人生を豊かにする芸術作品⑧『gifted/ギフテッド』

こんにちには、フォルテの文系担当の上村です。

このシリーズでは、全小中学生にオススメの映画や小説などを紹介していきます。このシリーズで紹介するのは、私の考える「良い芸術作品」です。

ここでいう「良い芸術作品」とは、その作品に触れることで私たちが「何かしら成長できる」「何かを考えるきっかけを得られる」「何かしらを学べる」「モチベーションが高まる」作品を指しています。

優れた芸術作品(小説でも音楽でも絵画…etc)に触れることで私たちの人生は豊かになります。ここで紹介する良い芸術作品に触れることで少しでも子どもたちの人生が豊かになってくれればと思っています。

第八弾となる今回は、映画の『gifte/ギフテッド』です。

<参考記事>
第一弾:映画『ドリーム』(ココをクリック)
第二弾:映画『ズートピア』(ココをクリック)
第三弾:映画『シェフ~三ツ星フードトラック始めました~』(ココをクリック)
第四弾:映画『トイ・ストーリー4』(ココをクリック)
第五弾:映画『Us(アス)』(ココをクリック)
第六弾:映画『アルプススタンドのはしの方』(ココをクリック)
第七弾:映画『ミッション:8ミニッツ』(ココをクリック)

 

タイトルの「ギフテッド」とは?

この作品の登場人物である7歳の女の子・メアリーは生まれながらにして数学の天才です。このように、生まれながらにして豊かな知性や精神性を持っている子のことを「ギフテッド」と言います。wikipedia情報によると、アメリカの教育省では「ギフテッドとは、同世代の子供と比較して、並外れた成果を出せる程、突出した知性と精神性を兼ね備えた子供のことである。」と定義してる、とのことです。

「ギフテッド(gifted)」は、もともと「贈り物」を意味する”gift”が語源で、「(神から)贈られた才能(を持った子)」という意味でしょう。

こういった生まれながらにして特異な才能を持っている子に対しては、様々な国でそれ相応の教育が用意されています。特にアメリカでは、一般の子よりも短い期間で中学・高校を卒業し大学に進学する、いわゆる“飛び級”が認められている大学がいくつもあります。この他、裕福な家庭では家庭内で高度な教育を行う(ホーム・スクーリング)という例もあるようです。

ちなみに日本でも、一部の大学・学部で“飛び級”の制度はありますが、ほぼその制度は使われていません。というのも日本では、年齢=学年の考えが強いためと言われています。

このような特別な教育が認められている一方で、同年代の一般の子と同じような経験ができないことによる人格形成の問題や同年代の友人ができないなどの人間関係の問題があります。

 

映画『gifted/ギフテッド』とは?

今回紹介する映画『gifted/ギフテッド』(原題『Gifted』)は、その名の通り「ギフテッド」を扱ったヒューマンドラマです。監督はマーク・ウェブという人物で、主人公のほろ苦い恋愛模様を描いた『(500)日のサマー』(2009年)という映画が様々な映画賞で評価され、世界的に一気に有名になりました。また『(500)日のサマー』は、そのクオリティだけでなく商業的にも成功しました。アメリカ映画の中では小規模予算の映画(製作費約7億5千万円くらい)でしたが、その何倍もの興行収入を得たのでした。

その後、映画『アメイジング・スパイダーマン』とその続編の『アメイジング・スパイダーマン2』の監督を務め、この2作品は日本を含めた世界中で大ヒットしました。ちなみに『アメイジング・スパイダーマン』シリーズの1本あたりの製作予算は200億円以上です。

そして、再び『(500)日のサマー』と同じくらいの小規模予算の作品として『gifted/ギフテッド』(2017年)を製作しました。この作品の一般的な評価は、「ストーリーに斬新さこそないが、魅力的なキャストや優秀な製作者によって生み出された心温まる感動作」と言った感じでしょうか。私にとっても見るたびに心洗われるお気に入りの映画の1つです。見るたびに何度も泣いてしまいますので、ハンカチやティッシュの用意が必要です。

ちなみに「ギフテッド」の少女の叔父役として、マーベル映画『キャプテン・アメリカ』で知られるクリス・エヴァンスが主演しています。

 

あらすじ

フロリダの海辺の街で、ボートの修理をして生計を立てている独り身のフランク。彼は、天才数学者だったが志半ばで自殺してしまった姉の一人娘、メアリーを養っている。彼女は、先天的な数学の天才児「ギフテッド」であり、周りは特別な教育を受けることを勧めるが、フランクは「メアリーを普通に育てる」という姉との約束を守っていた。しかし、天才児にはそれ相応の教育を望むフランクの母(=メアリーの祖母)イブリンが現れ、フランクとメアリーの仲を裂く親権問題にまで発展していく・・・。

 

とにかくメアリー役の子役がすごい!

この作品を見て、誰もが感じるであろうことはギフテッド」のメアリーを演じたマッケナ・グレイスの素晴らしい演技です。彼女は大人びた7歳の天才少女を見事に演じ切っています。また、このような大人びた子どもが時折見せる年齢相応の子どもらしさに、私たちは感情を揺さぶられます。叔父のフランクに甘える姿、飼い猫のフレッドと戯れる姿、レゴで遊ぶ姿…などなど。

また、メアリーの親友は近所に住んでいる40代の女性ロバータ。メアリーがロバータと一緒に、ロバータの家でスピーカーから流れる音楽に合わせておもちゃのマイクを持ちながら熱唱しているシーンは、メアリーの子どもっぽさが表れているのと同時に、ロバータとの世代を超えた友情を示す名シーンです。

 

フランクがメアリーを「普通の子」として育てたい理由

メアリーの才能に気づいた周囲は、メアリーに「ギフテッド」向けの特別な教育を受けさせることを勧めます。しかし、メアリーの叔父フランクは、メアリーを同年代の一般の子が通う小学校に通わせて、「普通の子」として育てることにこだわります。それはフランクの姉であり、メアリーの母であるダイアンが望んだことがだったからです。

ダイアンは、100万ドルもの懸賞金がかけられた数学の難問「ナビエ・ストークス方程式」を解く一歩手前まで行くほどの天才数学者でした。しかし、その一方で天才ゆえの苦悩やシングルマザーとしての苦労があったのでしょう。ある日、フランクは思い悩んだ様子のダイアンから何やら相談を持ち掛けられますが、自分のプライベートな予定を優先してしまい、ダイアンの相談にまとも取り合いませんでした。結果、その日にダイアンは自殺したのでした。

フランクは、「自分があの時ダイアンの話をしっかりと聞いていれば…」という後悔の念を常に抱いており、その罪滅ぼしとしてせめて生前のダイアンが最も望んでいたこと(=「ギフテッド」のメアリーに「普通の子」として育ってほしい)を自分が責任を持って実現しようと決意します。

そこで大学教員という安定した職を捨て、都会ボストンから自然豊かで温暖な地フロリダへとメアリーと共に引っ越し、メアリーを実の子どものように愛情を注いで育ててきました。メアリーも自分のことを世界中の誰よりも愛してくれるフランクのことが大好きでした

決して裕福ではありませんでしたが、大好きなフランクや愛猫のフレッド、そして近所のロバータと一緒の生活はメアリーにとってはとても幸せなものでした。しかし、そんな幸せな生活はメアリーの祖母イヴリンが現れることによって揺るがされます。

