「これって将来役に立つんですか?」という質問に対して思うこと。

こんにちは、フォルテの文系講師の上村です。

今回はよく生徒からされる質問について書きました。

 

よく生徒からされる質問

この仕事をしていると、よく生徒(特に中学生)からある種の質問をされます。

 

例えば、

先生、数学の二次関数って将来役に立つんですか?

のような質問です。

 

純粋な好奇心から質問してくる子もいなくはないのですが、大抵の場合、この質問の裏には、

どうせ、将来使わないんでしょ?なのになぜ勉強しなきゃいけないの?

という本音が見え隠れしています。

 

いや、何なら

大人に対して一言物申してやったぜ!

くらいの気持ちすらあるかもしれませんね。

 

実際に同じような質問をお子様からされたことがあるという保護者様もいらっしゃるのではないでしょうか? この質問に対して私なりの考えを述べます。

 

私なりの考え

上記の質問に対して私なりに答えると、

う~ん、役に立つかもしれないし、立たないかも知れない。まぁ、二次関数であれば役立たない可能性の方が高いかもね。でもやらなきゃいけないことだよ。

です。現に日常生活を送っていて、一部を除いて、ほとんどの人にとっては仕事でもプライベートでも二次関数の知識が必要な場面はまずないでしょう。これは数学の二次関数に関わらず、漢文の返り点や理科のイオンなど挙げればきりがないです。

それでも勉強しなければならないです。その理由を今回は3つ、以下に挙げます。

 

理由①「もしかしたら役に立つかもしれないから。」

人間は子どもの段階では、自分が将来どのような仕事に就くか、どのような人と出会うかなど、自分がこの先どのような人生を送るかというのは当然ながら全くわかりません。例えば、今ユーチューバー(YouTuber)として活躍している方々が10年前に同じ青写真を描いていたでしょうか?ほとんどのユーチューバー(YouTuber)がそうではなかったでしょう。

私自身も中学生の頃に、自分が塾の講師になるとは全く思っていませんでした。なので、予め「これを勉強しても将来絶対に役に立たない!」と言い切れることはないと思います。もしかしたら自分がいま嫌々勉強していることが自分の将来の可能性を広げるかもしれません。

同様に、学校での勉強以外のことでも将来役に立つことは多いと思います。なので、色々なことに興味を持つことは非常に良いことです。私個人の経験としては、中学生・高校生の頃に聞いていた洋楽やよくケーブルテレビで見ていたアメリカのプロレスがその後の英語の学習に役立ちました(特に「ウォール・オブ・ジェリコ」とか「ピープルズエルボー」などのプロレスの技の名前は本当に役に立った!)。このような例は誰しも経験していることでしょうし、私自身もマンガ、映画、小説などなど。

しかし、当時の上村少年はというと、

よーし、将来の英語の勉強に役に立つからアメリカのプロレスでも見るぞ!

俺が洋楽を聞いているのは英語の語彙やリスニング力を向上させるためだ!

といった思いは当然ながらありませんでした。単純にカッコいいからプロレスを見ていましたし、トラックやフローが好きだから洋楽(特にHIPHOP)を聞いていました。なので、自分が好きなことや興味のあることに熱中することは良いことです。ふとした瞬間に学校や塾での学習内容と自分の好きなことや興味のあることとリンクすることがあるのです。そしてそのようにリンクした内容ほど忘れにくいのです。

ただ、だからといって自分が好きなことや興味のあることばかりではダメです。それらと自分がやらなければならないことのバランスをとる必要はあります。

 

理由②「嫌なことでも大人になったらやらなければならない。その練習である。」

確かに教科内容としては自分の将来には直接役に立たないかもしれない。ただ、大人になれば様々な場面で自分がやりたくないことや好きじゃないことでもやらなければなりません。苦手な教科や好きじゃない単元の勉強は、そのための予行演習であると考えましょう。

また教科内容が日常生活で必要に迫られることももちろんあります。どれだけ数学や社会が苦手な人でも、自立したら自分の家計について考えなければならないわけです。そのときには収支を正確に計算する力や社会保険料や税金についての知識があった方が良いに決まっています。自立すると自身で不動産や携帯電話の契約をするでしょう。そのときに国語の読解力がなければ、自分にとって不利な契約を結んでしまうかもしれません。

 

理由③「決められた範囲の内容を効率良く理解して、結果を出すことは必要な力である。」

学校のテストや入試で問われる力の本質は、(範囲の広さの差はあれど)あらかじめ出題範囲が決まっている内容を決められた期日までに身につけて、なおかつ結果を出すことです。これは、これから先のあらゆる仕事や日常の場面で絶対と言って良いほど必要になる能力です。これもまた、将来に向けての練習と言えますね。あと今までの経験上、学習する内容に対して「それってテストに出ますか?」という質問をよくする生徒は残念ながらあまり実力が伸びない子が多いです。 こういう質問をするってことはテストに対する意識が強いから、いかにも伸びそうだとも思った方もいるかもしれませんが、実際はその逆です。それはテストに対する意識が強いのではなく、単に学習意欲が低いから必要最低限のことしか勉強したくないのです。逆に教科内容に関係ないような授業中の雑談にも食いつきがよい生徒は実力が伸びやすい子が多いです。これは知的好奇心が強く、人の話をしっかり聞いている子だからです。   

 

やらなきゃいけないと腹をくくった君へのアドバイス

やらなきゃいけないことが理解できたら、目標を設定しましょう。一言で目標といっても、小さな目標から大きな目標まで様々ありますが、苦手な学習内容については小さな目標(短期的な目標)を設定するのが良いでしょう。「学校や塾の宿題でわからない問題をそのままにしない。」「学校や塾の小テストで合格点をとる」などです。そうすることで、苦手なものでも格段に手を付けやすくなります。

 

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