記事で紹介した模試の解き直し。このようにノートで管理する形式のプロトタイプは私が前職の教室長の頃に作りました。こういった形式自体に一定のメリットはありますが、それ以上に私がこだわったのは、提出された解き直しに対する担当講師陣からのしっかりとしたコメント書きです。しかも、私だけでなく全講師がしっかりとコメント書きをすることをルーティーン化していました。これによって各講師の意識も明らかに向上しましたし、こちらの熱を子どもたちも感じてくれていました(その分、講師陣は大変な思いをしていたと思うので、協力してくれていた当時のスタッフには感謝です)。そしてフォルテでは、その方式を正統な形で踏襲しています。はっきり言って、この点に関しては地域内のどの塾よりも熱心にやっている自負があります。だって、子どもたちに提出を本気で促すのですから、それに対して本気で応えるの筋でしょう

↑青い色の書き込みが私のコメントです。↓

いくつかの情報筋から聞いた話では、私が教室長を降りた後もその教室では同じ形式で解き直しをノートで管理していたようです。継続した真意はわかりかねますが、その管理具合を聞くと、私の頃のような講師からのコメントがほぼないどころか、チェック印のハンコすらもないこともあったとか…(念のため、私は実物を見ていないので、あくまで聞いた話です)。まさに「仏作って魂入れず」という感じです。仮にこれが事実であるならば、完全に管理が形骸化してしまっていて(というか既に管理ですらない?)、実のところは提出された解き直しを講師が全くチェックしていないということでしょう。万が一、「見てはいるが、あえてコメントを書かずに、ハンコも押していないだけだ。」などという苦しい主張を講師側がするのであれば、そちらの方が個人的には問題だと思います。というのも、実際にチェックしてみればわかりますが、何十人も生徒がいれば解き直しの中に誤字脱字があったり、正誤のポイントの記述が間違っていたりすることは多々あります。それをノートをチェックしていながら何一つ訂正していないというのは、講師としてどうかしていると言わざるを得ません。少なくともそういった部分くらいは直してあげてほしいですよね。

こう書くと、「お前の塾は少人数制だからできるんだろう?」と言われそうですが、私がこの方式を始めた大手塾時代は中3だけで40名近く、中1~3まで合わせると100名以上いました。そのような教室規模でこのような取り組みをしていました。その分、相当必死でしたが。もちろんこれが模試の解き直しについての最良の方法とは限りません。その塾の講師や生徒によって、色々なやり方があるべきです。だから、このような取り組みをしているから良い、していないからダメとかじゃなくて、自分たちでやると決めたのならば、それなりの覚悟を持って高いクオリティでやれよ、ということです。

これは何も模試の解き直しに限ったことではありません。あらゆるところに塾や講師のこだわりはあるべきで、何よりこういった部分に宿る塾側・講師側の熱量を子どもたちは敏感に感じとるものです。繰り返しますが、やり方は何でも良いのです。そこに覚悟や熱量があれば

 

個人塾からの転塾

このほか、個人塾からの転塾の子もいます。こちらは上記の例に比べると数が少ないですが、どの家庭も話を聞いていると「保護者の方がその塾の先生や塾の雰囲気に不満や不安を感じている」ことで転塾を考え始めたそうです。以前から何度も述べているように、塾選びの根幹をなすべきは「塾の看板や指導形態(集団、個別、自立)」ではなく、「人」です。特にそれが個人塾ならば尚更です。その点では、今回うちに転塾された家庭は、その個人塾にはまっていなかったのでしょう。

 

最後に

今後、傾向が変わるかもしれませんが、とりあえず現状で言えることをつらつらと書きました。

あと、これもまた事実なので、最後に言っておきますが、転塾生の言い分で「前の塾では成績が伸びなくて・・・」といった場合、必ずしも前の塾側に100%の責任があるとは言い切れません。正直、明らかに生徒・保護者の姿勢に問題があることも多々あると思います

ですから、良いものにしろ、悪いものにしろ、口コミなどはあくまで各々の主観によるものなので、あくまで一つの参考程度として、決してすべてを鵜呑みにしない方が良いでしょう。Aさんにとってベストな塾が、Bさんにとってもベストとは限りません。Aさんによってイマイチだった塾が、Bさんにとってベストな塾かもしれません。そしてもちろん子どもと講師の相性もあるでしょう

なので、実際にその塾の先生と話をして、授業を受けてみて、本当に自分に合っていると思う塾を選びましょう。そうやって自分にとって最高の塾と巡り会えれば幸せですよね。私もフォルテでそういう子どもたち・保護者の方と出会えることを楽しみにしています。

今回はこんな感じで。それでは、また!

 

進学塾フォルテ|俺たちが井土ヶ谷・蒔田・弘明寺地域を熱くする!|各学年12名までの少人数制対話型集団授業