 

(多少ネタばれ有り)イヴリンがメアリーの才能にこだわる理由

イヴリンは、メアリーが「ギフテッド」であることを聞きつけ、その才能を伸ばすための高等教育を受けさせるべきだと強く主張します。メアリーは、今まで解いたことのないような難しい数学の問題を解いたり、レベルの高い勉強ができたりする環境に対して大きな魅力は感じたものの、それでも大好きなフランクと暮らすことを望みます。

そんなメアリーの意思を無視して、イヴリンはフランクとの生活を強制的に終わらせるため、裁判を起こしてフランクからメアリーの親権を奪おうとします。イヴリンはなぜそこまでしてメアリーの才能を伸ばすことにこだわったのでしょうか。

実は、イヴリン自身もかつて数学の才能を持った人間の一人でした。そして、いつかは歴史に名が残るような数学者になりたいと夢見ていました。しかし、結婚・出産を機に数学者としての道を諦めます。そこで生まれた娘ダイアンに自分の夢を託し、数学者としての英才教育を受けさせました。それは時にダイアンの意思や自由を完全に無視するものでした。イヴリンはいわゆる「毒親」と化し、娘ダイアンのことを自分の夢を叶えるための道具としてしか考えないようになります

ですから、ダイアンが亡くなった今、次は孫メアリーに自分の夢を託そうとしたのです。もちろん優先順位としては、メアリー個人の幸せよりも自分の夢を叶えることの方が圧倒的に高いわけです。

こんな「毒親」に育てられたダイアンですから、「自分の子どもに自分と同じような思いをさせてはいけない!」と考え、メアリーには「普通の子」として育ったほしいと強く望んだのです。

 

(多少ネタばれ有)裁判の行方は?

裁判では、フランク・イヴリンともに激しくメアリーの親権を主張しますが、どちらも決め手に欠けます。ただし、フランク側の弁護士いわく、そういった場合に今回の担当裁判官は両者の経済力を比べるとのことです。一般的に親にお金があった方が、子どもは幸せな生活が送れるはずだと考えられるからです。そうなるとフランクにとっては不利です。大学教員を辞めてからずっと仕事としてやっている船の修理業は、正直儲かる仕事ではありませんでした。

一方でイヴリン側も、イヴリンがダイアンに行っていた常軌を逸した管理と英才教育が裁判の中で明らかになったことで自分たちの分が悪いと思っていました。そこでフランク側に対して、メアリーがレベルの高い教育が受けられて、なおかつ何不自由ない生活が送れるように、メアリーを里子に出すことを提案します。その提案の条件としては、「里親はフランクの家の近くの人であること」「猫のフレッドもメアリーと一緒に暮らすこと」「フランクとメアリーの面会日が定期的に設けられる」などが取り入れられました。

イヴリンが住んでいるのはボストンで、フランクの住んでいるフロリダからは遠く離れていますから、裁判に負けてイヴリンに親権を完全に取られてしまうと、フランクはメアリーに気軽に会えなくなってしまいます。そこでフランクは、悩みに悩んだ末に相手側からの提案を受け入れ、和解という形で裁判は終了します。これによってフランクとメアリーによる2人の生活は終わりを迎え、メアリーは別の家に里子として出されます。

 

(ネタばれ有)メアリーにとっての幸せとは?

メアリーが里子に出されてからしばらく経ったある日、メアリーが元々通っていた小学校の先生からフランク宛てに一通のメールが送られてきます。添付されている写真を見ると、里親のところでメアリーと一緒に暮らしているはずの猫(フレッド)が映っており、さらによく見るとフレッドの新しい飼い主募集のチラシでした。メアリーが大好きなフレッドを自分から手放すはずがありません。

フランクはここでイヴリンが和解案の約束を破っていたことに気づきます。そして、保健所で殺処分直前のフレッドを救い出すと、里親の家に乗り込み、メアリーを取り返そうとします。案の定、里親の家ではイヴリンによる数学の英才教育が行われている最中でした。

そこで明らかになるのが、実はダイアンは「ナビエ・ストークス方程式」を生前に解いていて、それを論文にまとめていたということでした。しかし、母イヴリンへの強い反発から、そのことをイヴリンには伏せておき、イヴリンの死後に公表してほしいということをフランクに伝えていたのでした。

イヴリンはそこで、自分が娘から恨まれていたこと、娘を追い込んでいたのは自分であったことに初めて気づきます。そして、メアリーから手を退く代わりにダイアンの残した論文を受け取り、専門家と協力してダイアンの功績を発表するための手続きに専念することを決めます。

その後、メアリーは昼までは大学レベルの授業を受け、放課後は地元の同年代の子どもたちと一緒に遊ぶことができる生活を手に入れます。ただ、何よりもメアリーにとって幸せなのは、大好きなフランク、愛猫のフレッド、親友のロバータとこれからも一緒に暮らせることです。

 

映画『gifted/ギフテッド』のメッセージとは?

この作品のメッセージの一つは、たとえ貧しくても本当に自分を愛してくれる人と一緒に暮らすことが何よりも幸せであるということですね。

親権争いの裁判中、児童カウンセラーと話をしている中でメアリーはフランクのことを「良い人だ」と話します。その理由を問われたときにメアリーはこう答えます。

「彼は私のことを最初から愛してくれた。」

これはこの作品の中で最も印象深いセリフの1つです。メアリーが「ギフテッド」だから親権を欲しがるイヴリンと、メアリーのことを一人の子どもとして愛してくれたフランク。メアリーにとって、どちらと暮らす方が幸せなのかは明白ですね。

ということで、映画『gifted/ギフテッド』は、万人のオススメできる感動作です。是非、ご覧ください。

 

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人生を豊かにする芸術作品⑦映画『ミッション:8ミニッツ』

こんにちには、フォルテの文系担当の上村です。

このシリーズでは、全小中学生にオススメの映画や小説などを紹介していきます。このシリーズで紹介するのは、私の考える「良い芸術作品」です。

ここでいう「良い芸術作品」とは、その作品に触れることで私たちが「何かしら成長できる」「何かを考えるきっかけを得られる」「何かしらを学べる」「モチベーションが高まる」作品を指しています。

優れた芸術作品(小説でも音楽でも絵画…etc)に触れることで私たちの人生は豊かになります。ここで紹介する良い芸術作品に触れることで少しでも子どもたちの人生が豊かになってくれればと思っています。

第七弾となる今回は、SF映画の『ミッション:8ミニッツ』です。

<参考記事>
第一弾:映画『ドリーム』(ココをクリック)
第二弾:映画『ズートピア』(ココをクリック)
第三弾:映画『シェフ~三ツ星フードトラック始めました~』(ココをクリック)
第四弾:映画『トイ・ストーリー4』(ココをクリック)
第五弾:映画『Us(アス)』(ココをクリック)
第六弾:映画『アルプススタンドのはしの方』(ココをクリック)

 

「タイムループもの」の魅力

今回紹介する映画の大きな特徴は「タイムループもの」ということです。

「タイムループもの」とは、主人公が一定の期間を何度も繰り返すという構造の作品です。最も多いパターンとしては、主人公が何かのはずみで同じ1日を何度も繰り返すというものです。この場合、主人公が夜になって眠ったり、その日のうちに死んだりしたらリセットされて、同じ日の朝に自然と戻ります。

この「タイムループもの」は、今回紹介する『ミッション:8ミニッツ』を始めとして傑作映画が比較的多いです。というのも、「タイムループもの」はそのジャンルの特性上、映画として面白くなる要素を盛り込みやすいと思うのです。

まず、名作・傑作と言われる映画は脚本上の共通点として、「映画の最初と最後を比べたときに、登場人物が何かしらの成長していること」「前半の伏線が後半で回収されること」が挙げられます。

そこで、この「タイムループもの」は、主人公が「タイムループからいかにして抜け出すのか」が肝になるのですが、そのきっかけとして「主人公の成長」が描かれやすいのです。もう少しかみ砕くと、最初は人間性に問題があった主人公がタイムループを通して、人間的に成長するのです。

具体的には、タイムループに陥った当初はズルをして好きな人に好かれようとしたり、欲しいものを手に入れたりといった自分自身の欲望を満たすための行動をします。しかし、同じ日や時間を何百回、何千回と繰り返すうちに、それらが虚しく感じてきます。というのも、一時的な自分自身の欲望を満たすことはできても次の日にはそれがリセットされてしまうし、無限にタイムループをする中で常に感じる孤独感は埋めることができないからです。

すると、他者に目が向きます。最初は気にも留めなかったのに、他者それぞれのことをよく知るにつれて「自分だけでなく、この人たちにも幸せになってほしい」と思うようになります。これが主人公の人間的な成長です。

また、同じ1日を繰り返すということで、同じシーンが何度も繰り返されます。その中でちょっとした変化を加えることで、それが主人公の心境の変化や成長を表すことができます。また、同様に同じシーンを繰り返すことで前半の伏線を張り、後半でそれを回収することも通常の物語に比べて描きやすくなります

このように「タイムループもの」は映画的に面白くなる要素が盛り込みやすいのです。

 

映画『ミッション:8ミニッツ』とは?

今回紹介する『ミッション:8ミニッツ』(原題『SOURCE CODE』)は、2011年に公開されたアメリカ・フランス合作のSF映画です。正直、日本ではあまり知名度が高くないのですが、私個人的には、未だに1年に何度か見返すくらい大好きな作品で、それこそ小中学生から映画好きのおじさん・おばさんまで、幅広い世代の人々にオススメできる傑作です。

ちなみにどうでもいい情報ですが、この作品の監督は、ダンカン・ジョーンズという人物で、この人、実は2016年に亡くなった世界的に有名な歌手のデビット・ボウイの子どもなんですね。

 

あらすじ

シカゴ行きの通勤列車が爆破され、乗客全員が死亡。米軍のスティーヴンス大尉は、政府の極秘ミッションとして、特殊なプログラムを用いて乗客が死ぬ直前8分間の意識に侵入し、爆破の犯人を暴いて次なるテロを阻止する任務を課せられる。何度も犠牲者の意識に送り込まれ、死んではまた甦る、という悪夢のような<8分間>を繰り返し、少しずつ犯人に近づいていく一方で、スティーヴンスの心には次第に疑惑が膨らんでいく。爆破を防ぐことで乗客の命は救えるか?そして、なぜ自分がこの特殊任務に選ばれたのか?事件の真相、そして秘められた謎と禁断の事実に迫っていく彼を待ち受けていたのは…。

 

この映画の魅力とは?

主人公のスティーヴンスは、軍のエリートパイロットでアフガニスタンの最前線で戦っていたはずなのに、目を覚ますとアメリカ国内で朝のシカゴ行きの通勤列車に乗っています。しかも、目の前の女性は自分のことを親しげにショーンと呼んできます。そして、トイレで鏡を見ると、別人の顔になっています。

「えっ、誰?どういうこと?

頭の中がそんな思いで溢れる中、その列車で爆弾は爆破します。そして気づくと、何やら暗いカプセルの中にいました。そこでオペレーターの女性から自分が政府の極秘任務”SOURCE CODE”に参加していることを知ります。そして、オペレーターからの指示通り、爆破事件の犯人を捜すために再度列車の中に送り込まれて、爆破までの8分間の繰り返します。乗客との会話や列車内の様子を調べていく中でだんだんと犯人に近づいていきます。この謎解きのミステリー要素がストーリーの核になっています

さらに、何度も爆破までの8分間を繰り返す中で、目の前の女性や同じ列車に乗り合わせた乗客たちの人生についても考えるようになります。スティーヴンスが送り込まれる爆破までの8分間は、爆破事件で死亡した乗客の記憶(=すでに過去に起きた出来事)なので、彼らが8分後に死んでしまうことはどうあがいても変えられません。スティーヴンスが列車爆破事件の犯人を捜しているのは、次なる爆破事件を未然に防ぐためです。

ただし、もちろん彼らはまさか自分たちが8分後に死ぬなんて思ってもいないので、爆破までの8分間を普通に過ごしています。人間関係が上手くいかず悩んでいる人、列車の遅延にイライラしている人、怖い顔でパソコンとにらめっこしている人など…。そこで、彼らが8分後に死んでしまうこと自体は変えようがないならば、せめて最後の8分間を幸せに過ごしてほしいと思うようになります。これが主人公の人間的な成長の1つです。

また、戦地アフガニスタンに派遣される前にケンカして仲直りせずに別れてしまった父親との関係、そもそもアフガニスタンにいたはずの自分がなぜこの極秘任務に参加しているか、などいくつもの葛藤や疑問も同時進行で解決していきます。

こういったよく練られたストーリーに加えて、派手なアクションシーンも随所にあり、最初から最後まで視聴者の興味を持続させる工夫が凝らされています。

そしてこの映画、終わり方が本当に綺麗で、主人公に感情移入しながら見ていると最後にはいつも胸がいっぱいになります。また、観終わった後にはとても前向きな気持ちになります

最後に大切な言葉を紹介します。

「きっとうまくいく。」

この言葉は、この作品のメッセージの1つです。どんなに勉強や仕事でキツい状況でも、この言葉を忘れずにいましょう。

 

「タイムループもの」傑作4選

ここでは、『ミッション8ミニッツ』の他にオススメのタイムループものを4つ紹介します。

恋はデジャ・ブ

ビル・マーレー主演の1993年の映画で、「タイムループもの」の元祖にして最高傑作と言われています。

主人公の人気天気予報士は、取材先の田舎町でタイムループに陥り、同じ1日を繰り返すようになります。最初は傲慢でスター気取りだった主人公が、思いを寄せる女性を振り向かせるために今までしたことがないような地道な努力をしたり、主人公にとっては何でもない1日がその町のある人にとってはかけがえのない1日であったということに気づいたりします。

この作品以降の「タイムループもの」は多かれ少なかれこの作品の影響下にあると言えるでしょう。

 

パームスプリングス

2020年にアメリカで公開されたラブコメ映画です。これは「タイムループもの」の最新作にして、『恋はデジャ・ブ』を上手く現代風にアップデートしたような作品です。日本では今月9日公開されたのですが、昨年時点でアメリカでの前評判が非常に高かったこともあり、私は公開を心待ちにしていました。

実際に観てみると、「タイムループもの」にこちらが期待している要素をほぼ兼ね備えていて、なおかつタイムループに陥る主人公が2人であること、しかも1人は元々ループしていて、そこにもう1人が加わるという斬新なストーリーのため、多くの「タイムループもの」で描かれる、主人公の抱える孤独感を今までの作品群とは違った形で描くことができていて、とても新鮮です。

また、コメディ要素も多く、映画のタイトルにもなっている砂漠のリゾート地の雰囲気に映画全体のトーンがマッチしています。

一緒に長い時間を過ごす中で、どうしても元の日常に戻って人生をやり直したい主人公と、タイムループの中でそれなりに楽しい人生の送り方を見つけてしまったためにずっとこの1日を送りたい主人公。タイムループに陥った主人公が2人だからこその対比・葛藤・成長が見事に描かれています。そして、2人が迎える清々しいラストも素敵です。今後、間違いなく「タイムループもの」の代表作として名前が挙がるようになるでしょう。

 

ハッピーデスデイ

これは、2017年(日本公開は2019年)のアメリカ映画で、主人公が誕生日に謎の殺人鬼に何度も何度も殺される「タイムループもの」です。

作品中に主人公のセリフで『恋はデジャブ』が出てくるなど、ホラー映画として謎解き要素もありながら「タイムループもの」のツボである主人公の成長をしっかりと描いています。

主人公の女子大学生が謎の殺人犯に命を狙われますが、その原因は主人公自身にあり、謎を解いていくうちに自分自身の行いを反省します。また、イケイケの大学生として他人の目や友人付き合いを優先していた主人公が、自分自身に素直になるのも好感が持てます。

ちなみに続編としてハッピーデスデイ2Uがあります。

 

オール・ユー・ニード・イズ・キル

最後の紹介するのは、『ミッション・インポッシブル』シリーズなどで知られるトム・クルーズ主演のタイムループものです。こちらは、桜坂洋のライトノベルを原作で、2014年に公開されました。

人類が宇宙からの謎の侵略者との戦争中、戦闘に対して逃げ腰のトム・クルーズ扮する軍の広報担当がこともあろうに戦闘の最前線に送り込まれてしまいます。当然、即戦死。しかし、目を覚ますと戦闘前に戻っています。ここからタイムループに突入し、戦死しては戦闘前に戻るを繰り返します。

この作品は、他の作品と違って「タイムループをどう抜けるか」ではなく、「敵をどう倒すか」を探るためにタイムループをします。なので、RPGやアクションゲームをしているような感覚で飽きずに見られます。

今年のゴールデンウィークも昨年に続いて外出がしにくくなりそうですし、この機会に「タイムループもの」の映画を見てみるのはいかがですか?

 

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同じミスを繰り返さないために

こんにちは、文系担当の上村です。

テストや演習問題において一度もミスをしないのが理想ですが、現実は人間誰しもミスはするものです。だからこそ、同じミスを犯さないように気を付ける必要があります。

今回は、同じミスを繰り返さないための意識や行動について書いていきます。

ここでいうミスとは、「実力的には正解できるはずの問題を間違えてしまった」という所謂ケアレスミスのことを指しています。

 

そもそもそれって本当にケアレスミス?

まずは、本題に入る前に子どもや保護者の方の中でも割と多い勘違いについてです。

子どもたちとの会話や保護者の方との面談の際にも「『ケアレスミス』が多いんです~」という話はよく出てくるのですが、それが本当に実力がある中で思わずやってしまった「ケアレスミス」であることは意外と少ないです。ストレートに行ってしまうと、単に実力不足であるという場合が多いです。にもかかわらず、それを「ケアレスミス」と軽視してしまうために、実力不足を補う行動を起こさないので、同様の間違いが繰り返されるというのがあります。

なので、まずは「自分の実力が不足しているのでは?」と考えるのが良いでしょう。また、既習内容でそのような実力が不足している場合は、「知識が不十分である」「アウトプットが不十分で知識や理解が定着していない」「定期的に復習していないので忘れてしまった」などが主な原因だと思います。なので、テキストやノートを見直したり、該当の単元の演習問題に取り組みましょう。

 

ミスをした自覚をする

さて、ここからが本題です。

まず第一に自分が以前したミスを覚えておくことが大切です。また、同様に「自分は〇〇のようなミスをする人間なんだ」と自覚することも大切です。そうすれば、同じようなシチュエーションで、そのときのことがフラッシュバックして同じミスをしないように意識するでしょう。

例えば、以下のような(  )内の一般動詞の形を直す問題の場合。

例題 She(  play  )soccer in the park yesterday.

ここでの正解は played ですが、それを間違えて plays と書いてしまったとします。これは、一般動詞を過去形にすべきところを現在形で書いてしまった時制のミスです。こういった形式の問題は、主語と時制に注目する必要があるのですが、主語には注目できたものの、時制の判断ができなかったのです。

このときに、単に「あー、これは過去形なのかー。」で済ませるのか、「主語がsheだから三単現のsだと思ったけど、文の最後にyesterdayがあるから過去形か。文の最後にキーワードを見て時制を判断することを忘れていたな。次からは文末にも十分注意して解こう。」と考えるのかで次回以降の結果に大きな違いが出るでしょう。

これは日常生活でのミスに置き換えるとよりわかりやすいです。例えば、食卓で家族一緒に食事をしているときに、遠くのおかずを取ろうとして手を伸ばします。自分の手元に運んできたその拍子に近くにあった醬油差しを倒してしまい、自分のお気に入りの白いパーカーが醤油まみれになってしまいました。こういった経験があると、次からは醤油差しの位置を確認したり、何かを取ろうと手を伸ばすときに他のものに触れたり、倒したりしないかを確認するでしょう。これと同じことを勉強でもできれば同じようなミスは減ります。

 

ミスをしないようにする行動の工夫

次にただ自覚をすることに加えて、意識を強める行動が伴うことでミスを防止することができます。例えば、先ほどの問題であれば、注意すべき主語のsheと時制の判断ポイントとなるyesterdayの部分に線を引いたり、〇を付けたりすることで、頭の中だけでなく視覚的にも意識できます

私の経験上からも、こちらが指導せずともこういった行動ができている子はやはりミスが少なく、正答率が高いです。国語の文章読解でも、解いた後の本文を見ると重要だと思う部分に線を引いたり、印をつけている子と、全くそういったものがなく綺麗なままの子とがいます。当然、前者のような子の方がよくできています。

人間は多くの感覚を駆使することで物事が覚えやすくなったり、問題が解きやすくなります。例えば英単語を覚えるときには、ただ英単語を眺めるだけ(視覚のみを使う)よりも、それに加えて実際に描いたり発音したりする(触覚?+聴覚を使う)方が覚えやすいでしょう。

最後に繰り返しますが、人間誰しもミスはします。ただその後に、同じミスを繰り返すのか、繰り返さないのかは自分自身の意識や行動1つで大きく変わります。同じミスを繰り返さないようにしてきましょう!

今回は以上です。ではまた!

 

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フォルテの日常⑥「毎日10問英語という取り組み」~個別指導よりも個人にコミット~

こんにちは、文系担当の上村です。

今回は、中3のフォルテ生のほぼ全員がこなしている「毎日10問英語」という取り組みについて書いていきます。

 

中3は先取りと復習の両方が必要

フォルテでは、通常授業で基本的には入試を意識して、学校の先取りを行っています。具体的には春期講習から「現在完了」「現在完了進行形」「不定詞の応用」「使役動詞」などを順々に扱っていっています。

ただし、受験生としてはこれらと同時並行で中2まで既習内容の復習が必要です。というのも、入試では中1・2の文法ももちろん出題されますし、さらに志望校の合格判定が出る模試(全県模試)で中3内容が本格的に出題されるのは8月以降で、それまでは主に中2までの内容がメインとなるからです。

ですから、中3生には中3内容の先取りと中2までの内容の復習の両方が必要なのです。

 

オリジナルツール「毎日10問英語」

そこでフォルテでは、その復習を行うためのオリジナルツールとして「毎日10問英語」という小テスト形式の問題を使用しています。以下がその1つです。

このように単語の穴埋め・英文の穴埋め・英文の並び替え・英作文の形式で出題されます。これは神奈川県の公立入試問題の問2~5を意識したものです。また、ここで出題する文法は完全にランダムです。塾用や市販にかかわらず一般的な教材は単元が絞られているので、各単元の内容を理解するのには役立ちますが、模試や入試で点数を取る実力を付けるためには、こういったランダムで出題される教材でのアウトプットが大切です。

 

通塾時にチェック&類題

これを子どもたちが通塾する度にチェックし、それぞれの子たちが間違えた問題を確認してその類題を手書きまたは口頭で出題します。それによってできなかったところを確実につぶしていき、力を付けていきます。

チェックは↓のような感じです。

こういう課題って、こちらが与えるだけでも、勝手にこなしていって実力がつく子って一定数はいると思うのですが、残念ながら多くの子は継続的に進めることができなかったり、「やること」だけが目的化してしまって全く実力が伸びなかったりします。なので、課題内容と同じくらいこのチェックが大切だと思っています。

また、もちろんこういった子どもたちとのやりとりを通して、私自身も子どもたちがどの部分を苦手としていかを細かく把握することができ、日々の授業に反映できます。

このように集団授業塾でありながら、一人ひとりをしっかり見ていくのがフォルテの特徴です。今年の中3の伸びにもメチャクチャ期待しています。

ということで、今回は以上です。ではまた!

 

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2期生ストーリー①

こんにちは、フォルテの文系講師の上村です。

ここでは、2期生の1人ひとりにフォーカスして、主に我々目線からの志望校合格までの話を書いていきます。

 

フォルテ史上初の問い合わせの子

この子は何を隠そう、「進学塾フォルテ」に最初に入塾に興味を持ってくれた女の子でした。元々、この子の5つ上のお姉ちゃんを私が大手塾の教室長時代に教えていたという縁もあり、フォルテ開校を知ると、真っ先に良い反応をしてくれました。

そして、開校前に行った最初の体験授業(個別補習)。彼女はお母さんと一緒に来塾し、まだ机が数台しかない殺風景な教室の中で、後ろからお母さんに見守られながら、ちょっと緊張感漂う中で英語の授業を行ったのを今でも覚えています。

 

志望校は憧れの高校

この子には小学4年生のころからの憧れの高校がありました。それは、5つ上のお姉ちゃんが通う高校でした。当時、小学生の彼女の目から見ても毎日充実した高校生活を送るお姉ちゃんがこの子には本当にキラキラ輝いて見えました。

自分もそのような充実した高校生活を送りたい!

お姉ちゃんの高校の文化祭に遊びに行くたびにその思いは強まっていきます。また自分自身が中学生になって志望校を真剣に考えるようになります。そして、いくつかの高校を見学した中でも、やはり彼女の中でビビッと来たのはこの高校だけでした。

私も彼女のそういった思いを受けて、何とかお姉ちゃんと同じ高校に合格できるようにサポートしたいと心から思いました。そして彼女が目指す高校に合格することを考えたとき、彼女の普段の授業態度や定期試験の得点力から、内申点は例年の同高校の合格者平均以上には必ずなるだろうと感じていました(実際にそうなりました!)。ですから、合格できるかどうかは学力試験での点数次第になるなと判断し、とにかく実力を付けて模擬試験の偏差値UPを目指すことにしました。

 

1年以上やり続けた個別課題

中2の冬、入塾時から比べると5教科全体の模擬試験の偏差値は順調に上がってきたものの、英語に関しては少し伸び悩んでいました(模擬試験の英語の偏差値は50そこそこ)。というのも、(これは何も彼女に限った話ではないですが)中1のころは学習する文法事項もそこまで難しくはないので、学校の内申において英語で5をとるのは比較的易しいことでした。そのため、英語の内申に対する認識が甘くなってしまい、他教科に比べて特別な努力をしなかったわけです。もちろん中2になると、「未来形」に始まり、「不定詞・動名詞」「比較」「受動態」など学習内容が少しずつ難しくなるというのも一因としてあったと思います。

そこで中2の1月の半ばごろ。12月に受けた模擬試験の結果返却を兼ねた3者面談で、本人・保護者の方と相談した上で、彼女に対して個別に英語の課題を出すことにしました。それは中1から中2にかけての文法をランダムに出題する小テスト形式で、フォルテでの授業がない日は毎日やる約束をしました。

彼女は正直、自分でやるべきことを考えて実行するのが苦手な子でした。実際に、受験勉強の中で自己分析をして、自分自身でやるべきことをしっかり考えて、実行できるようになったのは中3の冬ごろだと思います(これが早い段階でできる子は実力がより伸びやすい子であったり、公立トップ校に合格する素質のある子であったりするのだと思います)。ただし、そんな彼女にはとても良いところがありました。それは私がやるように指示を出したことは何があっても必ずこなすところです。

こういった素直さ(愚直さ?)がある子は、私の経験上偏差値60くらいの高校までは合格できる可能性があります。それ以上の公立トップ校や準トップ校になると、どうしても先ほど述べたような自分で考えて勉強する力が必要だと思います。または、他者よりも圧倒的な量をこなしているか、ですかね。

課題をやり始めて約1か月半が経ち3月に入ると、新型コロナウィルスの感染拡大により中学校が休校期間に入ると、フォルテでの授業のありなしにかかわらず毎日課題をやるようになります。さらに、当初の文法確認に加え、1日1題長文を解くようにもなりました。これが中3の夏ごろには、より実戦的な問題に対応できるようになるために他県の入試問題の長文を解き始めました。また、時折彼女とマンツーマンで他県の入試問題の本文をその場で全訳をさせました(彼女曰く、この全訳をさせられたのが英語の実力アップに大いに役立ったとのことです)。

この課題を結局入試直前まで1年以上続き、個別課題を貼り付けたノートは6冊にもなりました。また5月以降の全県模試でも英語の偏差値は60を切ることはまずなくなり、10月・12月・1月の全県模試ではいずれも偏差値65以上を記録しました

 

合格への最後の関門は理社

中3になり、英語の実力が飛躍的に上がったことで、3教科での模試偏差値は当初設定した目標の数値を大きく上回るようになりました。しかし、理社が足を引っ張ってしまい、5教科で見ると目標の数値ギリギリといったところでした。それは中3の秋になっても変わらないままでした。

そこで、理社を勉強する時間を物理的に増やすこと、さらに社会は時代判別や年代暗記といった歴史の確実に点を稼げる部分の勉強を徹底することを命じました。すると、ここでも彼女は愚直なまでにそれを実行します。

その結果、社会は模擬試験での点数・偏差値も順調に上がっていき、他県の入試問題を解いてもコンスタントにその年のそれぞれの県平均を大きく上回る点数が取れるようになりました(もちろん中には平均点が公表されていない県のものもありましたが、それなりに人並み以上には点数が取れていたと思います)。

理科は最後まで苦しんでいましたが、入試直前の彼女の実力を5教科総合で見てみると、英語と社会ではある程度の点数が見込める状態だったので、理科で大きく失敗しなければ・・・という状態でした。

 

ついに入試本番→自己採点

今年、神奈川県の入試問題は全体的には明らかに易化しました。それは、彼女が受けた高校のように例年高い倍率で安定している高校においては、例年に比べて合格ラインが大きく上がることを意味します。

フォルテでは、公立受検組は学力検査当日に面接練習と自己採点をしに通塾します。自己採点の結果、彼女の点数は今までのどの模擬試験で取ったた点数よりも高く、去年の同高校の合格者平均を30点近く上回っていました。英語は(緊張のためか普段なら考えられないミスもあった中で)80点を超え、社会に至っては90点を超えていました!内申点でのアドバンテージも入試点数に換算して10点ほどあったことも考えると、これ以上ない出来と言ってよいでしょう。思いっきり褒めました。

ただし、彼女の受けた高校は面接でも例年そこそこ差がつきやすいので、面接練習もばっちりやって万全の状態で翌日の面接に送り出しました。

 

合格発表当日

今年、神奈川県では新型コロナウィルスの影響で、合格発表がWeb上で行われました。公立受検者は県全体でおよそ4万7千人。その保護者の方や関係者も考えると相当なアクセス数になることは必至です。ですので、私個人的には合格発表用のWebサイトがサーバーダウンによってしばらく閲覧できないんじゃないか、と本気思っていました。

しかし、そんなことは全くありませんでした(教育委員会の皆さん、疑ってすみませんでした!すばらしいサイト作成ありがとうございます)。朝の9時から発表だったのですが、その直後の9時3分にはLINEで彼女から報告がありました。

〇〇(←高校名)受かりましたーー!!本当にありがとうございました🙇」

その後、高校で入学手続き用の書類をもらってきた後にフォルテに来てくれました。そこでの彼女の顔は喜びや安堵の表情に溢れていました。

 

最後に

中3の授業がすべて終わった後の先日、改めて彼女とお母さんがご挨拶に来てくれ、わざわざ手土産や手紙をいただきました。そこで、入試後の彼女の様子や合格発表前に姉が自分のことのようにドキドキしていたことなど、いろいろと面白いエピソードを聞かせてもらいました。

その際に私が強調して彼女に言ったのは、「今はまだあくまでスタートライン立っただけであり、大事なのはこれからである」「とにかく英語と数学を中心に今から勉強を頑張りなさい」という2点でした。憧れの高校で最高の高校生活を送ってね!

私個人的には、彼女のような縁深い子と一緒に2年間を歩むことができてとても幸せでした。

 

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新ロゴが完成しました!

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

今回は、進学塾フォルテの新しいロゴをプロの方に作ってもらったので、そのことに関する記事です。

 

開校直後からの使用しているロゴ

フォルテ開業にあたって、ロゴについては私が(言い方悪いですが)数分で適当に作ったものを採用しました。コンセプトとしては、他塾との差別化を図って、通ってくれる子どもたちや保護者の方にとってナンバーワンの塾にしたいという思いから、王冠をつけるというものでした。ちなみにフォントや王冠の色・形をマイナーチェンジしたいくつかパターンがあります。

そういった経緯もあり、フォルテでは毎年中3の夏特訓の際にTシャツを作成するのですが、そこでも生徒や生徒の関係者に描いてもらうキャラクターにも王冠を付けてもらいました。

 

ココナラで依頼

今回、フォルテが3年目に突入するタイミングで、新しいロゴをプロの方に頼むことにしました。

そこで、最近同じようにロゴを作られた知り合いの個人塾の先生にもアドバイスをもらいつつ、ココナラというサイトを利用してお願いすることにしました。ここでは、クリエイターの方が自分の得意な分野のスキルを活用したサービスを出品しています。一方、ユーザーは自分が欲しているサービス(今回の私で言うと、「塾のロゴを作成してほしい」)を検索し、ヒットしたサービス出品者の中から自由に選んでお願いできます。

また、費用に関しても出品者の方が設定するので、出品者によってまちまちです。例えば、「ロゴ作成」で検索した場合、1,500円~50,000円くらいまで幅があります。あとは、予算と出品者の方が提供しているサービスのサンプルやこれまでの実績・評価などから選んでいきます。

今回私がお願いしたのは、前述の知り合いの個人塾の先生と同じ方で、言うならば紹介でした(かと言って、特典の発生とかは特にないです笑)。それがニコデザインさんという出品者の方です。サンプルを見ても、シンプルでキャッチーなロゴが多く、過去の実績・評価もとても信頼できそうに思いました。

 

こちらからの要望

今回依頼をするにあたって、以下の条件でロゴ作成をお願いしました。

「シンプルなデザイン」

「フォルテのアイデンティティである王冠を入れる」

「フォルテのイメージカラーである赤を入れる」

そして、最初のやりとりから(土日を挟んで)4日後には、初稿として3案が出品者の方から送られてきました。それがどれも素敵で、正直1つを選ぶのが難儀でした。

理系講師の佐々木とも話し合って結果、1つに絞り、その旨をお伝えしました。そこから、色の微調整をしていただきました。

 

新ロゴ完成

そこで完成したのがこれです!

チラシ等では次回からこちらのロゴを使用していきます。

今回、改めて新ロゴの作成を依頼→完成して感じたのはプロの仕事の素晴らしさでした。前述の通り、今回採用しなかった案も本当に出来が良くて、短い期間でこれほどのものが提示できるのは、流石プロ!という形でした。

我々もスキルを売りにした仕事を生業としている端くれとして、大変刺激を受けました。

今回はこんな感じです。ではまた!

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2021年度入試を終えて~2期生の奮闘の結果~

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

今日が神奈川県の公立高校入試の合格発表でした。ということで、今年の中3生について、私自身が感じたことを個人の反省や備忘録も兼ねて記しておきます。

 

2期生の合格実績

以下が今年の中3生の合格実績です。

フォルテ開校以来初めての公立トップ校への合格(2名)を始め、素晴らしい結果を子どもたちが出してくれました。

言うまでもありませんが、子どもたちの合格した高校の偏差値に我々の喜びが比例するわけではありません。もちろん、トップ校のような上位校に合格するためにはそれ相応の努力が必要ですし、実際にトップ校に合格した2名の努力を間近で見ている我々からすると、2名の合格は本当に嬉しいです。

ただこの2名だけでなく、子どもたち一人ひとりにドラマがあります。小学校の頃から憧れていた姉(私の教え子!)と同じ高校に、コツコツ努力を重ねて合格した子。模試ではずっと厳しい判定だったけれど、それでも覚悟を決めて入試前に誰よりも必死に頑張って逆転合格した子。入塾時に英語のbe動詞と一般動詞の文のルールの違いすらわからなかったのに、入塾後に英語が好きになり、入試でも7割近くとって英語に力を入れている高校に合格した子。内申の低さを圧倒的な得点力でカバーして合格した子。5教科で思ったような点数が取れなかったけれど、それでもあきらめずに面接で高得点を取り見事合格した子。どの子に関しても、それぞれのここまでの道のりを思い返すだけで胸が熱くなります。

また今回の結果によって、フォルテが上位~中堅レベルまで様々なレベルの公立高校に対応できる進学塾であることを客観的に証明できました。これは、現中2(3期生)以下の学年で上位の公立高校を目指して日々頑張っているフォルテ生やその保護者の方に少しでも安心を与えることができたと思いますので、それもまた喜ばしいことです。

さて、ここからは2期生のこれまでの頑張りやその頑張りを間近で見てきた私が感じたことなどについて、書いていきます。

 

他の人がやっていない時期にしっかり取り組む子は強い。

この1年を振り返る上で、新型コロナウィルスの流行による学校の休校期間中のことは避けて通れません。この期間中、フォルテでの中3生の多くは、個別に自己の課題に取り組んでいました。この約2か月間の学習の内容面はもちろん、学校がない中でしっかりとした学習習慣をつけるといった意味でも中3生にとって大きな期間でした。

また、この1年間で2期生に口酸っぱく言ってきたのが、「学校の定期テストが終わった日は、君たちにとって特別な日でも何でもない」ということです。つまり、中3ともなれば、定期テストの最終日であることが、その日は勉強をしなくてもよいという免罪符にはならないのです。なので、個別課題を課している子には、定期テストの最終日だろうが関係なく報告を求めました。それが結果的には、彼ら・彼女らの実力を伸ばすことにつながったと思います。このように他の人がやっていないときにしっかりやるからこそ伸びるのです。中には入試が終わったその足で自習に来た中3もいました。

 

量をこなすことは大切。

中3になってかなり実力が伸びた子に共通することは、ある程度の基礎を身につけた上で、アウトプットのために演習量を多くこなしていたという点です。もちろん、ただ解くだけではほとんど意味がありません。一つひとつの問題を丁寧に解いて、間違えた問題があったら、なぜそうなるのか?というのを納得するまでがセットです。

特に中2や中3にもなると、勉強を「時間」ではなく、「量」で区切ると良いです。逆に時間のみで区切って、勉強をした気になってしまっているのが一番危ういです

2期生は、特に社会は12月以降で全国入試の問題をガンガン解いていきました。その結果、今回の易化の影響もありますが、(中3の夏以降の入塾を除く)フォルテ生の平均点(開示点)は92.5点(トップ校合格者は2名ともに満点)でした。

 

努力を伴う継続は力。

今年の中3生(2期生)が中1から中2に進級するタイミングでフォルテは開校しました。今回、入試を迎えた半数以上は開校まもなくから通ってくれて、その分我々としても特に思い入れが大きかった子たち(いわゆる初期メンバーですね。)でした。さらにその後に中2時点で数名が入塾しました。

彼ら・彼女らは、全員が入塾後に成績が大きく上がり、平均内申UP数(入塾時→中3後期)は4.7模擬試験の平均偏差値UP数(入塾後初の育伸模試→全県模試1月号)は9.5でした。このように通塾歴の長い子ほど、成績・実力の伸びが大きいのは塾としてはとても健全なことではないでしょうか?

ちなみに、中1からの通塾生が多い、現中2(新中3)生はこれ以上に伸びるでしょうし、その雰囲気や気配は大いに感じています。

 

全員が頑張る、だから伸びる。

そして、入試前にグッと実力が伸びたのもこの初期メンバーたちを含む中2の頃からの通塾メンバーが中心でした。(もちろん中3からの入塾生も伸びるのですが、)彼ら・彼女らは勉強に対する姿勢や基礎体力がしっかり鍛えられているので、圧倒的な量をこなす入試前には特に伸びやすいのです。

最後の数週間はまさに戦う集団として抜群の雰囲気の中で、全員が前向きに目標に向かい、本番の日まで駆け抜けました。はっきり言って、ヌルいことをやっている子がいないので、実力が伸びるには最高の環境・雰囲気と言えます。

 

この流れを中2以下にも引き継ぐ。

今回、入試の合否発表が朝9時からWebで発表ということで、子どもたち・保護者の方からの合否の連絡は例年よりもかなり早かったです(一番早い子は9時3分でした)。10時すぎにはほぼ全員の結果が出そろいました。

実は、このブログ記事自体ももっと早めの時間に上げようと思えば上げられたんですが、それよりも塾生向けの速報お便り(フォルテレポート入試当日号外)の作成を優先させたので、こんな時間になってしまいました。

そして早速、中1・2の何人もの保護者の方から反応もいただきました!また、配布したときに多くの子たちが目を輝かせながら号外を読んでいました。来年、再来年のフォルテレポートに載るのは間違いなく君たちだ

 

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地域のおすすめの飲食店様をご紹介します!

フォルテでは、地域の飲食店様を全力で応援します!

そこで我々の応援する井土ヶ谷・蒔田・弘明寺の飲食店様をご紹介します(随時更新)。

是非、ご利用下さい!

アリラン飯店 井土ヶ谷本店様

 

◆定休日:木曜日

◆営業時間:11:00~20:00(緊急事態宣言中は時短営業中)

◆TEL:045-715-4103

◆場所:南区井土ヶ谷下町18-4

◆テイクアウトOK!

井土ヶ谷で創業42年目を迎える焼肉店です。鹿児島県から直送のおいしい薩摩牛を堪能できるお店で、地元DeNAベイスターズの選手を始めとする多くの著名人の方も御用達の名店です(店内にサインも多く飾られています)。タウンニュースさんのこちらの記事でも紹介されています。

 

チャイナ飯店様(常設子ども食堂)

◆定休日:月曜日

◆営業時間:11:00~20:00

※15:00~17:00は休憩時間

※酒類の提供は19:00まで

※20:00~22:00はテイクアウト・配達のみ可能

◆TEL:045-742-2702

◆場所:南区 井土ケ谷中町 157 ダイアパレス井土ヶ谷1F

◆テイクアウトOK!

◆Uber Eats / 出前館 / food panda / 近隣自社配達 対応

Twitterアカウント

井土ヶ谷中町にある、各種メディアでも紹介された創作メニューや本格中華が味わえるお店です。また、大人気の鶏肉チャーハンを始めとするデカ盛りメニューを出すお店としても有名で、コストパフォーマンスは最高です。 

タウンニュースさんのこちらの記事こちらの記事でも紹介されています。

 

今後も随時更新していきます。

※大したお力になれないかもしれませんが、井土ヶ谷・蒔田・弘明寺地域の飲食店様で掲載希望がありましたらお気軽に【045-334-8930】までご連絡ください。

来年度(令和3年度)の公立高校入試について続報

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

先日、来年度(現中3生対象)の公立高校入試について、新型コロナウィルス感染症拡大防止に関連しての対応が神奈川県の教育委員会から発表されました。以下にポイントをまとめました。

 

ポイント①志願手続きの郵送対応が可能に

今までは、公立高校の志願の手続きは志願校に直接行って願書を提出するという窓口対応のみでした。しかし、今年度は窓口対応に加えて郵送でも可能になります。ただし、郵送対応と窓口対応とでは受付期間が異なりますので、ご注意下さい。

 

ポイント②入試会場での感染予防対策

入試の会場となる各公立高校では以下のような対策がとられます。

■受検生同士の間隔を1m程度確保

■受検生のマスク着用

■会場内にアルコール消毒液設置

■換気の実施

これに加え、受検生は志願手続き後に高校側から配布される「健康観察票」を持参します。これは、当日の体温や体調等を記入する用紙です。

また、2月15日(月)の入試当日に体調がすぐれない場合は、その日は受検を見合わせ、2月22日(月)に実施される「追検査」を受検する形になります。「追検査」は5教科のみの実施で面接や特色検査は実施せず、それらについては中学校側から高校に提出される資料が選考材料となります。

この他、新型コロナウィルスの感染者または感染者との濃厚接触者と認定され、2月15日(月)の「学力検査」および2月22日(月)の「追検査」を受検できなかった受検生に関しては、希望者に対して3月10日(水)に追加の学力検査を実施します。

さらに募集の時点で定員に達しなかった(=定員割れの)公立高校が行う2次募集についても、同じく後日「追加の2次募集」という形で対応がされます。

このように入試においては、様々な対応が用意されています。今や誰が感染してもおかしくない状況ですので、予めこういった制度があることを念頭に置いておきましょう。

 

私立の入試にも動きあり

このような対応の動きは私立の高校にも広がってきています。というのも、神奈川県の場合は私立の併願や推薦はほぼ中学校の成績(内申)で決まり、合格者を選抜するという点では筆記試験自体が形骸化している学校も多くあるからです。そこで、こういった状況の中で書類選考に切り替える私立高校も増えてきています。

現時点で以下の高校はすでに発表した募集要項を変更し、書類選考中心の入試にすると発表しました。

■横須賀学院高校
→コースアップや特待を希望しない専願・併願の生徒はすべて書類選考。
※オープン入試は予定通り実施。

■鵠沼高校
→専願・併願の生徒はすべて書類選考。
※オープン入試は予定通り実施。

■湘南工科大学附属高校
→専願・併願の生徒はすべて書類選考。
※特待希望者や専願入学者は3月に学力試験実施。
※オープン入試は予定通り実施。

 

今回は以上です。今後も情報を発信していきます。

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日本語の語句や英単語の意味調べの注意点

こんにちは、フォルテの文系担当の上村です。

今回は、国語の語句や英単語の意味調べをする際の注意点についてです。

 

感心した中2女子の質問

さて、先日のこと。少し感心したことがありました。それは、授業前に国語の模試の解き直しをしていたある中2女子が「先生、『目から鱗が落ちる』ってどういう文で使うんですか?」と質問してきたことです。

感心したのと同時に「あ、この子は絶対に伸びる子だな。」と思いました。

 

意味調べは例文とセットで!

フォルテでは、小5~中3まで模試実施後には必ずその解き直しを宿題として課します。そして、国語の解き直しのときには、模試の問題に登場した語句についてその意味が分からない場合は調べるように伝えています。

そういったときに大抵の子は、辞書やインターネットを使って意味を調べてメモして終了です(まあ、一般の小中学生のレベルからすると、このように意味を調べてメモするだけでもかなりましな方だと思いますが)。

これは国語に限った話ではなく、英語でもわからなかった英単語や英熟語については、自分で調べるようにしてもらっていますが、やはりここでも多くの子は意味だけをメモして終了です。

しかし、ここで終えてしまうのは非常にもったいないです。日本語や英語に関係なく、言葉はそれ自体の意味を知っているだけでは不十分です。その言葉を実際に文章や会話の中で、どういった意味やつながりで使うのかを理解して初めてその言葉は自分のものになります。ですので、必ず言葉の意味を調べる際には例文もセットで調べるようにしましょう

あとは実際にその言葉を使って身のまわりの人々と会話をするのも非常に効果的です。相手が大人であればより良いでしょう。なぜなら、使い方やニュアンスがおかしければ、その場で訂正してもらえるからです。言葉の中にはどうしても辞書の中の意味だけでは伝わり切らないニュアンスや使われ方があります。

同様に学校に提出するノートにおいても、単純な語句や英単語の意味だけでなく、例文も添えて書いておくと先生からの評価は圧倒的に高くなります。なぜなら、先生を含む多くの大人は、語句や英単語の意味を調べるときには例文とセットで調べることが自然と身についているからです。

現在、小5・小6・中2・中3では国語の授業冒頭に語句のテストを行っています。これもまた、単に語句の意味だけでなく、実際の文脈の中での使い方を身につけて欲しいから行っています。こういった語彙力は、文章読解を行う上で必要不可欠です。

 

英単語を調べるときは品詞を意識する!

これに加えて、英単語に関しては品詞を意識するとさらに良いです

私の経験上、英語が苦手な子は十中八九、この品詞への意識が低いです(というより、そもそも日本語の単語の品詞すら非常に怪しいです)。入塾したての子どもたちに対して、英語の授業中に「これって何詞?」って発問すると、名詞や動詞などの答えはまだ返ってきやすいですが、前置詞や副詞や助動詞などはほぼ返ってこないです。

これは、恐らく中学校の授業であまり品詞について触れていないからだと思います。名詞や動詞が答えとして返ってくるのは、とは言え授業中に先生が説明の中で口にする回数や頻度が高いからでしょう。逆に言うと、普段の授業から品詞名をしっかり使っていれば子どもたちにも浸透すると思います。

実際にフォルテでも、通塾歴の長い生徒ほどこういった発問に対してしっかりとした答えが返ってきます。それは私が意識的に授業中に品詞の名前を挙げているからです。高校以降の勉強を考えても、品詞への意識が低い子は必ず言語系の教科は伸び悩むでしょう

初めて見る英単語でも、辞書などで品詞を調べてみると、必ず自分が今までに習ったことのある何かしらの単語と同じ品詞です。ですので、自分が今まで使ったことがある単語と同じように英語の文の中で使えばよいのです。普段からよく使っている日本語の言葉の場合は、今まで日本語を日常的に使ってきた経験の蓄積により、そういった品詞を意識しなくてもある程度の会話は成り立ちますし、簡単な文は作れます。

逆に言うと、日本語を勉強したての外国の人が話す日本語に対して、私たちが違和感を持つのはその人にこの蓄積や細かい品詞の理解がないからです。そこで、英単語や熟語を調べる際に最悪なのは、こういった品詞や例文の全く載っていないGoogle翻訳などで済ませることです。これはYahoo!やGoogleで「〇〇(←調べたい英単語)  意味」などで検索すると最初に出てくるので、一見とても便利ですが、明らかにおかしな翻訳もたくさんあり、場合によっては子どもたちの学習の妨げになってしまうでしょう。インターネットで調べるのなら、少なくともWeb上の辞書や辞典のサービスを利用すべきです。

 

今回のまとめ

◆日本語の語句や英単語を調べるときは、言葉の意味だけでなく例文もセットで調べましょう。

◆調べた日本語の語句を深く理解するためには、身のまわりの人との会話の中で使ってみましょう。

◆英単語は品詞もセットで調べるようにして、すでに知っている英単語と結び付けて覚えましょう。

 

こういった勉強の仕方は、小学校・中学校の内容にとどまらず、その先の勉強でも必ず役立ちますので、今のうちにしっかりと身につけておきましょうね!

今回はここまでです。ではまた!

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